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外国では「放射能五輪」と呼ばれている東京オリンピック――安倍政権は「二次被曝=人道に対する罪」を犯しつつある、即刻中止を!

国際教育(2019/09/08) 放射能五輪、被曝オリンピック、「人道に対する罪」、東京も安全ではない、日本海すら汚染される、被災者「棄民」と確率的「大量殺人」、グリーンピース・ドイツ事務所のショーン・バニー首席原子力専門家

福島全土に広がる汚染土の袋
福島を埋め尽くす汚染土
https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/51c11a6af97c6e4214a2f75006d82c6d
「そんなに安全なら、汚染土の再生利用は、まず東京オリンピックのための工事に東京都で使えばよい」


 私がいつも「地震と原発事故情報」をメールで送ってもらっている「たんぽぽ舎」から、2019年8月19日(月)の日付けで、次のような情報【TMM:No3723】が送られてきました。

福島第一原発汚染水の放流時、放射性物質の一部が1年内に東海(=日本海)に流入、「中央日報日本語版」8/14(水)17:03配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190814-00000046-cnippou-kr 


 しかし上記のURLをクリックしても次のような表示が出てきて、肝心の情報が読めませんでした。

指定されたページを表示できませんでした。記事がありません。すでに削除された可能性があります。Yahoo!ニュースのトップページへ5秒後に移動します。


 最近アメリカでも頻発しているのですが、反政府的言動がサイトから削除されていたり、それどころか、GoogleやFacebookでは、トランプ支持の言動が削除されるという事件すら起きています。
 GoogleやFacebookは「リベラル」を標榜し、前回の大統領選挙では大手メディアと一緒になってヒラリー女史を応援することをやってきましたが、今やトランプ支持の言動すら自分のサイトから削除するようになってきています。
 国家が検閲し削除するというのは明らかなファシズム的行為ですが、民間サイトの経営者がこういうことをやり出すと、「言論の自由」を声高に叫んできたアメリカはどこへ行ったのかと言いたくなります。
 それはともかく、上記のような事情で仕方なく、「たんぽぽ舎」のML編集部に次のようなメールを送りました。

いつも参考になる記事をありがとうございます。下記の記事【TMM:No3723】が削除されたのか見つかりません。誰か保存されている方があれば再掲を御願いできないでしょうか。


 すると2~3日後に下記のような返事が届きました。

たんぽぽ舎、**です。以下の頁で見つけました。お役に立てば…
https://japanese.joins.com/article/582/256582.html?servcode=A00§code=A00

 
 さっそく上記URLをクリックしてみたらグリーンピース・ドイツ事務所のショーン・バニー首席原子力専門家による詳しい「福島汚染水危機」の報告が紹介されていました。
 読んでみると非常に深刻な事態が、太平洋岸どころか日本海にまで押し寄せてきてることが分かり、ぜひ皆さんに知っていただきたいと思い、このブログに再録することにしました。
 詳細は以下を御覧ください。

福島汚染水の放流で、放射性物質の一部が1年内に東海に流入
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]2019年08月14日15時47分

福島に積まれている放射性汚染水を海に放流する場合、放射性物質の一部は1年内に東海(トンへ、日本名・日本海)に流入する可能性があることが確認された。

グリーンピース・ソウル事務所と「脱核エネルギー転換 国会議員の会」は14日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)国会議員会館で「福島汚染水危機」報告書の著者であるグリーンピース・ドイツ事務所のショーン・バニー首席原子力専門家を招いて記者懇談会を開いた。

バニー氏は最近、寄稿文を通じて福島汚染水問題提起を提起した。

バニー氏はこの席で、昨年8月に金沢大学の猪股弥生教授らが国際学術誌『オーシャンサイエンス(Ocean science)』に掲載した論文を紹介した。

この論文で猪股教授らは「福島事故当時に放流した放射性物質が表層水を通じて南シナ海を経て日本海に入るのに約1年ほどかかる」と明らかにした。

研究チームはまた、日本列島南側の「亜熱帯モード水」(Subtropic Mode Water、STMW)に入り込んだ福島放射性物質も数年かけて東海に入ることが確認されたと付け加えた。

モード水は水温など物理的特性が似た水の塊り(水塊)のことを指す。

亜熱帯モード水として放流されたセシウム(Cs)-137の量は4200兆ベクレル(Bq、放射能測定単位)であり、このうち5%に該当する200兆Bqが2016年以前に東海に流入したと推算されている。

また、東海に入ってきたもののうち43%(亜熱帯モード水として流出したものの2.1%に該当)の90兆Bqは再び津軽海峡を通じて北太平洋に抜け、30兆Bqは沿海州を通じてサハリン側に流れ出たということだ。残りの90兆Bqは東海に残ったといえる。

一方、バニー氏は「福島第1原発には毎週1497立方メートルずつ放射性汚染水が増えていて、今月1日基準では合計104万9767立方メートルの汚染水が保存されている」とし「日本・安倍政権はこの汚染水を太平洋に放流する計画を推進している」と指摘した。

バニー氏は「汚染水100万立方メートルを海に流すには17年間かけて水7億7000万トンで薄めなければならないが、現実的に海洋汚染なく放流することはできない」と明らかにした。

バニー氏は「汚染水が海流を乗って海を循環し、太平洋沿岸の国々も放射性物質にさらされるおそれがあり、韓国は危険から抜け出すことは難しい」と話した。

バニー氏は「安倍内閣は費用を減らす目的で最適合の技術よりも値段が安い技術にこだわって除染(放射性物質除去)に失敗した」とし「放射性物質である三重水素(トリチウム)を除去できる技術は価格が高いとして断念して汚染水を処理できなかったが、今後は海に汚染水を捨てようとしている」と批判した。

バニー氏は「危険から国民を守るために韓国政府は日本政府に福島汚染水に対する説明と情報を要求する権利があり、問題を提起しなければならない」と付け加えた。

「脱核エネルギー転換 国会議員の会」の禹元植(ウ・ウォンシク)代表は「日本政府が汚染水の処理に失敗した事実を数年間にわたり隠蔽してきた状況で福島が安全だという日本政府の主張は信頼できない」とし「日本が汚染水を放流する場合、人類に対する犯罪行為になるだろう」と指摘した。


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 最近の私は自宅でも太平洋岸の魚介類は食べないようにしていますし、どこかホテルで泊まるときには肉類はもちろんのこと、魚介類も日本海のもの以外は断ることにしていたのですが、このままでは日本海の魚介類も食べれないことになりそうです。
 しかし事態は食べ物どころか、息をするときの空気ですら危険な状態にあります。最近の日本では、全国のスポーツ大会や全国の合唱コンクールなど、何かの全国大会があるたびに、福島が会場として選ばれることが珍しくなくなってきています。

 福島から汚染水が垂れ流されているだけでなく、汚染土を詰め込んだ黒い袋が福島全土に広がっています。しかも、そこからは風に乗って放射能が絶えず福島全土に広がっているのです。
 そんなところでスポーツをする選手は、大きな呼吸をしながら走り回るのですから、どれだけの汚染された空気を吸い込むことになったのか。合唱コンクールで大声をだして唄う生徒たちも、どれだけの汚染空気を吸い込んで福島を後にしたのでしょうか。
 考えただけでも恐ろしくなります。

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では、政府はバスを何百台、何千台も仕立てて住民を迅速に強制移住させました。そしてソ連政府は、その移住した住民のために、チェルノブイリから北東約50キロの、汚染が少ない地区で、スラブチチという町を建設しました。
 ところが我が政府は、福島県民を強制移住させるどころか、汚染土を詰め込んだ黒い袋から放射能汚染された空気が飛び散り、それが全県に広がりつつある福島に帰還させようとしているのです。

 安倍首相が「福島は完全にコントロールされている」と嘘をついてオリンピックを日本に誘致した手前、それを証明するために福島県民を人身御供として差し出しているのです。そして、その犠牲になるのは福島県民だけではありません。
 なぜなら、福島で開かれる球技に参加するオリンピック選手や、それにボランティアという名で無償奉仕させられる学生たちも内部被曝する大きな危険性があるからです。その証拠に欧米のメディアからも、東京五輪にたいする強い疑問・批判が続出しはじめした。

*世界から「放射能五輪」と呼ばれる、日本のヤバさ!
福島の汚染水の太平洋放出にも外国人ブチギレ… 被曝のウソも!

https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201811_post_18649/

 ですから日本の実態を知らないのは、むしろ日本人なのです、主会場になる東京ですら危険地域は少なくありませんし、汚染水が流れ込む東京湾(特に [「お台場」付近)も安全ではありません。
 こう思っていた矢先に、『東京五輪がもたらす危険』という本が緑風社から9月11日に発売されることを知りました。またもや「たんぽぽ舎」からの知らせでした。詳しい内容は下記を御覧ください。

*東京五輪の危険を訴える市民の会『東京五輪がもたらす危険――いまそこにある放射能と健康被害』
http://blog.torikaesu.net/?eid=83
http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1914-0n.html

 私がもうひとつ心配しているのは、ちょうどオリンピックが開かれているときに強度の地震が起きて、停止している各地の原発が自動的に再稼働したどうなるか、ということです。まして、それが首都直下型地震と重なった場合、どんな惨状になるか。考えただけでも恐ろしくなりませんか。

 こんなことを私が考えるようになったのは、チョムスキー『アメリカンドリームの終わり――富と権力を集中させる10の原則』(Discover21、2017)の出版祝いを兼ねたクリスマスパーティーに招かれて、タクシーに乗ったとき、その運転手が「いつ首都直下型地震が起きてもおかしくないから自宅ではそのための備品を欠かしたことがない」と言ったときからでした。
 今の安倍政権には、このような事態に対する想像力が全く欠けているように思えてなりません。


<追記1> この記事を書くために検索していたら次のようなサイトにぶつかりました。非常に印象深いものでしたから時間があるときに覗いてみてください。
*フレコンバック(汚染土袋)に埋もれた「我が村」~福島県飯舘村・葛尾村を訪ねて
http://www.labornetjp.org/news/2015/1020sasaki
*報道特集「汚染土と復興~東日本大震災から8年」20190309
そんなに安全なら、汚染土の再生利用は、まず東京オリンピックのための工事に東京都で使えばよい。汚染土再生利用の脅しと欺瞞!

https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/51c11a6af97c6e4214a2f75006d82c6d

<追記2> 『東京五輪がもたらす危険』の編集主幹者である渡辺悦司氏は、本書の序文と解題を試みた後、最後に次のように述べています。

 本文と上記の追加の根拠を全て総合すると以下の結論が出てくる。
 ドイツの医師団体(IPPNWドイツ支部)が警告するように、東京2020は「放射能オリンピック」「被曝オリンピック」となることは避けられない。全世界の最高のアスリートと全世界からの観客・訪問者が被曝リスクに曝される重大な危険が迫っている。
 東京オリンピックは、日本政府が行っている原発事故被害者・避難者切り捨て政策、帰還者への「棄民」政策=「大量殺人」政策の一環であり、知らずに参加したり無批判にその観客となることは、日本政府のそのような試みを黙認し容認する共犯につながりかねない。
 東京で開催されようとしているオリンピックは「人間の尊厳」を損なうものである。オリンピック憲章の規定する「オリンピズムの目的」すなわち「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てること」に真っ向から反している。
 日本政府は東京オリンピックを返上すべきであり、各国のオリンピック委員会は東京オリンピックをボイコットし、国際オリンピック委員会は本書に述べた全根拠により東京オリンピックを中止するべきなのである。


<追記3> たんぽぽ舎【TMM:No3728】2019年8月24日(土)によれば、『東京五輪がもたらす危険』編集主幹の渡辺悦司氏は、「本書を取りまとめた後で、さらに深刻な事実が次々明らかになってきています」として、次のように述べています。

◎ 例えば、テスト大会が行われているスイミング会場の東京「お台場」の底土は、放射性セシウムにより、91Bq/kgのレベルで汚染されています(大腸菌レベルや水質の不備は言うまでもなく)。
東京新聞2018年10月17日の記事「東京湾の放射能汚染は今」
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/824

 「お台場」の近くには、底土汚染が168Bq/kgや189Bq/Kgの箇所もあります。しかも、このようなセシウムは「不溶性」の放射性微粒子形態をとっている可能性が高く、海水に浮遊しているでしょうから、肺内に吸着すると長期にわたって排出されないでしょう。
 本書で分析しております通り、不溶性微粒子は、NHK番組でさえ70~180倍、欧州放射線リスク委員会ECRRのデータに基づくわれわれの計算では、外部被曝およびカリウム40の内部被曝の数千倍も危険なものです。
NHK番組は:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3986/
ECRRは:http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_chap6_9.pdf

 これを1個でも体内に取り込めば、選手たちは生涯にわたり被曝リスクを負うことになります。このようなところで、世界の選手たちを泳がせて何とも思わないという日本政府や日本スポーツ界上層部の神経は、何と形容したらよいのでしょうか?決して許してはなりません。

◎ 東京葛飾区の水道水も、日本政府の測定でも0.00481Bq/kgのセシウム汚染が見つかっています(2018年6月の蛇口水の測定)。
原子力規制庁のサイトは
https://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/194/list-1.html
 これは一般家庭(年間の水道使用量を30万リットルとすると)では、年間に1500Bq程度の汚染を受けるレベルです。



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狐狸庵居士(田舎の国立大学を2010年に定年退職)

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