ウクライナ情勢の読み方(補足編)―立ち上がり始めたアメリカの民衆 「ネオナチへの資金提供をやめろ!」「オデッサの虐殺を繰りかえさせてはならない!」
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オデッサ市民が逃げ込んだビルに、ネオナチが火炎瓶を投げ込んで、少なくとも46人が死亡

http://www.answercoalition.org/national/news/take-action-stop-funds-for.html
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情勢が緊迫しているだけに、じっとしていられず腰痛を押して先日やっと「ウクライナ情勢(7)」を書き終えました。
http://pub.ne.jp/tacktaka/?entry_id=5253693
しかし私がブログで予想していたように流血の惨事が起きています。とくにオデッサの惨劇は目も覆わんばかりです。ビルに逃げ込んだ人々を、火炎瓶を投げ込んで、何十人も焼死させています。
それで前回のブログで「ウクライナ情勢については、ここで一旦うちどめにする」と言ったのですが、大手メディアが真実を伝えないので、またやむを得ずパソコンに向かい始めました。
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冒頭に紹介した写真は、アメリカの有名な反戦団体ANSEWER(Act Now to Stop War and End Racism)から送られてきた記事に載っていたものです。
その記事には、「行動を起こそう:ネオナチへの資金提供をやめろ!」(Take Action: Stop funds for neo-Nazis in Ukraine! )という大見出しがついていて、そのすぐ下に冒頭の写真が載っています。そして、この写真には次のような説明が付いていました。
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<註> 原文は次のとおりです。
Take Action: "Stop funds for neo-Nazis in Ukraine! "
http://www.answercoalition.org/
Far from their stronghold cities, a militia of fascists trap dozens of innocent civilians in Odessa's trade union building on May 2, singing pro-Nazi songs to taunt those burning alive inside. Nazi symbols were spray painted on the ashes. At least 38 people died, including many who were beaten to death when they tried to escape the fire.
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ビルに逃げ込んだ人々を、火炎瓶を投げ込んで何十人も死亡させています。かつてナチス親衛隊がドイツでおこなった数々の暴行を思い起こさせるものです。
上記の情報では38人になっていますが、RT情報では46人です。ナチス讃歌を歌いながら市民を火あぶりにしているというのですから背筋が寒くなります。
アメリカはEUとNATOを手下に使いながら、クーデター暫定政権を裏で支えていますから、このようなアメリカ政府の後押しを抑えるのはアメリカ国内の世論しかないと思っていたら、ようやく国内でも動きが出始めて少し安心しました。
というのは、冒頭の写真で紹介したように、アメリカの有名な反戦団体ANSEWERが下記のような声明を出して行動を呼びかけているからです。
上記の声明では、ホワイトハウスと議会にたいするこの要請運動に何千人もの人々が参加していると述べ、さらに5月9日(金)には、ホワイトハウス前で「直接行動」をおこなうので参加してほしいと呼びかけています。
ニューヨークタイムズを初めとするアメリカの大手メディアが、かつてのイラク戦争の時と同じように、単なる政府の旗振り役と化しているときだけに、このような動きが出始めていることは嬉しいかぎりです。
なおANSWERの声明ではウクライナにおけるネオナチの現状についてかなり詳しい分析が付けられていましたので以下に訳出しておきます。
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<註> オバマ氏と議会にたいする要請には、下記URLから参加できます。
「政府と議会に洪水のようなメールを送ろう」
Help flood the White House and Congress with emails!
http://www2.answercoalition.org/site/R?i=IA563yoo56hITe1X_mc3Tg
なお、イラク戦争の時には反戦の意思を鮮明にしていたDemocracyNow! が、今はまったく腰砕けの報道をしていることは、残念きわまりないことです。同報道から「ネオナチ」ということばが1度たりとも出てきたことがないからです。
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ウクライナのネオナチに税金を使うな!!

http://www.answercoalition.org/
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翻訳 「ウクライナの人々にたいするネオナチの脅威は、嘘ではなく現実だ」
The menace of neo-Nazism for the people of Ukraine is very real.
http://www.answercoalition.org/national/news/take-action-stop-funds-for.html
ウクライナにおけるネオナチの台頭は、ギリシア、フランス、オーストリア、オランダなど、ヨーロッパにおける多くの、他のファシスト政党にいっそうの勢いを与えつつある。ファシズムの復活はヨーロッパのすべてのひとびとに深刻な脅威となってきている。
ネオナチの民兵が、5月3日(土)、港湾都市オデッサで、38人の反ネオナチ活動家を殺戮した。彼らは活動家たちを組合会館本部に追い込んで、建物に放火した。閉じこめられたひとたちは燃えさかる建物から脱出しようとしたが無駄だった。極右のネオナチ民兵たちが、ナチス讃歌を歌いつつ、まわりを取り囲んでいたからだ。彼らは大声で活動家たちを嘲罵し、プーチン大統領とロシアを侮辱する言辞を吐いていた。
元AP通信社の記者で、今はインターネット紙CN通信(Consortium News)の仕事をしているロバート・パーリィ(Robert Parry)は、オデッサにおける殺戮のようすを、次のように生々しく報告している。
さる2月22日にウクライナ合法政府を倒したのは、2003年に我々をイラク戦争に引きずり込んだのと同じネオコンの政治家たちが裏で指導した作戦の一部だった。
ビクトリア・ヌーランド女史は、イラク戦争の時、ディック・チェイニー副大統領の外交問題主席顧問だった人物で、今は国務省のウクライナ担当の副長官だ。彼女は政権転覆後の政府に誰を据えるかを、2014年1月に電話で語っていた。その録音テープが漏洩し、今では[YouTubeで]公開されている。
また彼女はジョン・マケイン上院議員と一緒にキエフの街頭抗議行動に参加し、その写真も撮影されている。このような彼らの行動が、当時の反政府運動の指導者たちにアメリカが支持してくれているとの信頼を与えた。彼らは今やネオナチ極右派や政党「スボボダ」の指導層におさまっている。
もう一つ付けくわえるならば、ビクトリア・ヌーランド女史は、「アメリカ新世紀“ネオコン・プロジェクト”」の共同発起人ロバート・ケーガンの妻だ。ブッシュ大統領のイラク戦争を立案し、その青写真を提供したのも、このプロジェクトの仲間だった。
ヌーランド女史はロシアにたいする敵意むき出しの人物で、ファシストが先導する運動を、国務省職員としてキエフで公然と推進していた。彼女はウクライナにおける抗議運動の重要性を、ワシントンにある反動的反共的シンクタンクで説明した。キエフのダウンタウンから帰った直後の2013年12月におこなったそのスピーチで、彼女は語った。「我々はウクライナに50億ドル以上も投じてきた。それはウクライナに安全と繁栄と民主主義を保障するためだ。」
この国アメリカの民衆はウクライナで広がりつつある危機について非常に歪められた情報を与えられている。この危機はアメリカが後押しをした政権転覆から始まったものだ。しかもその目的はウクライナの全てをNATOに吸収し、ロシアと強い結びつきをもっていた経済的政治的つながりを逆転させることだった。ヌーランドもマケインも、そして今ではアメリカ政府の全体も、政権転覆作戦を推進した民兵勢力がネオナチだったという事実に感ぜず満足しているようだ。
さる2月22日(土)、ウクライナ議会の建物に攻撃をかけ占拠したのはネオナチの民兵だった。彼らは、選挙で選ばれた政府と街頭で抗議活動をしていた勢力との間で合意されていた協定を破壊し、準ファシストの新政権をつくりあげた。この政府は即座に、少数派民族のための公用語だったロシア語を禁止した。
アメリカの民衆はいま行動を起こしつつある。我々は、自分たちの税金が、ネオナチの人物で組閣された政府に、送られるのを許すわけにはいかない。たとえ雀の涙ほどの額であっても。
<註1> 上で紹介されているロバート・パーリィ(Robert Parry)の記事は、下記を参照ください。オデッサの殺戮事件のみならず、これまでにアメリカが極右勢力やネオナチを利用して世界各地で体制転換をしてきた詳しい説明があります。
「生きながら焼かれたウクライナの抗議者たち」
Burning Ukraine’s Protesters Alive
http://consortiumnews.com/2014/05/10/burning-ukraines-protesters-alive/(May 10, 2014)
<註2> また次のRT記事では、48人ものひとが未だに行方不明のままで、さらに60人が病院に収容されていて、そのうち26人が瀕死の状態だということです。
Odessa massacre 9 days on: Dozens still missing, residents commemorate the dead
http://rt.com/news/158124-odessa-fire-memorial-radicals/(10.05.2014)
また次のLiveJournal(LJと略記)の記事では、オデッサの惨劇が目を背けたくなるような生々しい写真が20枚以上も掲載されています。これはRTですら報道していないものです。
How the thugs killed Odessa inhabitants in the Trade Unions House - the details of bloody scenario
http://ersieesist.livejournal.com/813.html
上記の記事原文はロシア語ですが、英語版を和訳したものが『アジア記者クラブ通信』5月号に載っています。この記事の「追記」には「殺害された人数は300人と見こまれる」と書かれていました。
オデッサ市民が逃げ込んだビルに、ネオナチが火炎瓶を投げ込んで、少なくとも46人が死亡

http://www.answercoalition.org/national/news/take-action-stop-funds-for.html
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情勢が緊迫しているだけに、じっとしていられず腰痛を押して先日やっと「ウクライナ情勢(7)」を書き終えました。
http://pub.ne.jp/tacktaka/?entry_id=5253693
しかし私がブログで予想していたように流血の惨事が起きています。とくにオデッサの惨劇は目も覆わんばかりです。ビルに逃げ込んだ人々を、火炎瓶を投げ込んで、何十人も焼死させています。
それで前回のブログで「ウクライナ情勢については、ここで一旦うちどめにする」と言ったのですが、大手メディアが真実を伝えないので、またやむを得ずパソコンに向かい始めました。
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冒頭に紹介した写真は、アメリカの有名な反戦団体ANSEWER(Act Now to Stop War and End Racism)から送られてきた記事に載っていたものです。
その記事には、「行動を起こそう:ネオナチへの資金提供をやめろ!」(Take Action: Stop funds for neo-Nazis in Ukraine! )という大見出しがついていて、そのすぐ下に冒頭の写真が載っています。そして、この写真には次のような説明が付いていました。
オデッサはファシスト民兵組織の拠点であるどころか,その逆だ[彼らは一般市民から浮き上がり一般市民と敵対している]。5月2日(金)、彼らは無実の一般市民を、何十人もオデッサの組合会館に閉じこめ、建物内で焼死しつつあるひとびとを嘲(あざけ)りながら、ナチス讃歌を歌っていた。床に残った灰の上には、スプレーで、ナチスのシンボルが描かれていた。少なくとも38人が死に、そのなかには、火事から逃げだそうとしたとき[ネオナチ民兵に]殴打されて死んだひともいた。
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<註> 原文は次のとおりです。
Take Action: "Stop funds for neo-Nazis in Ukraine! "
http://www.answercoalition.org/
Far from their stronghold cities, a militia of fascists trap dozens of innocent civilians in Odessa's trade union building on May 2, singing pro-Nazi songs to taunt those burning alive inside. Nazi symbols were spray painted on the ashes. At least 38 people died, including many who were beaten to death when they tried to escape the fire.
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ビルに逃げ込んだ人々を、火炎瓶を投げ込んで何十人も死亡させています。かつてナチス親衛隊がドイツでおこなった数々の暴行を思い起こさせるものです。
上記の情報では38人になっていますが、RT情報では46人です。ナチス讃歌を歌いながら市民を火あぶりにしているというのですから背筋が寒くなります。
アメリカはEUとNATOを手下に使いながら、クーデター暫定政権を裏で支えていますから、このようなアメリカ政府の後押しを抑えるのはアメリカ国内の世論しかないと思っていたら、ようやく国内でも動きが出始めて少し安心しました。
というのは、冒頭の写真で紹介したように、アメリカの有名な反戦団体ANSEWERが下記のような声明を出して行動を呼びかけているからです。
「ネオナチへの資金提供をやめろ!、オデッサの虐殺を繰りかえさせてはならない!」
Stop funds for neo-Nazis in Ukraine! Not another Odessa massacre!
http://www.answercoalition.org/
Stop funds for neo-Nazis in Ukraine! Not another Odessa massacre!
http://www.answercoalition.org/
上記の声明では、ホワイトハウスと議会にたいするこの要請運動に何千人もの人々が参加していると述べ、さらに5月9日(金)には、ホワイトハウス前で「直接行動」をおこなうので参加してほしいと呼びかけています。
ニューヨークタイムズを初めとするアメリカの大手メディアが、かつてのイラク戦争の時と同じように、単なる政府の旗振り役と化しているときだけに、このような動きが出始めていることは嬉しいかぎりです。
なおANSWERの声明ではウクライナにおけるネオナチの現状についてかなり詳しい分析が付けられていましたので以下に訳出しておきます。
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<註> オバマ氏と議会にたいする要請には、下記URLから参加できます。
「政府と議会に洪水のようなメールを送ろう」
Help flood the White House and Congress with emails!
http://www2.answercoalition.org/site/R?i=IA563yoo56hITe1X_mc3Tg
なお、イラク戦争の時には反戦の意思を鮮明にしていたDemocracyNow! が、今はまったく腰砕けの報道をしていることは、残念きわまりないことです。同報道から「ネオナチ」ということばが1度たりとも出てきたことがないからです。
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ウクライナのネオナチに税金を使うな!!

http://www.answercoalition.org/
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翻訳 「ウクライナの人々にたいするネオナチの脅威は、嘘ではなく現実だ」
The menace of neo-Nazism for the people of Ukraine is very real.
http://www.answercoalition.org/national/news/take-action-stop-funds-for.html
ウクライナにおけるネオナチの台頭は、ギリシア、フランス、オーストリア、オランダなど、ヨーロッパにおける多くの、他のファシスト政党にいっそうの勢いを与えつつある。ファシズムの復活はヨーロッパのすべてのひとびとに深刻な脅威となってきている。
ネオナチの民兵が、5月3日(土)、港湾都市オデッサで、38人の反ネオナチ活動家を殺戮した。彼らは活動家たちを組合会館本部に追い込んで、建物に放火した。閉じこめられたひとたちは燃えさかる建物から脱出しようとしたが無駄だった。極右のネオナチ民兵たちが、ナチス讃歌を歌いつつ、まわりを取り囲んでいたからだ。彼らは大声で活動家たちを嘲罵し、プーチン大統領とロシアを侮辱する言辞を吐いていた。
元AP通信社の記者で、今はインターネット紙CN通信(Consortium News)の仕事をしているロバート・パーリィ(Robert Parry)は、オデッサにおける殺戮のようすを、次のように生々しく報告している。
「火の手がますます強くなっていったとき、なかで死にかけている活動家たちにたいして、侮蔑的にも、外では葬送の曲としてウクライナ国家が歌われていた。そのうえ建物には、ナチスの鍵十字に似たシンボルが、スプレーで描かれ、「ガリシア親衛隊」という落書きもあった。これは「ウクライナ民族軍」を指し、第2次大戦中に「ナチス親衛隊」(the German Nazi SS)との共同作戦で、東部戦線のロシア人を殺した部隊だ。」
さる2月22日にウクライナ合法政府を倒したのは、2003年に我々をイラク戦争に引きずり込んだのと同じネオコンの政治家たちが裏で指導した作戦の一部だった。
ビクトリア・ヌーランド女史は、イラク戦争の時、ディック・チェイニー副大統領の外交問題主席顧問だった人物で、今は国務省のウクライナ担当の副長官だ。彼女は政権転覆後の政府に誰を据えるかを、2014年1月に電話で語っていた。その録音テープが漏洩し、今では[YouTubeで]公開されている。
また彼女はジョン・マケイン上院議員と一緒にキエフの街頭抗議行動に参加し、その写真も撮影されている。このような彼らの行動が、当時の反政府運動の指導者たちにアメリカが支持してくれているとの信頼を与えた。彼らは今やネオナチ極右派や政党「スボボダ」の指導層におさまっている。
もう一つ付けくわえるならば、ビクトリア・ヌーランド女史は、「アメリカ新世紀“ネオコン・プロジェクト”」の共同発起人ロバート・ケーガンの妻だ。ブッシュ大統領のイラク戦争を立案し、その青写真を提供したのも、このプロジェクトの仲間だった。
ヌーランド女史はロシアにたいする敵意むき出しの人物で、ファシストが先導する運動を、国務省職員としてキエフで公然と推進していた。彼女はウクライナにおける抗議運動の重要性を、ワシントンにある反動的反共的シンクタンクで説明した。キエフのダウンタウンから帰った直後の2013年12月におこなったそのスピーチで、彼女は語った。「我々はウクライナに50億ドル以上も投じてきた。それはウクライナに安全と繁栄と民主主義を保障するためだ。」
この国アメリカの民衆はウクライナで広がりつつある危機について非常に歪められた情報を与えられている。この危機はアメリカが後押しをした政権転覆から始まったものだ。しかもその目的はウクライナの全てをNATOに吸収し、ロシアと強い結びつきをもっていた経済的政治的つながりを逆転させることだった。ヌーランドもマケインも、そして今ではアメリカ政府の全体も、政権転覆作戦を推進した民兵勢力がネオナチだったという事実に感ぜず満足しているようだ。
さる2月22日(土)、ウクライナ議会の建物に攻撃をかけ占拠したのはネオナチの民兵だった。彼らは、選挙で選ばれた政府と街頭で抗議活動をしていた勢力との間で合意されていた協定を破壊し、準ファシストの新政権をつくりあげた。この政府は即座に、少数派民族のための公用語だったロシア語を禁止した。
アメリカの民衆はいま行動を起こしつつある。我々は、自分たちの税金が、ネオナチの人物で組閣された政府に、送られるのを許すわけにはいかない。たとえ雀の涙ほどの額であっても。
<註1> 上で紹介されているロバート・パーリィ(Robert Parry)の記事は、下記を参照ください。オデッサの殺戮事件のみならず、これまでにアメリカが極右勢力やネオナチを利用して世界各地で体制転換をしてきた詳しい説明があります。
「生きながら焼かれたウクライナの抗議者たち」
Burning Ukraine’s Protesters Alive
http://consortiumnews.com/2014/05/10/burning-ukraines-protesters-alive/(May 10, 2014)
<註2> また次のRT記事では、48人ものひとが未だに行方不明のままで、さらに60人が病院に収容されていて、そのうち26人が瀕死の状態だということです。
Odessa massacre 9 days on: Dozens still missing, residents commemorate the dead
http://rt.com/news/158124-odessa-fire-memorial-radicals/(10.05.2014)
また次のLiveJournal(LJと略記)の記事では、オデッサの惨劇が目を背けたくなるような生々しい写真が20枚以上も掲載されています。これはRTですら報道していないものです。
How the thugs killed Odessa inhabitants in the Trade Unions House - the details of bloody scenario
http://ersieesist.livejournal.com/813.html
上記の記事原文はロシア語ですが、英語版を和訳したものが『アジア記者クラブ通信』5月号に載っています。この記事の「追記」には「殺害された人数は300人と見こまれる」と書かれていました。
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