オバマ大統領の広島訪問、物理化学者・藤永茂氏いわく「稀代のコン・マン=詐欺師」
国際教育(2016/06/30)、Brexit(イギリスのEU離脱)、死の商人Merchant of Death、コン・マン(Confidence Man=詐欺師)、オバマとは誰かWho is Obama?
前回のブログ(2018/06/18)を書いてから既に10日以上も経っているのですが、親戚縁者がすべて金沢とその近隣に住んでいるので、義母の「49日」の法要のため金曜日に金沢に出かけ、26日に岐阜へ戻ってきました。
義母の葬儀のあと、これまでの疲れが出たのか家内も私も1週間ほど寝込んでしまいました。そのあと何とか起き出して金沢でおこなう「49日」の法要の準備に追われ、やっと岐阜に戻ってきたものの、また疲れが出て仕事ができず、今に至ってしまいました。
そういうわけで、「日本の医療や病院も『死の商人』の一角を占めているのではないか」という点について書きたいことは山積しているのですが、そうこうしているうちに、イギリスがEUから離脱して、世界中が騒然とし始めました。
大手メディアはイギリスのEU離脱のマイナス面だけを取りあげ、EUが各国から通貨発行権を奪い緊縮財政(=貧困・貧富の格差拡大)のみを各国に押しつけてきたことにたいする怒り不満が現在の事態をつくりだしたことに全くふれていません。
大量の移民がEUになだれ込んできたのもEUがアメリカやNATO軍と一体になって中東の政権転覆を重ねてきたことの結果ですから、この点にたいする怒り不満も、今回のEU離脱の底流に流れています。
ですから、「死の商人」の一角を占めているのは日本の医療や病院どころか、EUやNATO軍こそが巨大な「死の商人」とも言えるわけで、その先頭に立っているのがオバマ大統領でした。
ところが、オバマ大統領がアメリカ史上で初めて広島を訪れた現職大統領だということで、あたかも「核廃絶を決意する平和の使者」であるかのような論調が、ふたたび日本の大手メディアを席巻しました。
このような論調にたいして私は、5月21日づけのブログで「オバマとは誰か―『アメリカ大統領による史上初の広島訪問』を考える 」と題して批判的視点を提起しておきました
しかし最近、大手メデイアだけでなく、池上彰氏(東京工業大学特命教授)のような識者までもが、オバマ氏を絶賛する記事を、「大岡山通信」というブログで書いていることを知りました。
「原爆の記憶世界に刻む オバマ演説を考える」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO03057690R00C16A6000000/(2016/6/6)
他方、安倍総理の地元で孤軍奮闘している地方紙『長周新聞』が、私のブログを取りあげて掲載してくれ、しかもその反響まで送ってくれました。そこで池上氏にたいする反論も兼ねて、その反響および掲載紙を改めて以下で紹介させていただきます。


<註1> 長周新聞のJPEG版は非常に読みにくいので、本文をもういちど読んでみたい方は下記のブログ版または新聞HP版を参照していただければ幸いです。
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-261.html
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/obamatohadareka.html
<註2> 死の商人オバマ大統領、犯罪大国アメリカについては、物理化学者・藤永茂氏のブログ「私の闇の奥」に次のような、短いけれど実に鋭い分析があります。
「いよいよエリトリアの番か?」
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/6ae0b2383b522ac49a82832c607d43ee
<註3> 池上彰氏については、氏がNHKテレビ『週刊こどもニュース』で、ニュースに詳しい「お父さん」役として編集長兼キャスターを担当していた頃(1994年から退職する2005年まで)から注目していたのですが、その子ども番組で「拉致・拷問・暗殺を繰りかえしてきたイスラエルの諜報機関モサド」を擁護する発言をしているのを見てから、私の氏への信頼は崩壊しました。ウィキペディアによれば、このような人物が下記のような肩書きで、日本の「識者」の一翼を担っているのです。
*東京工業大学教授
名城大学教授
信州大学特任教授
京都造形芸術大学客員教授
愛知学院大学特任教授
特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事
前回のブログ(2018/06/18)を書いてから既に10日以上も経っているのですが、親戚縁者がすべて金沢とその近隣に住んでいるので、義母の「49日」の法要のため金曜日に金沢に出かけ、26日に岐阜へ戻ってきました。
義母の葬儀のあと、これまでの疲れが出たのか家内も私も1週間ほど寝込んでしまいました。そのあと何とか起き出して金沢でおこなう「49日」の法要の準備に追われ、やっと岐阜に戻ってきたものの、また疲れが出て仕事ができず、今に至ってしまいました。
そういうわけで、「日本の医療や病院も『死の商人』の一角を占めているのではないか」という点について書きたいことは山積しているのですが、そうこうしているうちに、イギリスがEUから離脱して、世界中が騒然とし始めました。
大手メディアはイギリスのEU離脱のマイナス面だけを取りあげ、EUが各国から通貨発行権を奪い緊縮財政(=貧困・貧富の格差拡大)のみを各国に押しつけてきたことにたいする怒り不満が現在の事態をつくりだしたことに全くふれていません。
大量の移民がEUになだれ込んできたのもEUがアメリカやNATO軍と一体になって中東の政権転覆を重ねてきたことの結果ですから、この点にたいする怒り不満も、今回のEU離脱の底流に流れています。
ですから、「死の商人」の一角を占めているのは日本の医療や病院どころか、EUやNATO軍こそが巨大な「死の商人」とも言えるわけで、その先頭に立っているのがオバマ大統領でした。
ところが、オバマ大統領がアメリカ史上で初めて広島を訪れた現職大統領だということで、あたかも「核廃絶を決意する平和の使者」であるかのような論調が、ふたたび日本の大手メディアを席巻しました。
このような論調にたいして私は、5月21日づけのブログで「オバマとは誰か―『アメリカ大統領による史上初の広島訪問』を考える 」と題して批判的視点を提起しておきました
しかし最近、大手メデイアだけでなく、池上彰氏(東京工業大学特命教授)のような識者までもが、オバマ氏を絶賛する記事を、「大岡山通信」というブログで書いていることを知りました。
「原爆の記憶世界に刻む オバマ演説を考える」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO03057690R00C16A6000000/(2016/6/6)
他方、安倍総理の地元で孤軍奮闘している地方紙『長周新聞』が、私のブログを取りあげて掲載してくれ、しかもその反響まで送ってくれました。そこで池上氏にたいする反論も兼ねて、その反響および掲載紙を改めて以下で紹介させていただきます。
寺島隆吉先生
「オバマとは誰か」に鋭い反応がかえっています。
オバマ訪問で厳戒態勢がとられた広島では、マスコミを動員し市民を排除した茶番劇に、怒りが渦巻くなか、「Who is Obama?」が感動的に受け止められました。 それは、「オバマが、良いことをしていないとわかっていても、このように事実 を論理的にあげられると、やっぱりそうだったと確信になる」(被爆者)との意見に代表されます。
「オバマは、資料館に入っただけで中を見ていない。広島市民のことをなにも考 えていない。抽象的な演説で煙に巻いたが、実際は核兵器の削減を一番やらず、使用するための新型核兵器の開発を一番熱心にやった大統領だ」と、怒りを ぶつける被爆者(長周読者)もいます。
このように「オバマは誰か」が、市民から浮き上がった被爆者団体を抱き込んでオバマを美化することに苦々しい思いでいる大多数の広島市民の心情にピタッと合い励ましたと実感します。
下関でも読者から、「(文章の)題名がいい」「オバマは調子のいいことをいうが、悪いことばかりしてきたではないか」という意見が普遍的に出されています。集金の際、「Who is Obama?」と茶化しながら、お金を出す人もいました。ある種の流行語になりそうです。


<註1> 長周新聞のJPEG版は非常に読みにくいので、本文をもういちど読んでみたい方は下記のブログ版または新聞HP版を参照していただければ幸いです。
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-261.html
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/obamatohadareka.html
<註2> 死の商人オバマ大統領、犯罪大国アメリカについては、物理化学者・藤永茂氏のブログ「私の闇の奥」に次のような、短いけれど実に鋭い分析があります。
「いよいよエリトリアの番か?」
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/6ae0b2383b522ac49a82832c607d43ee
<註3> 池上彰氏については、氏がNHKテレビ『週刊こどもニュース』で、ニュースに詳しい「お父さん」役として編集長兼キャスターを担当していた頃(1994年から退職する2005年まで)から注目していたのですが、その子ども番組で「拉致・拷問・暗殺を繰りかえしてきたイスラエルの諜報機関モサド」を擁護する発言をしているのを見てから、私の氏への信頼は崩壊しました。ウィキペディアによれば、このような人物が下記のような肩書きで、日本の「識者」の一翼を担っているのです。
*東京工業大学教授
名城大学教授
信州大学特任教授
京都造形芸術大学客員教授
愛知学院大学特任教授
特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事
- 関連記事
-
- チョムスキー「なぜアメリカはイスラエルの属国となるか―アメリカの「キリスト教原理主義」とイスラエルの「ユダヤ教原理主義」の奇妙な野合 (2018/08/23)
- 世界はいま「大転換」のとき2 ― 「神によって選ばれた国」「神によって選ばれた民」その3:アメリカの「国連人権理事会」離脱宣言 (2018/07/26)
- 世界はいま「大転換」のとき 2 ― 「神によって選ばれた国」「神によって選ばれた民」その2、 (2018/06/24)
- 世界はいま「大転換」のとき、2 ― 「神によって選ばれた国」「神によって選ばれた民」 (2018/05/22)
- 世界はいま「大転換」のとき、1 ― 裏国家(DeepState)の存在が今や誰の眼にも明らかに! (2018/05/10)
- 二重スパイだったスクリパリ大佐の毒殺事件によせて ― 安倍首相と文(ムン)大統領の知性を比較する (2018/04/01)
- 「戦争は国家の健康法である」余話 ― 東京都議選、北朝鮮ミサイル避難訓練、そして「準戦時体制」下にある日本 (2017/07/05)
- 「戦争は国家の健康法である」その3 (2017/06/14)
- 「戦争は国家の健康法である」その2 (2017/06/06)
- 「戦争は国家の健康法である」その1 (2017/05/30)
- ボブ・ディラン「戦争の親玉」、パティ・スミス「民衆には力がある」 (2017/05/14)
- 迎春2017―- 激動・激変する世界、混乱・混迷を深めるアメリカ (2017/01/04)
- プーチンとは誰か―― 『戦争プロパガンダ10の法則』 (2016/12/15)
- ジョン・ピルジャー「タリバンを育てたアメリカ」その3 (2016/10/03)
- ジョン・ピルジャー「タリバンを育てたアメリカ」その2 (2016/09/30)
スポンサーサイト