戦争責任と原発責任――誰がどんな順に「戦争や原発の責任」を負うべきなのか

────────────────────────────────────────


http://passion-fruit.blog.so-net.ne.jp/2012-06-23 (出典)
<註>上記の説明では「移住権利ゾーン」「移住義務ゾーン」しか書いてありませんが、「放射能管理ゾーン」を入れれば、九州は別としても関東以南のほとんど全てが管理ゾーンになるでしょう。

────────────────────────────────────────
今後の抗議運動については下記のような便利なサイトがありますので、ぜひそれを御活用ください。

脱原発デモ集会の開催情報
http://www47.atwiki.jp/demomatome/

────────────────────────────────────────
前回のブログで「私の推測=仮説では、原発を裏で推進している勢力は次の三つであり、野田首相はこの裏勢力が担ぎ出した単なる御神輿(おみこし)に過ぎない」として、下記のように書きました。

第1勢力:平和憲法を改悪し(仮想敵国として中国・北朝鮮の脅威を煽り立てながら)日本を核大国=軍事大国にしたいと思っている政治家その他
第2勢力:原発を輸出することによって巨大な利益を得ようとしている巨大企業(これは同時に日本を兵器輸出ができる国にしたいと思っている勢力です)
第3勢力:「原子力ルネサンス」というスローガンを掲げながら、ブッシュ氏ですらやらなかった原子力産業に乗り出したアメリカ=オバマ政権

そして前回のブログでは、日本=野田政権がアメリカ=オバマ政権の傀儡(かいらい)になっていることを、ヒラリー国務長官の発言と、原発事故直後の日本政府による行動で、検証してきました。

さらに7月23日(月)、住民の意向を無視して垂直離着陸輸送機オスプレイの配備が米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に強行搬入されたことで、日本=野田政権がアメリカ=オバマ政権の傀儡(かいらい)になっていることが改めて明らかになりました。

しかし今回のブログでは、別の観点から、もう一度「なにが脱原発を妨げているのか」を考えてみたいと思います。

────────────────────────────────────────
前回のブログでも書いたように、『肉声でつづる民衆のアメリカ史』の翻訳出版の疲れが出たのか、正直なところ、私は今もあまり体調が良くありませんし、ブログも本来の目的である「英語教育や国際理解(とりわけアメリカ理解)」のほうに徐々に重点を移していきたいと思っています。

しかし、原発事故=「日本沈没」という危機を目の前にしていると、なかなかそうもいかず困っています。ましてや、「おおい原発の再稼働」の要望書が地元おおい町や福井県の側から出されたニュースを聞くと、やはりどうしても書かずにはいられない気持ちになってきます。

というのは、他の人があまり書かないことで、言っておきたいことがあることに気づいたからです。それは原発事故が起きたときの責任を誰がどんな順にとるかということです。このことが明確に自覚されていないから、上記のような地元の動きになっているのではないかと思うからです。

────────────────────────────────────────
福島原発事故が起きて、その責任を問う運動が起きていますが、その焦点は東電や政府に向けられています。東電の株主総会で、株主が経営者の責任を厳しく糾弾して、その退陣を求めたのも、その一貫でしょう。

しかし、株主が「今回の事故のため東電の株価が大きく下落したから責任をとれ」と言うだけだとしたら、何かが間違ってはいないでしょうか。今回の原発事故で東北・関東どころか東海・北陸地方まで死の灰が撒き散らされたのは明らかです。

地下鉄サリン事件で猛毒をばらまいたことで最初は無実のひとが刑事責任を問われ、それがあとで「オーム真理教」という宗教団体の仕業ということが明らかになり、死刑を含む強い求刑がおこなわれたことは周知の事実です

(ただし発達した資本主義国で「死刑」という制度があるのはアメリカと日本だけです)。

もしサリンという猛毒をばらまいただけでこれだけの罪に問われるのであれば、放射能という「サリンよりもはるかに強力な猛毒」をばらまくことに手を貸したひとたちは、もっともっと重い罪に問われるべきでしょう。

東電という会社が「サリンよりもはるかに強力な猛毒」をばらまいた直接の下手人だとしても、そのような会社に資金を出して悪行を手助けした責任は、株主にはないのでしょうか。

かつて南アフリカ共和国がアパルトヘイトという残酷な黒人差別制度を維持していた頃、「そのような残酷な制度を維持している南ア政府と貿易をしている企業には出資するな」という強い運動がアメリカの大学で広がりました。アメリカの大学では株を購入して経営資金にあてているところが少なくなかったからです。

だとすれば、株主が総会で「今回の事故のため東電の株価が大きく下落したから責任をとれ」「俺は損をしたから弁償しろ」というだけだとしたら、どこか倫理観に問題があると言えないでしょうか。死の灰を日本中にばらまくことに手を貸した自分をも糾弾しなければ、公正を欠きはしないでしょうか。

────────────────────────────────────────
同じことが原発を受け入れた自治体にも言えはしないでしょうか。確かに原発事故が起きたとき、死の灰を真っ先に浴びたのは地元の住民でした。その意味では死の灰の「被害者」であることに間違いありません。

しかし、他方で事故を起こす可能性がある原発を受け入れたことで、その自治体(および自治体住民)は、死の灰を撒き散らす「加害者」にもなることを引き受けたのではないでしょうか。

(福島の場合、死の灰の90%が幸いなことに海に流れました。しかし福井の場合、福島の9倍が京都・滋賀・大阪その他の陸地に撒き散らされるのです。そのことをどのくらい地元自治体は自覚しているのでしょうか。)

もちろん住民の中には一貫して原発に反対して村八分にされ、その結果「沈黙を強いられた」ひとも少なくありません。東電の札束攻撃や政府お抱え御用学者の甘言に屈したひとも多かったことでしょう。

しかし,だからといって「原発を受け入れたことによって、事故時には他地区にたいして加害者にもなる」責任を免れたわけではないでしょう。

(これは、東京大空襲や広島・長崎の被害者が、日本がアジアにとって侵略者=加害者であったという事実を覆い隠すことができないのと同じでしょう。)

逆に、そのことの自覚がないからこそ、おおい町や福井県のように、臆面もなく再稼働の要望書を出してくることになるのではないでしょうか。

(これは日本政府が、中国や朝鮮にたいしておこなった戦争責任を認めて正式に謝罪しないどころか、ことあるごとに反中国・反北朝鮮の世論をつくって平和憲法を破壊し、核大国・軍事大国になろうとしているのに似ています。)

(また、これは日本政府が、アジア太平洋戦争の末期に、「集団自決」など沖縄住民に多大なる犠牲を強いたにもかかわらず、いまだにそれを正式に認めようとしないことにも通じるものです。)

────────────────────────────────────────
この「被害者」であると同時に「加害者」であるということを明確にしないかぎり、再稼働要請の自治体を批判することは、困難を極めることになるでしょう。

他方、原発の受け入れ自治体が「加害者」にもなりうることが明確になれば(震災の瓦礫を日本全国にばらまくことは、「加害責任」を二重に犯すことになりますから)おいそれと「再稼働してくれ」とは言いがたくなることは明らかです。

福島を援助することは放射能に犯された瓦礫を引き受けて死の灰をさらに全国にばらまくことではありません。むしろ放射能による汚染度が低い地域から、害の少ない食べ物を福島に届けることであるべきです。

それどころか、双葉町がおこなったように、一刻も早く福島から住民を集団疎開させて、被爆者を少しでも少なくすることです。集団疎開がむりなら、個人でも疎開できるように、政府が援助すべきでしょう。

放射能に汚染された瓦礫は、事故現場から移動・拡散させてはならない。これがチェルノブイリ事故の教訓だったはずです。「除染」効果がほとんどないこともチェルノブイリで実証済みのことではないでしょうか

(スベトラーナ・アレクシエービッチ(松本妙子・訳、2011)『チェルノブイリの祈り―未来の物語』岩波現代文庫を参照してください)

────────────────────────────────────────
<閑話休題> 時間にゆとりがある方は、次の「世の中に向けて怒りと愛を込めてのメッセージソング」を聞いてみてください。

FRYING DUTCHMAN "humanERROR" (17分)
http://www.youtube.com/watch?v=Q5p283KZGa8&feature=related
 京都を拠点に活動するFRYING DUTCHMANの鴨川ライブです。英訳の字幕が付いていますが、もっとよい英訳がありそうです。生徒・学生に挑戦させてみたらどうでしょう。

FRYING DUTCHMAN 「Human Error」
http://www.youtube.com/watch?v=W60k4ygB-h0
 映像がないだけ逆にメッセージが直接、響いてきます。「世界中が日本の原発処理に熱い視線を注いでいる」「日本のアーテイストがこの事態にどう立ち向かうかを世界が見つめている」というメッセージが迫力を持って訴えてきます。この曲は上記の問いにたいする自分なりの答えなのでしょう。

────────────────────────────────────────
これらのことを考えるようになったのは、小出裕章氏の反原発講演を映像で見たことがきっかけになっています。

その映像では小出氏が講演の冒頭で「このたびは私の努力が至らず、このようなことになり申し訳なく思っています」と挨拶していました。

それどころか小出氏は「原発事故を起こした責任はおとなにあるから汚染食品はおとなが食べましょう」とすら言っていたのです。そのことばを聞いたとき何とも言えない違和感を感じました。

小出氏の言辞は、「アジア一帯を軍事侵略した責任は、それを認めた国民全体にあるのだから」と言って、当時の日本政府が犯した罪をまったく免罪する、いわゆる「一億総懺悔」と同じことばに、私には聞こえました。、

子どもを守るために「放射能に汚染された食品はおとなが食べろ」という言辞は、聞こえは非常によいのですが、大人と子どもの食事を別々につくることができる(時間的にも経済的にも)豊かな家庭は、この日本のどこに、どれほど存在するのでしょうか。

私の主宰する研究会の会員には,小出氏の「このたびは私の努力が至らず、このようなことになり申し訳なく思っています」「原発事故を起こした責任はおとなにあるから汚染食品はおとなが食べましょう」ということばに、「しびれてしまった」と述べた会員もいたことも私には信じがたいことでした。

金と権力で原発を強行した政府・電力会社を糾弾することなく、まず自分の力が至らなかったことや大人の責任を云々することは、外目には美しい言動に映るでしょうが、そのことが今の「おおい町や福井県の言動」につながっているとしたら、「しびれてしまった」と手放しで喜んでいるわけにはいかないと思うからです。

────────────────────────────────────────
小出氏が反原発に全勢力をかたむけてきた人物であることは誰しも認めることでしょう、しかし、そのことと「このたびは私の努力が至らず、このようなことになり申し訳なく思っています」という言辞を認めることは別のことです。

そもそも原発を止める運動が誰か個人のちからで可能だと思っていたとしたら、それこそ傲慢だと言うべきでしょう。

能登半島の志賀原発が建てられようとしていたとき、私も建設阻止のため何度も現地まで足を運び、地元の老人が法律や原子力の勉強をしているのを目にして、これこそ本当の学問だと思ったものでした。

脱原発は個人のちからや裁判闘争だけでは、勝利できません。裁判闘争が勝利できるのも、裁判所にどれだけの傍聴者が詰めかけるか、裁判所の外でどれだけのひとが抗議集会に集まるか、にかかっています。

(そのことを証明するのが、公民権運動を初めとするアメリカの民衆運動でした。『肉声でつづる民衆のアメリカ史』明石書店には、それを実証する数々の運動と、その苦闘を語る民衆の、胸を打つ体験に充ち満ちています。)

にもかかわらず、原発を阻止できなかったことを自分個人の問題にしたり、それとは一挙に飛躍して「大人一般」の問題にしているかぎり、受け入れ自治体の「加害責任」を彼らに自覚させることに成功するはずはありません。

────────────────────────────────────────
小出氏は原発事故の直後から、「集団疎開」や「移住する権利」をはっきりと明言してきませんでした。

私が氏の言動を「小出裕章非公式まとめ」というサイトで追いかけてきたかぎりでは、氏は「老人が見知らぬ土地に移住しても孤独な生活や困難が待っているだけ」と言わんばかりの言辞が繰り返されるだけでした。

それに反して,俳優・山本太郎氏は一貫して「サテライト疎開」を呼びかけて、東西奔走してきました。

確かに「見知らぬ土地に移住しても孤独な生活や困難が待っている」という現実はあるでしょう。しかし、だからといって「集団疎開」や「移住する権利」をはっきりと明言することを避ける必要はないはずです。

それでは、子どもをかかえた家族は、その老親と一緒に共倒れしなければならないのでしょうか。孤独な老人をどう守るかは、それこそ移住を受け入れた地域や政府・自治体が考えることであり、それこそが福島にたいする真の援助と言うべきでしょう。

25年後のチェルノブイリを見れば分かるとおり、そこはひとの住める場所ではありません。たしかに移住した地になじめず、ここに戻ってきて自給自足をしている老人はいますが、それは全くの例外的存在です。

細野原発担当大臣への提案(1/2)/チェルノブイリの教訓②
http://www.dailymotion.com/video/xke428_yyyyyyyyyyyy-1-2-yyyyyyyyyyy_news
細野原発担当大臣への提案(2/2)/チェルノブイリの教訓②
http://www.dailymotion.com/video/xke45d_yyyyyyyyyyyy-2-2-yyyyyyyyyyy_news

チェルノブイリでは老人を定期的に訪れて援助する警官(兵士だったかも?)がいますが、日本政府は家族が戻ってきて警官(兵士)の代わりに世話をしろと言うのでしょうか。共倒れしろと言うのでしょうか。

────────────────────────────────────────
以上のことは、「除染」についても言えます。小出氏が「除染は効果がない」と言い始めたのは、東大教授・児玉龍彦氏が「国の原発対応に満身の怒りを表明します!私は法律を犯しています!」と国会で怒りの訴え、除染の訴え(2011/07/27)をしてからでした。

つまり小出氏はチェルノブイリの経験から、除染が効果ないことを以前から知っていたのです。にもかかわらず氏は「集団疎開」や「移住する権利」をはっきりと明言せず、その代わりに「大人は福島を食べよう」と言い続けきました。

以前の本ブログでも紹介したように、氏は「海の汚染を調べろというのも、漁民のことを考えるとつらい」とも言ってきました。

原発の研究者として「除染が効果なし」と知っていたのであれば、もっと早くにそのことを指摘し、除染で無駄に使われる膨大なお金を、被爆者が移住するための援助に使うべきだと、なぜ氏は主張しなかったのでしょうか。

今も福島には移住を権利として認められないために、やむなくそこに居住することを強いられている多くの住民がいます。

お金にゆとりがあるひとたちは、自由に家族を沖縄や外国に移住させることもできますし、どうしても「ここに残って自給自足の生活をしたい」という老親を援助することもできるでしょう。福島県外から汚染の少ない食品を送り届けることも可能でしょう。

しかし、そんなことが一般庶民にできるでしょうか。こんなことを考えると腹が立ってきて、それ以来、私は「小出裕章非公式まとめ」というサイトを視聴することをやめました。ですから、いま小出氏がどのような見解や行動をとっているかを私はあまり知りません。

今は氏の言動に変化があるのかも知れません。しかし氏の「フクシマを食べよう」といったような初期の言動が、現在の日本全体にわたる広範囲の「瓦礫受け入れ」の素地をつくったことは疑いようのない事実だと私は思っています。

────────────────────────────────────────
要するに私がここで言いたかったことは、原発を新設したり再稼働を許す自治体は、自分が国民の「加害者」になることを自覚しなければならないし、事故が起きたときには汚染された瓦礫を他人に押しつけたりせず、自分が引き受ける覚悟をしなければならない。それが「加害者」としての責任の取り方であろう、ということでした。

また、放射線量が高すぎて「除染」がむだな地域があることを知っていながら、それをハッキリと言わない科学者は、今まで「原発は安全です」と言って国民をだましてきた政府や東電と基本的には同じ立場に立っていることになりはしないか、ということでした。

除染が可能であるということになれば帰郷も可能であるということになり、帰郷しないで新しい道を探ろうと思っていた被災者はいつまでも自分の未来を決断できないからです。

────────────────────────────────────────
このように書くと、「おまえは反原発で頑張ってきた小出氏を批判しすぎだ」と言われるかも知れません。

しかし小出氏は、あれだけ反原発の闘士として英雄視されているのですから、その氏がとる言動は、たとえささやかなものであっても、脱原発運動の今後を左右する非常に大きな影響力を発揮します。

このことが本ブログで原発問題をとりあげるたびに私の心にずっと引っ掛かってきました。だからこそ、一度は小出氏の言動をきちんと検証しておく作業は欠かせないと思ったのです。

最近も車で走りながらラジオを聞いていると「瓦礫を受け入れることが福島や東北を支援することであり、それを受け入れないのはひとにも劣る行為だ」ということが大声で叫ばれています。

このような意見を耳にするたびに、一度は小出氏のことをきちんと述べてからでないと、私のブログの焦点を英語教育や国際理解に移せないと思うようになりました。

日本の大半が「住めない土地」「食えない土壌」になってからでは、英語教育や国際理解をどう論じようが、まったく「意味なし」だと考えるからです。

英語なんか知らなくても日本で生きていけますが、原発について知らなくては生きていけない日本になっているのです。

そのことを英語教師にもぜひ知ってほしいと思います。「英語で授業!」などと大騒ぎしている場合ではないのです。

────────────────────────────────────────
<註1> 本当は、沖縄と福島の「犠牲」は同じかという問題や、原爆投下や東京大空襲といった「アメリカの戦争犯罪」を免罪してきた日本政府が、南京大虐殺や731部隊、従軍慰安婦、沖縄の「集団自決」などといった「日本の戦争犯罪」をも同時に免罪することをおこなっている問題など、論じたいことは多いのですが、もう十分に長くなりすぎていますし、私の気力・体力も尽き果てましたので、別の機会にしたいと思います。

────────────────────────────────────────
<註2> 本稿を書き終えたあとで下記のような優れた論考があることを知りました。私と違った観点で似た結論に達しています。
* 大飯原発再稼動に賛成・容認するおおい町と福井県の皆さんへ(06/17)
http://hirookay.blog.fc2.com/blog-entry-31.html
* 大飯原発再稼動に賛成・容認するおおい町と福井県の皆さんへ(要約版、06/23)
http://hirookay.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
 筆者は岡山博氏(仙台赤十字病院呼吸器科医師、東北大学臨床教授)です。 
関連記事
スポンサーサイト

脱原発の前に立ちはだかる三つの壁 ー やはり日本も、イスラエル、パキスタン、アフガニスタンと同格の、アメリカの属国だったのか!?

────────────────────────────────────────
代々木公園を埋め尽くした空前の17万人!




出典:レイバーネット日本
────────────────────────────────────────
昨7月16日の「さようなら原発10万人集会」は、目標の10万人をこえた巨大な盛り上がり(17~20万人)を見せて終わりました。そのようすは下記のサイトで詳しく見ることができます。

レイバーネット日本
http://www.labornetjp.org/
OurPlanet-TV
http://www.ourplanet-tv.org/

当日は都合で東京の集会に参加できなかったひとも少なくなかったと思います。しかし上記のサイトを家族で視聴すること、その見た感想を周りのひとに伝え合うことも一つの参加の仕方ではないでしょうか。

私は上記の映像のなかで、OurPlanet-TVに載せられていた武藤類子さんの訴え(7分)が最も胸に響きました。

動画(7分) 武藤類子さん(福島県三春町)の訴え
http://www.youtube.com/watch?v=LvjU5wKcMvI

俳優・山本太郎氏の語りもさすがと思いましたので、時間がある方は空撮実況中継(60分)も見ていただければと思います。時間がない方は下記の縮約版をどうぞ。

動画(2分) 山本太郎氏の空撮実況中継、縮約版
http://www.youtube.com/watch?v=YBeaTplNGBo&feature=related


今や脱原発運動は大きなうねりをもって動きだし、さまざまな独立メデイアも活発な活動を展開するようになりました。

ですから、私のブログ「百々峰だより」ごときが脱原発のために果たす役割もあまり意義あるものとは思えなくなってきました。

また私自身も『肉声でつづる民衆のアメリカ史』の翻訳出版の疲れが出て今もあまり体調が良くありません。

そこで今後は元々の主旨であった英語教育や国際理解(とりわけアメリカ理解)のほうに徐々に重点を移していきたいと思っています。

しかし原発問題の、他の人があまり言及していないことについては、やはりどうしても書いておきたいことがありますので、それだけは書いたうえで次の段階に移行したいと思っています。

今後の抗議運動については下記のような便利なサイトがありますので、ぜひそれを御活用ください。

脱原発デモ集会の開催情報
http://www47.atwiki.jp/demomatome/

───────────────────────────────────────
私の予測では、7月16日の「さようなら原発10万人集会」が目標の10万人をはるかに超える巨大な盛り上がり見せたとしても、この動きが今後も持続し加速しないかぎり、野田政権は脱原発の方向へ動き出すことは、当面ないでしょう。

というのは私の推測=仮説では、原発を裏で推進している勢力は次の三つであり、野田首相はこの裏勢力が担ぎ出した単なる御神輿(おみこし)に過ぎないからです。

第1勢力:平和憲法を改悪し(仮想敵国として中国・北朝鮮の脅威を煽り立てながら)日本を核大国=軍事大国にしたいと思っている政治家その他
第2勢力:原発を輸出することによって巨大な利益を得ようとしている巨大企業(これは同時に日本を兵器輸出ができる国にしたいと思っている勢力です)
第3勢力:「原子力ルネサンス」というスローガンを掲げながら、ブッシュ氏ですらやらなかった原子力産業に乗り出したアメリカ=オバマ政権

今の私には、この三つの勢力について全面的に分析・紹介する気力・体力がありませんので、以下では、第3勢力のアメリカについて若干の事実を紹介するにとどめたいと思います。

────────────────────────────────────────
もともと原発は巨大な費用がかかるうえに、いったん事故が起こればその補償額も天文学的なものになります。

ですから民間企業にとって原発は全く儲からない産業です。それゆえ1979年のスリーマイル島の事故以来、米国では新規の原発の建設はほとんどありませんでした

しかし、オバマ政権になってから、「原発ルネサンス」と呼ばれる建設ラッシュが始まりました。気候変動対策を口実にして、クリーンなエネルギーとしての原子力発電を再評価しようというのです。

ところが原発事故が起きても政府が原子力産業を支えてくれるというのですから、アメリカの大企業も原発産業におおいに乗り気になってきたところに、福島原発事故が起きました。おかげで、この「原発ルネサンス」も吹き飛ばされそうな雲行きになってきました。

日本が「おおい原発」の再稼働をやめれば、「原発とはそんな危険なものだったのか!」ということで、オバマ氏が推進しようとしている「原発ルネサンス」政策も吹き飛んでしまうからです。

ですからオバマ氏が野田政権の尻をたたき、裏で必死にネジを巻いていることは、おそらく間違いないでしょう。だからこそ、消費者運動の旗手ラルフ・ネーダーに言わせれば、「ここからが私たちの踏ん張りどころ」です。
http://www.democracynow.org/2011/3/18/why_are_we_playing_russian_roulette

ネーダー氏は、「原発利権はそう簡単には退散しない。確実に息の根をとめるように、黙ってみているのではなく行動せよ」と、米国民だけでなく私たち日本人にも呼びかけています。

────────────────────────────────────────
<註> "Why Are We Playing Russian Roulette With the American People?": Longtime Nuclear Critic Ralph Nader Advocates Phasing Out Nuclear Power Industry
http://www.democracynow.org/2011/3/18/why_are_we_playing_russian_roulette

上記ニュースの字幕版は下記のサイトで見ることができます。

「ラルフ・ネーダー:なぜ我々はアメリカ国民を相手に“ロシアン・ルーレット" という自殺行為を弄んでいるのか――日本の事故で“原発ルネサンス" は終わった」
http://democracynow.jp/video/20110318-2

────────────────────────────────────────
アメリカが日本をClient(属国)だと見なし、日本政府を自分の言いなりになる子分として扱ってきたことは、これまでの沖縄の基地問題をめぐる経過をみれば明らかでしょう(これはチョムスキーが何度も言及していることでもあります)。

しかし、このことを裏付けるニュースが先日のDemocracyNow!に流れて、愕然とさせられました。というのは、そのニュースではヒラリー国務長官が、日本をアフガニスタンやパキスタン(さらにはイスラエル)と同じ格付けで扱っていたからです。

というのは、東京でおこなわれたアフガニスタン支援国会議の前夜、ヒラリー氏は「今日、オバマ大統領がアフガニスタンをnon-NATOの特別な同盟国と正式に認定したこと喜びをもって報告する」と述べたのですが、そのニュースの解説は次のようになっていたからです。

U.S. Gives Special Ally Status to Afghanistan
http://www.democracynow.org/2012/7/9/headlines#795
The symbolic move places Afghanistan in the same category as non-NATO U.S. allies in Asia and the Middle East, including Israel, Japan and Pakistan.
(この象徴的な宣言は、アフガニスタンをアジアと中東におけるアメリカの特別な同盟国の地位に置くことになった。すなわちアフガニスタンは、イスラエル、日本、パキスタンと同じく、non-NATOの特別な同盟国となった。)

────────────────────────────────────────
アフガニスタンのカルザイ大統領が、ブッシュ氏が大統領だったときからアメリカの傀儡として行動してきたことは周知の事実でしたから、そのアフガニスタンを「特別な同盟国だ」と宣言しても、「何を今さら!」と思われるのがオチでしょう。

むしろ私が驚いたのは、DemocracyNow!という独立メディアが、堂々と「アフガニスタンは、イスラエル、日本、パキスタンと同じく、non-NATOの特別な同盟国となった」と解説したということでした。

つまり日本は「アフガニスタン、イスラエル、パキスタンと全く同列の従属国」として映っているのです。

イスラエルは、衆知のとおり、長年、アメリカの中東政策を実現するために巨大な資金・武器援助を受けている特別な国ですし、パキスタンもアフガニスタンのタリバンを攻撃するための拠点として巨大な資金・武器援助を受けている従属国です。

日本はそれらの国と全く同じステイタス(status)を割り振られた国だというのですから、良識あるアメリカ人の目からすると、間違いなく日本はアメリカにとって利用しやすい属国なのでしょう。

だとすれば、原発政策でもアメリカから「原発を止めるな、再稼働しろ」と言われれば、それに忠実に従うのが野田政権の役割ということになります。

────────────────────────────────────────
さらに日本の属国ぶりを示す記事が最近いくつも報道されています。次にその二つを以下に載せます(以下の情報は、http://peacephilosophy.blogspot.jp/、[Tuesday, June 19, 2012]から得たものです)。

拡散予測、米軍に提供 事故直後に文科省 (共同通信、2012年1月16日)
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011601002390.html
 東京電力福島第1原発事故直後の3月14日、放射性物質の拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、文部科学省が外務省を通じて米軍に提供していたことが16日、分かった。
 SPEEDIを運用する原子力安全委員会が拡散の試算結果を公表したのは昨年3月23日。公表の遅れによって住民避難に生かせず無用な被ばくを招いたと批判されているが、事故後の早い段階で米軍や米政府には試算内容が伝わっていた。

SPEEDI 住民に公表する前に、測定し「活用」していた? (東京新聞2012年6月12日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012061202000090.html
 福島第一原発事故が発生した四日後の昨年三月十五日、文部科学省が緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による予測結果を基に、原発の北西約二十キロの福島県浪江町に職員を派遣し、実際に高い放射線量を測定していたことが十一日、分かった。
 文科省は原発から一ベクレルが放出したと仮定し、風向きなどの気象条件から、どの方角に放射性物質が拡散しているか把握する試算を同十一日夕に開始。同十五日は、原発から南向きに流れていた風が昼ごろから夕方にかけて時計回りに回転し、北西向きに変化していたことが判明しており、この予測を基に職員に測定地点を指示したという。
 SPEEDIによる放射性物質の拡散予測が事故後初めて公表されたのは昨年三月二十三日で、住民避難に役立てられなかった予測を、政府は公表前から活用していたことになる。政府の住民軽視の姿勢があらためて浮き彫りになった。

────────────────────────────────────────
この記事をもとに、PeacePhilosophyの論者は次のような解説を載せていました。

<要するに、順番が逆。米国情報を日本政府が直ちに市民に知らせなかったのではなく、日本政府が最初から市民に知らせないつもりでSPEEDI情報を米国にだけ渡して調べさせたのである。

 文科省はSPEEDI情報を事故直後3月14日に米国に提供し、米エネルギー省はその情報をもとに航空モニタリングを行った。また、文科省は自らの職員もSPEEDIの予測で高汚染が予測された浪江町に派遣した。
 その結果SPEEDI予測が正確であったことが立証された文科省は、怖くなってSPEEDIの情報は極力隠し、米国モニタリング情報が3月22日以降エネ省のサイトで堂々と発表された後も無視してなかったことにした。その隠蔽に大手メディアは全て加担した。

 米国はこの情報を自国民の避難に使ったが、日本政府からの重圧か、日本政府に気を遣ってか、エネ省のサイトに調査結果をさりげなく置いただけで日本市民に積極的に伝えようとはしなかった。
 そして米国に追随するように、文科省は申し訳程度に3月23以降小出しにSPEEDIの情報を出しはじめた。情報隠ぺいに必死になっていた政府の避難政策は後手後手となり、結局、高汚染地域だと事故当初からわかってい た飯館村の避難がほぼ完了したのが5月末、3ヵ月間住民を放置し多量の放射線に晒すという大罪を犯した。

 このSPEEDIとそれに伴うモニタリングの情報を住民避難に生かさなかった政府+東電、メディアの共犯、そして米国の加担「トモダチ作戦」は絶対にこのままにし てはいけない。
 「煽るな」といった脅迫を受けながらも、ネット言論者が事故直後からずっと訴え発信してきたことが、遅すぎる今になって次々と、後付のアリバイのように「こんなこともありました」といった風に報道されていく。

 無力感にさいなまれながらも、諦めてはいけないと自分に言い聞かせる。>
 (@PeacePhilosophy )



動画(3分) 福島の思い・福島の怒り

撮影・編集:湯本雅典(出典:レイバーネット日本)
────────────────────────────────────────
<追記>
さらに私が驚いたことは、上記のアフガン支援国会議の次のニュースでした。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120708/plc12070809220009-n1.htm

玄葉光一郎外相は、すでに日本政府が表明している最大30億ドルの支援を2016年までに着実に実施する意向を表明し、さらに農業支援、インフラ整備、人材育成を重点分野として、「わが国は2017年以降も引き続きアフガン主導の国造りに相応の貢献を行う」と述べたというのです。

福島原発事故の被災者には「集団疎開」する権利など必要な支援が全くなされていないのに、このカルザイ政権にたいする大盤振る舞いに、私はいうべき言葉を失ってしまいます。

というのは、このような巨額の援助をしても、それはザルに水を入れるに等しい無駄金になることは明らかだからです。現在のカルザイ政権はNATOの支援がありながらも首都カブールの治安すらも十分に維持できない、アフガン民衆からは孤立した存在だからです。
関連記事

緊急行動の呼びかけ: 原発再稼働の息の根を止め、日本を破滅の危機から救うために

────────────────────────────────────────
音楽動画5分 「俺たち民衆には力がある」



────────────────────────────────────────
4年越しの『肉声でつづる民衆のアメリカ史』の出版がやっと終わったので、本当は少し休憩をしたいのですが、情勢が急を要しているので、無理をしてこのブログを書いています。

というのは、前回のブログで、「この集会がどれほど巨大であっても、これで抗議行動をやめれば原発再稼働は止められない。今後このような行動を持続し拡大させていく以外に、これを止める術はない」という山本太郎さんのことばを紹介したからです。

しかし、前回のブログを書いた時点では、「今後このような行動を持続し拡大させていく」ための具体案がどのように計画されているのか、私自身によく分かっていませんでした。

ところが、ブログを掲載したすぐあとに「たんぽぽ舎」から下記のような緊急行動の呼びかけがメールで届きました。そこで調べているうちに今後の大きな日程も見えてきましたので、以下に紹介させていただきます。

────────────────────────────────────────
<註> なお『肉声でつづる民衆のアメリカ史』については、出版社の方でチラシをつくってくれましたので、以下を御覧ください。
http://www42.tok2.com/home/ieas/voices-ad.pdf

というのは、私がこの翻訳にたずさわったのは、名著『民衆のアメリカ史』の姉妹書を出したいと思ったこともさることながら、本書を通じて日本の民衆運動にささやかなりとも貢献したいと思ったからに他ならないからです。

たとえば、冒頭の音楽動画で紹介した「俺たち民衆には力がある」(PATTI SMITH "People Have The Power")という歌は、『肉声史』の「エピローグ」を飾っています。

しかし今は時間もありませんし私も疲れていますので、『肉声史』の詳しい紹介は後日にさせてください。

────────────────────────────────────────
☆ 7月6日(金) 緊急!大飯原発3号基を停止せよ!首相官邸前抗議
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=689
7月6日(金)18:00-20:00位
場所:首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)
    ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
呼びかけ:首都圏反原発連合有志(たんぽぽ舎も参加)
◇スタッフ集合時間は未定です。
たんぽぽ舎は午後3時集合、4時までに官邸前に行く予定です。

7月6日(金)大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議がおこなわれます。たんぽぽ舎も全力で参加します。つきましては、前回に続いて主催者のスタッフが不足です。助っ人に来てくれませんか。

お願いしたいことは
(1)人の流れをスムーズにする為の誘導・案内役、
(2)たんぽぽ舎のビラを配る(午後8時以降)、
(3)再稼働抗議ハガキ(再稼働を撤回せよ)を普及する(6枚一組400円)

たんぽぽ舎も全力で参加しますが、それでも人手が足りない!皆さんの助けが欲しい!「ОK」の方はたんぽぽ舎にお電話をください。その上でどういう人員配置をしたらよいのかなど、決めていきたいので。お待ちしています!
メール    nonukes@tanpoposya.net
 たんぽぽ舎 Tel 03-3238-9035(午後) Fax 03-3238-0797


────────────────────────────────────────
☆ 7・16は「さようなら原発10万人集会」へ!
http://sayonara-nukes.org/2012/06/0716sayonara_nukes/
→チラシのダウンロード(PDF)はこちら
http://sayonara-nukes.heteml.jp/nn/wp-content/uploads/2012/05/716.pdf
※記載内容が変更になることもございます。あらかじめご了承ください。
http://sayonara-nukes.org/

日時:7月16日(月・休)12:15~
会場:東京・代々木公園B地区全体(サッカー場、イベント広場、ケヤキ並木周辺)
内容:場内にステージを4~5ヵ所設置します。

【第1ステージ サッカー場】
12:15~
●オープニングライブ
 小室等&こむろゆい+梅津和時&モア
12:55~
●開会あいさつ
 神田香織
●呼びかけ人 
 坂本龍一、鎌田慧、内橋克人、大江健三郎、
 落合恵子、澤地久枝、瀬戸内寂聴
●発言
 広瀬隆
●大飯原発現地
 中嶌哲演
●福島から
 武藤類子
●閉会あいさつ
 神田香織
●事務局よりパレード説明
●ライブ
 フライングダッチマン
 スイシンジャー 
15:00 終了
※パレード出発:13:30~(集会中に出発します)。

【第2ステージ 野外音楽堂】
●11:30~
司会あいさつ(古今亭菊千代)
ライブ:制服向上委員会
ライブ:スイシンジャー
首都圏反原発連合
12:20 野外ステージ休憩

●14:00~
司会あいさつ(古今亭菊千代)
ライブ:寿[KOTOBUKI]
湯川れい子、雨宮処凛、池田香代子、
川野浩一(原水禁議長)、吉岡達也(脱原発世界会議)
脱原発をめざす首長会議
(三上元・静岡県湖西市長、保坂展人・世田谷区長、上原公子・元国立市長)
ライブ:佐藤タイジ
ライブ:TEX&SUN FOWER SEED
15:53終了

【第3ステージ トラックステージ】
●11:00~
ライブ~ 赤い疑惑
トークセッション~ 首都圏反原発連合参加グループ~
ライブ&トーク~ Sing J Roy
もんじゅくん&津田さん
トークゲスト
    松田美由紀、天木直人、橋本美香(制服向上委員会)
福島からのゲスト
ライブ~ リクルマイ
デモの説明など~
第1部 終了
※ハイスタンダード難波彰浩さんも参加します

●13:30
ライブ:趙博+大熊ワタル&モア
~発言
ライブ:李政美
~発言
ライブ:日音協
16:15終了

【第4ステージ (―)】
※調整中
■デモ・パレードコース

●原宿コース→明治公園(四季の庭) 3.0km / 市民、NGO
●渋谷コース→恵比寿東 2.9km / 平和フォーラム・原水禁関連団体
●新宿コース→新宿中央公園 2.7km / JR総連、全労連関連団体
 →地図はこちら(PDF)

プラカードや鳴り物など、大歓迎です。しっかりアピールしてください!
■バスの停車場所のご案内(PDF)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
※当日、お手伝いいただける方を募集しています。
当日スタッフに関するお問い合わせ
kenpou▲annie.ne.jp(担当:高田/▲を@に変えてください)。

────────────────────────────────────────
7.16集会関連企画等

●2012.7.16さよなら原発10万人集会@代々木公園 出展者募集!!

●7.16集会前日企画ライブ「『届けたい私の歌』~The eve of A hundred thousand rally~」(7/15)

●「さようなら原発10万人集会」前日映画上映会(7/15)
 日時:7月15日(日)
    13時開場、13時30分(開会)~16時30分
 場所:主婦会館プラザエフ
   (JR、地下鉄「四ツ谷駅」)
 プログラム:映画「内部被ばくを生き抜く」(鎌仲ひとみ監督作品)
       国会報告、現地からの発言(予定)、会場からの発言
 参加費:1,000円
 ※ホームページの参加申込フォームよりお申込下さい。
  参加費の事前お振込みは不要です。当日受付でお支払いください。
  定員になり次第締め切らせていただきます。
 主催:脱原発をめざす女たちの会

────────────────────────────────────────
●7.29脱原発国会大包囲(7/29)
 日時:7月29日(日)※悪天候の場合は中止
    15:30開始、16:30デモ出発、
    19:00国会包囲(集会 /キャンドル・チェーン)
 集合場所:日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)
      ※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m、丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m、
       都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
 主催:首都圏反原発連合 -Metropolitan Coalition Against Nukes-
 協力:さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会
    /ザ・アトミックカフェ/脱原発世界会議/WISE Amsterdam
 問い合わせ:info▲coalitionagainstnukes.jp 首都圏反原発連合(▲を@に変えてください)。

────────────────────────────────────────
デモ開催情報まとめ(地震・原発関連)
http://www47.atwiki.jp/demomatome/
首都圏反原発連合
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=689
経産省前テントひろば
http://tentohiroba.tumblr.com/

関連記事

安保闘争以来の、史上空前の巨大デモ。「この集会がどれほど巨大であっても、これで抗議行動をやめれば原発再稼働は止められない。今後このような行動を持続し拡大させていく以外に、これを止める術はない」(山本太郎)

────────────────────────────────────────
音楽動画3分 「20万人が官邸を包囲した! しかし聴く耳を持たないNODA!!」


TBSニュース 「ネットで拡大、再稼働反対 官邸前に人の波」
動画5分強(当日の巨大デモのようすがよく分かる。デモに参加できないママさんたちがネット配信を見ながら交流会をもつ姿も報道されていて興味深い)
http://news.tbs.co.jp/20120629/newseye/tbs_newseye5068616.html

────────────────────────────────────────
やっと『肉声でつづる民衆のアメリカ史』の仕事が終わったのですが、4年間の疲れがどっと出て、今はボロ雑巾の状態なので、以下は相変わらず解説抜きの資料集です。出典は以下のとおりです。

レイバーネット日本
http://www.labornetjp.org/
田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/

拙訳『肉声でつづる民衆のアメリカ史』については後日あらためて紹介させていただくつもりです。

しかし、いずれにしても、60年代の安保闘争以来の、20万人もの巨大デモが出現したにもかかわらず原発再開に踏み切る裏には、どのような力学が働いているのでしょうか。

本当はその点についても書きたいことは山積しているのですが、次回に回したいと思います。

────────────────────────────────────────
<註> 山本太郎氏が20万人集会の場で、「この集会がどれほど巨大であっても、これで抗議行動をやめれば原発再稼働は止められない。今後このような行動を持続し拡大させていく以外に、これを止める術はない」と言っていたのが印象的でした。

・「レイバーネットTV」中継録画(140分)
http://www.ustream.tv/recorded/23656607
(上記映像の開始後1:35~2:00 あたりを見てください。有名なコメディアンがインタビューされている最中に思わず泣いてしまう場面も必見です。)

もし大飯原発が地震などで爆発して、日本の大半が住めない土地になったとき、誰がどう責任を取るのでしょうか(気象庁の地震情報を見てください。毎日毎時間どこかで地震が起きています)。

────────────────────────────────────────
田中龍作ジャーナル「大飯原発が再起動した日、機動隊が攻め込んできた」
http://tanakaryusaku.jp/2012/07/0004612



=1日朝9時頃、写真:田中撮影=(出典http://tanakaryusaku.jp/2012/07/0004606)
背後に機動隊が迫るが、原発入口付近はご覧のようにカーニバル状態となっている。



 ほぼ2ヵ月続いた「原発ゼロ」が終わった日は、国家の暴力により縁どられた。

 30日午後から大飯原発入口の封鎖を続ける再稼働反対派の市民は疲れ切っていた。夜通し降った雨は、1日午後2時頃まで止まなかった。雨と機動隊とのニラミ合いで体力を消耗した反対派の面々に、京都や東京などから駆け付けた女性たちが炊き出しのサービスを始めたのが午後4時過ぎだった。

 ピザ特有のチーズが焦げたような香り、味噌汁の匂いが食欲を刺激する。
 皆ひとしきりパクついた頃、異変が起きた。機動隊が増強されたのである。海側と山側の両方から反対派を挟撃する形になった。大飯原発は山の向こう側にある。
 機動隊はさらに増強された。海側と山側の両方合わせれば総勢で200人はいるだろうか。黒いヘルメットが不気味に光る。午後5時を回った頃だった。強化プラスチックの盾を持った山側の機動隊が前進を始めた。

 反対派は両手をあげて非暴力で対抗するが、柔剣道の猛者が揃う機動隊のパワーにジワジワと押し込まれた。それでも両手をあげたまま抵抗を続けた。膠着状態が暫く続いた。
 一方、海側の機動隊はダイインの市民たちを次々とゴボウ抜きにしていった。ピザをふるまっていた母親も手足をつかまれ引きずり出された。(以下略)



女性は一度ごぼう抜きにされたが、山道を伝って戻って来ると体をチェーンでくくりつけた。=1日午後8時45分、写真:田中撮影=(出典http://tanakaryusaku.jp/2012/07/0004612)

【福井発】 祭りのノリ「命を守れ」 原発停める新しい闘い
http://tanakaryusaku.jp/2012/07/0004618
【福井発】 攻防2日目 応援の市民500人が駆け付け「再稼働反対」 
http://tanakaryusaku.jp/2012/07/0004606
【福井発】 あす大飯原発再起動、反対派、チェーンで体巻き機動隊阻止
http://tanakaryusaku.jp/2012/06/0004599

────────────────────────────────────────
大飯原発運転開始に抗議の声やまず!~大飯ゲート前・新宿アルタ前 (7月1日)
http://www.labornetjp.org/
 7月1日午後9時、大飯原発運転開始が強行された。現地のゲート前では、機動隊が暴力排除を繰り返す中、抗議の人たちがドラムにあわせ「再稼動反対」の声を深夜まで上げ続けた。
 この攻防の様子はIWJがネット配信、常時視聴数は2万6千に達し、世界からもツイッターで応援メッセージが書き込まれた。
 一方、東京・新宿アルタ前にもたくさんの人が集まり(写真右)、「原発なくせ」「再稼動反対」の大コールを響かせた。6.29空前の官邸前行動でブレークした人々の怒りは、広がる一方だった。(М)

・現場からのレポート
http://www.labornetjp.org/news/2012/0701report
・新宿アルタ前の写真
http://www.labornetjp.org/news/2012/0701shasin
・新宿デモ(ムキンポ写真館)
http://www.mkimpo.com/diary/2012/no_nukes_12-07-01.html

────────────────────────────────────────
「原発いらない」民の声を聞け! 官邸前を埋め尽くした10~20万の人々 (6月29日)
http://www.labornetjp.org/

 大飯原発再稼働に反対する人々の怒りが爆発した。首相官邸前は10万をこえる人々で埋まった。
 最初参加者は歩道に並んでいたが、続々と集まる人の群れで歩道は限界に達し、遂に車道にまで広がっていった。警察も黙認、官邸前・国会脇の大通りは完全に「解放区」となった。そこは人、人、人の波だった。
 「紫陽花革命」の大きなプラカードが目立つ。国会・官邸前の「巨大デモ」の出現は、60年安保以来の画期的出来事になった。空にはヘリコプターが何台も飛びマスコミ報道も過熱した。
 「レイバーネットTV」はチームを組んで、参加者の生の声を聞いたが、初めて参加した人が圧倒的に多かった。「原発は絶対だめだ」「行動を起こすしかない」、みな真剣だ。これまで活動とは無縁のフツーの人たちが手作りのアピールグッズを手にやってきた。
 午後8時、巨万の人々は主催者の「次に繋げるためにここで解散しよう」との呼びかけに応え、整然と行動を終了し解散した。2012年6月29日は、まちがいなく「脱原発・世直し運動」の歴史的な日になった。(M)

・写真速報
http://www.labornetjp.org/news/2012/0629shasin
・動画(6.29車道オキュパイ)
http://youtu.be/DBJpfddEuoU
・「レイバーネットTV」中継録画(140分の取材が圧巻)
http://www.ustream.tv/recorded/23656607
・ハイライト映像(山本太郎 1分)
http://www.ustream.tv/recorded/23656607/highlight/273438
・メインステージ写真(shinya)
http://www.labornetjp.org/news/2012/0629shinya
・「レイバーネットTV」取材の様子
http://www.labornetjp.org/news/2012/0629lntv
・空撮映像(OurPlanet-TV、山本太郎による報告・コメントが秀逸)
http://www.ourplanet-tv.org/
・TBSニュース(冒頭に紹介した動画をぜひ見てください)
http://news.tbs.co.jp/20120629/newseye/tbs_newseye5068616.html
・朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0629/TKY201206290577.html
・共同通信
http://www.47news.jp/47topics/e/231172.php
・ウォールストリートジャーナル
http://jp.wsj.com/Japan/node_469860

────────────────────────────────────────
<註> 大阪市長の橋下氏はさっそく夏の電力不足を口実に賛成に転じましたが、広瀬隆『第二のフクシマ、日本滅亡』(朝日新書)が述べているように、実際には電力不足は無いに等しいのですから、今までの彼の言動が単なる人気とりだったことがよく分かります。
 あるいは、市長の地位についてみたら、関西電力からの巨大献金が(東京電力をはるかに超えて)日本一だったことに気づいて、あわてて態度を改めたのかもしれません。だとすれば、「沖縄について勉強不足だった」として首相をやめたひともいたのですから、彼も辞任すべきではないでしょうか。


関連記事
検索フォーム
プロフィール

狐狸庵居士(田舎の国立大学を2010年に定年退職)

Author:狐狸庵居士(田舎の国立大学を2010年に定年退職)

リンク
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
RSSリンクの表示
QRコード
QR