迎春2017―- 激動・激変する世界、混乱・混迷を深めるアメリカ

昨年は、正月早々から義母が救急車で緊急入院することから始まり、それ以来、入退院を繰りかえしながら、ついに6月11日に他界しました。
入院するたびに悪くなっていくので、安保徹氏の言う「医療が病いをつくる」を実感する日々でもありました。ディサービスに復帰できるまでに回復していた時期もありましたから、なおさら、その思いが募りました。
他方、これと並行して『寺島メソッド 英語アクティブラーニング』の出版をすすめていたので、編集会議、原稿集め、加筆修正の要請、初校・再校・三交・念校などが切れ目なく続き、その合間に入院している義母への見舞いを兼ねた毎日の看護も重なって、本当に疲労困憊した1年でもありました。
最終的に『寺島メソッド 英語アクティブラーニング』が出版されたのが11月20日で、その直前まで「再念校」をせざるを得ず、それが終わった後は、12月2日に予定されていた和歌山講演(「高英研」和歌山市支部)への準備に追われました。
実はその前に思いもかけず「しんぶん赤旗」から『英語の帝国』(平田雅博、講談社)の書評依頼があり、11月30日の締切を講演後の12月5日まで延ばしてもらえるようお願いせざるを得ないという突発的な出来事もありました。
もうひとつの突発的な出来事は、長周新聞から「先生の『ヒラリー・クリントンとは誰か』上・下(11月2日・4日)の反響が大きかったので、2017年新年号の記事もぜひお願いしたい、締切は12月13日ではどうでしょうか」という依頼があったことでした。
もうすでに疲労が極致に達していたので断ろうかと思ったのですが、編集部からの強い要請に屈して、「締切を12月末日にしてもらえるなら」という条件で引き受けることになってしまいました。「NOといえない日本人」の典型です。
こうして昨年は、最後の最後まで仕事に追われることになり、ついに喪中の葉書すら書く余裕がなくなってしまいました。
そういうわけで、「謹賀新年2017」ではなく「迎春2017」という題名のハガキをつくり、せめて元旦当日に届いた年賀ハガキに応えることにしました。これが本日のブログで紹介する新年の挨拶状ということになります。
前回のブログを載せた日付を確かめると、2016年12月15日になっていましたから、もう1か月近くにもなっています。私のブログを待っておられた方には本当に申し訳なく思っています。
しかし、元旦当日は届いた年賀状の返礼をつくるのに追われ、翌日はその宛名書きに追われ、さらに昨日は長周新聞新年号の原稿校正に追われていましたので、私の窮状に免じて、何とかお許しをいただければ有り難いと思います。
いずれにしても良いお年をお迎えください。
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