研究所「野草・野菜だより」8月――コロナウイルスにたいする免疫力をつけるために、野草化した野菜づくりをめざして、その2
手作りの梅干し 人参(にんじん)の花


世の中は相変わらず新型コロナウイルスで大騒ぎです。とりわけ欧米では感染者の拡大が止まらないというので、マスクをしないひとに罰金を科したり、マスクをしないひとには商店に出入りさせないというところも出てきています。
そんなことをすれば客足が減って商売に悪影響が出るから自分で自分の首をしめるようなものなのに、コロナウイルスの第2波が襲ってくるという政府のPrpjectFear「恐怖作戦」が功を奏してか、炎天下でもマスクをして歩いているひとがほとんどです。
これでは高齢者はとくに熱中症になり、マスクをしたがために病気になったり、悪くすれば死に至るひとも出てくるでしょう。政府の進めてきた「3密回避」「8割削減」「社会的距離」などといった政策が、このような犠牲者を増やしているわけです。
要するに、以前のブログでも書きましたが、コロナウイルスで死ぬではなくコロナ政策で死ぬことになります。それでも新型コロナウイルスが本当に猛毒性で感染力が強いものであれば、政府の政策も仕方がないと諦めもつきます。
しかし、大橋博士の「学びラウンジ」で詳しく説明されているように、今度のウイルスは普通の風邪やインフルエンザとたいして変わらないものですから、間違った政策で毎日を暗い思いで生きている人たちに、政府はどのような言い訳をするのでしょうか。
*大橋博士の「学びラウンジ」https://www.youtube.com/user/ias1ohashi/videos
幸いにも、先日(令和2年8月24日)の午後、参議院議員会館の地下1F講堂で開かれた大橋先生の講演会には定員の300人をはるかに超えた人たちが集まり、会場に入りきれない人たちが多くいたそうですから、未来に何か大きな光を感じます。
それでも一般庶民が眼を開くようになるためには、まだまだ時間がかかりそうです。家内も近くのスーパーマーケットに行ったら、入り口の近くにいたマスク姿の男性から「俺に近づくな!」と、ものすごい形相で怒鳴られたそうです。
政府が何の科学的根拠もなく決めた「2m間隔ルール」が、このような男性をつくりだしてしまったのでしょう。
しかも、このような「社会的距離」というデタラメなアイディアは、2006年のブッシュ政権時に14歳の少女によって発明されたことを、大手メディアの誰も紹介しませんから、このような庶民同士の不和は、とどまるところを知りません。
*「社会的距離」「2メートル間隔ルール」の起源
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-300.html
こうして、「3密回避」「8割削減」「社会的距離」「2m間隔ルール」などといった政策で、本来は団結して真の敵と闘うべき庶民が、今や分裂させられ将来の展望を失い、ますます免疫力を低下させています。
何度も言いますが、今度のウイルスは普通の風邪やインフルエンザとたいして変わらないのですから、日頃から免疫力を高める生活さえしていれば、怖がる要因は何一つありません。強い副作用が懸念されるワクチンなど必要ないのです。
ではどうすれば免疫力を高める生活が可能になるのでしょうか。その一番よい方法は肉乳食をやめ、穀菜食に切り替えることだと思います。欧米でコロナウイルスによる死者が減らないひとつの要因は美食・大食・肉食だと思うからです。
有名な格言に「腹八分目に医者いらず、腹六分目で老いを忘れる、腹4分目で神に近づく」ということばがあります。ですから食事を穀菜食に切り替え、粗食少食の生活をするようになれば、コロナウイルスも近づいてきても、免疫力が撃退してしまいます。
私たち夫婦が「野草化した野菜づくり」「無農薬、無肥料、無灌水の野菜づくり」を目指したのも以上のような理由によります。
千石豆の畑 茗荷(みょうが)の収穫 収穫した韮、胡瓜、茄子、千石豆



この記事の冒頭に掲げたのは、手作りの梅干しと人参(にんじん)の花の写真ですが、毎年、我が家では梅干しを手作りします。
梅干しは昔から1日1粒食べるだけで「医者いらず」と言われています。なぜ「医者いらず」と言われているのでしょうか。
本来ひとの体は弱アルカリ性なのですが近年の肉食文化などの影響から酸性に偏りがちになり、疲れや肩こり肌荒れや便秘などに悩まされたりします。その酸性に偏った身体を弱アルカリ性に戻すにはアルカリ性である梅干しを食べると良いのです。
ざっと効果を上げると「疲労回復」「抗酸化作用」「貧血防止」「現代病対策」「動脈硬化の予防」「頭痛や歯痛を抑える」「肩こりの対策」「整腸作用」「アンチエイジング」「虫歯予防」「冷え症や二日酔いの解消」「食中毒の予防」などがあります。
しかし、ここで特筆しておきたいのは「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」の効能です。これは、梅干しと醤油と番茶で作るお茶ですが。これを飲むと風邪もインフルエンザもコロナウイルスも、医者いらずで撃退できます。
(風邪やインフルエンザやコロナウイルスに対して卓効を示すのは、もうひとつ「梅干しの黒焼き」がありますが、これについての説明は割愛させていただきます)。
ですから我が家では、手作りで梅干しをつくることにしているわけです。しかし今年は梅雨空が延々と続きましたから、家内はこれをきちんと干しあげるのに本当に苦労しました。
2番目の写真は人参(にんじん)の花です。これも無農薬・無肥料・無灌水で育てたものです。隣の畑で野菜づくりをしている知人は「化学肥料がだめなのは分かるがなぜ有機肥料ではいけないのか」と言います。
しかし最近の有機肥料は鶏糞にしろ牛糞にしろ、飼われている鶏も牛もホルモン剤や抗生物質を大量に与えられて工場生産化されていますから、そのような鶏や牛の糞は化学肥料とほとんど変わらなくなっています。
ですから無肥料ということになるのですが、それでも人参の花丈はこんなに大きくなりました。これは種を採るために、このように花が咲くまで放置してあるのですが、こうすれば、また種を買わなくて済むだけではなく、この種はこの土地に適したものに変わっていくということだそうで、楽しみです。
後段1番目の写真は千石豆の畑です。例によって無農薬・無肥料・無灌水なのですが、こんなに大きくなりました。
千石豆は「ふじまめ」のことですが、さやの形が千石船(せんごくぶね)に似ていること、また高温や病気に強く、たくさん実をつけることから「千石豆」と呼ばれているそうです。
今年は天候不順で、「無灌水」どころか、長く続いた梅雨で畑が水没するようなこともありましたが、それでもこんなに元気で、名前のとおり沢山の実をつけくれました。毎日のように食べても食べきれません。
私たち夫婦は基本的には「1日1食」なので、なおさらのことです。
それはともかく、この「若莢(わかさや)には豊かな風味があり、岐阜の地元ではスジをとったものを茹で、味噌和えなどにするのが人気だそうですが、私たちは胡麻和えにして食べています。胡麻も健康の源ですから。
後段2番目の写真は茗荷(みょうが)の収穫風景です。研究所の庭は、元は畑地だったところを宅地にしたものですから、いまだに雑草・野草が次々と出てきます。茗荷も植えたつもりがないのに毎年やまのように出てきます。
しかし出てくる茗荷のほとんどは、すぐに花が咲いてしまって、根っこにあるはずの花穂(かすい)すなわち「花茗荷」が付いているものは、なかなか見つかりません。
ところがこの日は、庭の雑草化した茗荷を引き抜いていたら偶然、根っこにみごとな「花茗荷」が付いているものを見つけました。さっそく夕食のお吸い物にしていただきました。
この茗荷という野菜は、日本の代表的な香味野菜の一つで、ほのかな苦味とシャキシャキした食感が、私をさわやかな気分にさせてくれました。暑い時期には一服の清涼剤のようで、実に美味しくいただきました。
茗荷といえば「たくさん食べると物忘れをする」と昔から言われてきましたが、実は「めが(芽香)」の音変化から「みょうが」と言われるようになり、「茗荷」は当て字だそうです。
最後は、収穫したばかりの、韮(にら)、胡瓜(きゅうり)、茄子(なす)、千石豆(せんごくまめ)です。韮(にら)以外は、先述のとおり全て、「無農薬・無肥料・無灌水」で育てたものです。
韮(にら)は、今では食品売り場でも買えますが、やはり畑で栽培したものは農薬や化学肥料づけになっている可能性がありますから、私たちは韮(にら)を買ったことがありません。散歩に行く途中の荒れ地や道路際に自生しているのを見つけて、それを収穫してきます。
野菜として全国各地で栽培されるようになったのは戦後からだそうですが、昔から民間療法に「にら雑炊」や「にらの味噌汁」が食べられていたのは、古くから薬草として利用されてきたことによるのかも知れません。
しかし、野菜化した韮(にら)はやはり生命力に欠けますから、古くから薬草として利用されてきた効力は半減しているのではないでしょうか。その点、道ばたや荒れ地に自生して野草化した韮(にら)は、薬草として利用されてきた頃の生命力が復活しているように思います。
なぜなら韮(にら)の一束二束を根元のほうから切ってきても一週間も経たないうちに次の葉が出てくるから、切っても切っても次の食事に事欠きません。まるで明日葉のようです。これほど栄養価の高いものを放置して置く手はありません。ところが近所のひとたちは、この韮(にら)を見ても雑草としてしか眼に入らないようです。
韮(にら)の食べ方は色々ありますが、最近の私たちは韮(にら)を湯豆腐の上に乗せて食べていますが実に美味です。これも、暑い時期には一服の清涼剤のようで、実に美味しくいただけます。しかも韮(にら)は生命力抜群ですから、コロナウイルス退治に大いに役立ってくれているような気がします。
これを「にら豆腐どんぶり」にしても抜群のおいしさです。韮(にら)を微塵切りにして醤油と胡麻油をかけて、先述のように、湯豆腐の上に乗せて食べるだけでも充分に美味しいのですが、これを玄米ご飯のうえにかければ、「にら豆腐どんぶり」の出来上がりです。私たち夫婦にとっては普通の「天ぷら丼」よりもはるかに美味です。
ところで、現在のコロナ騒ぎで多くの人が自粛生活を強いられています。その結果、「コロナ鬱(うつ)」とか「自粛警察」などという新語が出てきたことを知りました。
このような自粛生活では、心も冷え切って鬱病になるのは当然とも言えます。鬱状態では免疫力も低下しますから、とうぜん風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。PCR検査で陽性になるのも不思議はありません。
それを吹き飛ばすには免疫力をあげる生活と食事がいちばんです。散歩や畑の労働その他で、適度に体を動かし、穀菜食・粗食少食を心がければ、必ずや免疫力も上がるでしょう。これは自然医学で立証済みです。
<追記>
2020年8月28日、安倍首相が辞意を発表しました。
安倍政権は日本の種子を保護発展させてきた「種子法」を廃止し、今度は「種苗法」を改悪して、自家増殖・自家採種を「原則禁止」にしようとしてきました。
幸いにも、3月の通常国会に提出された「種苗法改正案」は、農家をはじめ消費者のなかでも反対世論が広がり継続審議となりました。
これが成立したら、私たち夫婦が自分で種を採り、「無農薬、無肥料、無灌水」で野草化した野菜を育てる試みも困難になる可能性があります。安倍首相の辞任を機に、この法案が継続審議ではなく廃案になることを強く望みたいと思います。
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