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研究所「野草・野菜・花だより」2021年3月――野草のような野菜を育てる。野草や季節の花とともに、自然を愛でながら生きる。

辛夷(こぶし)、姫辛夷(ひめこぶし)、山茱萸(さんしゅゆ)、立金花(りゅうきんか)土筆(つくし)、野蒜(のびる);自然農、粗食少食、玄米菜食、無農薬・無肥料・無灌水の野菜づくり

辛夷(こぶし)と姫辛夷(ひめこぶし)
辛夷と姫辛夷_R

 例年、ヒメコブシ(姫辛夷)は小鳥が小さな蕾のうちも食べられてしまうので、ほとんど花を見られないのですが、今年はどういうわけか美しい桃色の花を楽しむことができました。
 背景に白く咲いている花はコブシ(辛夷、しんい)です。モクレン(木蓮)と似ているのですが、花の大きさがまったく違います。
 木蓮のほうがはるかに大きく、まさに「木に咲くハス(蓮)」です。他方、ヒメコブシは和名「姫・辛夷」が示すように、コブシよりも小さく愛らしい桃色をしています。

 ちなみにコブシを漢名で「辛夷」と書くのは、早春に採取した花の蕾を風通しのよい場所または、天日で乾かしたものは、辛夷(しんい)という漢方薬になるからだそうですが、私たち夫婦は生薬として使ったことはありません。
 しかし、次の写真で「辛夷・姫辛夷」の前景に写っているサンシュユ(山茱萸)は早春に見事な金色の花を咲かせ、別名ハルコガネバナ(春・黄金花)とも呼ばれますが、秋にはグミのような真っ赤な小さい実をつけ、これは果実酒にして楽しんでいます。
 疲労回復、滋養強壮、冷え症、低血圧症、不眠症などに効くそうです。グミのような透き通った赤い実を珊瑚に例えてアキサンゴ(秋珊瑚)とも呼ばれています。

山茱萸と辛夷・姫辛夷 山茱萸の実
山茱萸と辛夷・姫辛夷_R 山茱萸2 (2)_R

 ところで研究所で先日、山田昇司『寺島メソッド、魔法の「英語成句」解析術』(あすなろ社)の出版記念会を兼ねた山田先生の退職記念会を開きました。
 そのことの報告を兼ねて、研究員のひとりSさんから次のような近況報告が届きました。以下が、そのSさんからの便りです。
 この便りで リュウキンカ(立金花)と呼ばれているものは後掲の写真を見てください。

研究所の皆さん 私の近況報告です。

 山田先生の退職・出版記念会の写真を送ろうとしましたが、普通のカメラでなくPicture Thisのソフトで撮りましたので送ることができません。
 研究所の庭一面に咲いた キクザキ リュウキンカ(菊咲立金花)を皆様にもお見せしたかったのですが、残念です。
 和歌山のO先生の近況報告を読ませていただいて、びっくりしています。膨大な農作業になりますね。私は100坪ほどの畑と、駐車場の脇で少しずつ畑仕事をしていますが、それでも毎日やることに事欠きません。また農業について成果をお聞かせください。
 いま自然農法について勉強をしていますが、福岡正信やその弟子の川口由一、そして長周新聞に連載されている吉田俊道などを読み始めていますが、なかなか理解は難しいです。何かいい本がないかと物色中です。



リュウキンカ(立金花)        リュウキンカと紫色のクロッカス
立金花_R 立金花とクロッカス_R

 上記の便りでSさんは「自然農法について勉強をしていますが、何かいい本がないかと物色中です」と書いていますが、次に紹介する「和歌山のO先生の近況報告」では、私が前回の「研究所・花だより」で紹介しておいた本についても言及されています。

研究所の皆さん 近況報告をします。

 最近、本格的に農業に取り組んでいると言ってもよいかと思います。稲作に加え、茄子200本(5アール)、カボチャ(5アール)他を作ります。
 稲作の苗づくりから始まって、本格的に栽培するのは初めてなので、本を読んだり、人に聞いたりして作ります。上手くいくかは分かりません。
 太陽の下、体を動かして働くのは大変な面もありますが、やりがいもあります。しかも、昼間は一人なので、晴れた日には田畑で働くことが、心身ともに良いと思っています。そういう訳で、本格的に農業に取り組もうと思いました。

 一方、露地栽培で生計を立てていくのは、大変だと思います。近所の80歳をこえる方が、立派な白菜がコンテナに4個入って、青果市場で200円だと憤っていました。それで、近所に配ってくれていました。
 そういえば、立派な白菜が、白菜畑に収穫もされず放置されていましたが、その理由がよく分かりした。経費をかけず、販売方法も考えていかないと、やっていけないと実感します。できる限り、有機栽培で、しかも商品として出荷できるものを作れたらと思っています。
 稲作を教えてもらっている方(現在76歳)は、燻炭(もみ殻を炭化したもの)や自家製発酵鶏糞で、立派な作物を作っています。その方は、鶏をかっていて、その鶏糞を3年間ねかして、自分で発酵鶏糞をつくります。「卵はいらない、肥料として使う鶏糞が欲しいのだ」と、話されていました。
 その鶏糞には抗生物質が含まれていない訳ですから、本当に安心・安全な作物です。しかも、その肥料に燻炭を交ぜるので、農薬を使わずにすむそうです。先日、自分でも燻炭を作ってみましたが、10時間かけて無事に出来上がりました。
>>>>  そういう訳で、晴れた日は農作業、雨の日は、農業関連の本を読んでいます。なかなか下訳に取り掛かる余裕もないので、心苦しく思い、近況報告させて頂きました。

 先日『寺島メソッド翻訳NEWS』に掲載された記事「インドの農民の抗議運動」にもありましたが、農業を通じて現在の社会を考えることになっています。
* 世界規模での農業破壊:インド・モディ政権「農耕改革」の背後にあるWEF(世界経済フォーラム)の目論み (03/12)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-528.html
 寺島先生のブログ記事「野草・野菜・花だより」にも、大変な刺激を受けています。参考文献も掲載されていて、早速、図書館でその本を探しました。その本も読みたいと思っています。いつもながら、貴重な情報を教えて頂いて感謝しています。
* 研究所「野草・野菜・花だより」令和3年1~2月――無農薬・無肥料・無灌水の野菜づくりで、コロナウイルスに打ち勝つ免疫力を (02/28)
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-408.html



土筆(つくし)          野蒜(のびる)

土筆_R 野蒜_R

 上記で紹介した和歌山のOさんは定年退職をされてから。晴耕雨読の毎日を楽しんでおられます。
 晴れているときは田畑に出かけ、雨の日には読書や『寺島メソッド翻訳NEWS』の翻訳(下訳・校正)の毎日を楽しんでいるのですから、免疫力も上がり、コロナウイルスも怖がって近づかないようです。
 私の方も、Oさんが稲作で収穫された玄米を送っていただき、「玄米菜食」「粗食少食」を心がけていますので、コロナ知らずです。
 そのうえ、1日2回の散歩(合計1万歩)を心がけていますので、昨年10月末に岐阜大学病院の間違った治療で痛めつけられた体も徐々に回復しつつあります。先日も散歩の帰りに土筆(つくし)を見つけて採ってきました。
 私は、1986年に岐阜大学へ赴任するまで、土筆(つくし)は食べるものだとは知りませんでした。私は能登半島の貧農家庭で育ったものですから家の周りの田畑にはツクシは生え放題で、それがいつのまにかスギナに変わっていきます。
 ところが岐阜では料亭の料理にもツクシが出てきますし、岐阜大学の近辺の土手に出てくるツクシを近所のひとが次々と採取に来ているのをみて驚いてしまいました。岐阜のひとは貧困だからツクシまで食べるのかと思ったら、これが大違い。
 調べてみると、ツクシには身体に良い栄養素がたくさん含まれている食材であることが分かりました。
 たとえば、抗酸化ビタミンのβカロテンはブロッコリーやオクラよりも多く、特にビタミンEの含有量は100gあたり5.0mgと野菜の中でもトップクラスといわれています。さらに、カリウムや鉄の含有量ははホウレンソウに近く食物繊維はホウレンソウの倍以上が含まれています。

 というわけで、私たち夫婦は「無農薬・無肥料・無灌水の野菜づくり」に励んでいるだけでなく、野草を積極的に食卓に取り入れるようにしています。そのひとつがツクシだったりフキノトウだったりするのですが、上記の写真で右側のノビル(野蒜)も研究所の庭で採れたものです。
 私たちは「野草のような野菜を育てる」を目標にしながら、無農薬・無肥料・無灌水の野菜づくりに励んでいるのですが、それだけでなく、野草そのものも日常的に楽しんでいます。
 そうすれば野草の生命力で免疫力があがり、たとえ新型コロナウイルスが襲ってきても、簡単に撃退することができますし、ワクチンにたよる必要はありません。
(それどころか遺伝子ワクチンはEUでたくさんの被害者を出し、いま接種中止に追い込まれています。)
 ちなみにウィキペディアによれば、ノビル(野蒜)には次のような食べ方や薬効・効能があるようです。皆さんもノビルを見つけたら、ぜひ挑戦してみてください。

 <葉は万能ネギやニラに準じて用いられ、鱗茎は酒の肴として生やゆがいて酢味噌等の味付けで食されるほか、軽く湯通ししてぬたにしたり、味噌汁の具や薬味としても用いる。一年中採取して食べることができるが一般的に春が旬であるとされる。>
<鱗茎を夏に掘りとって天日乾燥したものが生薬となり、薤白(がいはく)とよんでいて、また同類の中国の植物名を当てて山蒜(さんきん)とも呼んでいる。狭心症の痛みの予防や、食べ過ぎによる食欲不振など、ラッキョウ同様に効果があるといわれ、薬草名もラッキョウと同じ薤白(がいはく)である。 >
 <民間療法として、強壮、鎮咳、扁桃炎、咽頭炎にも効果があるともいわれていて、鱗茎の乾燥黒焼き末を砂糖湯で服用する方法が知られている。外用薬として、ぜにたむし、はたけ、しらくも、腫れ、虫刺されなどに対して含硫化合体の制菌作用によって治りが早まると言われていて、生の全草をすりつぶしたものを患部につける利用方法が知られている。>


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翻訳ニュース新記事20210317 ―― マッキンダーのハートランド理論、キング牧師暗殺の真実、日独伊3国同盟のルーツ、その他

翻訳ニュース(2021/03/17)
 キング牧師暗殺の真実、日独伊3国同盟のルーツ、国際医療専門家連合(United Health Professionals)、ワクチン強制接種を拒否する米軍家族、マッキンダーのハートランド理論、NAFTA・グローバル企業によるメキシコ農業の悲劇・インド農業の危機


マッキンダーのハートランド理論:
ハートランド理論
世界島(World Island)、周辺諸島(Periphery Islands)
中軸地帯(Heartland)、内側の三日月地帯(Rimland)と外側の三日月地帯(Periphery Islands)


 国際教育総合文化研究所の活動の一つとして『寺島メソッド翻訳NEWS』を運営しています。
 その際、私が送った翻訳素材を下訳または校正したひとが、そのニュースを読んでみて「驚いたこと新しく発見したこと」を毎回、書いてもらうことにしています。
 しかし、それを読んでみると毎回きわめて印象深いコメントが多く、これをそのまま研究所内の仲間うちだけで読んでもらうにはあまりに勿体ないと思うようになりました。
 というわけで、もっと多くの人に読んでもらうために、このブログを通じて公開することにしました。御理解いただければ幸いです。
 前回は「今回は今までに蓄積されてきたものを一挙に公開するので、やや分量が大きすぎますが、次回からは小まめに紹介しますので、どうかお許しいただければ幸いです」と書きました。
 しかし「翻訳グループ」の皆さんの活躍が目覚ましく、今回も多くなってしまいました。どうかお許しを。


① 「デジタル・バスティーユ牢獄」における「プライバシー富裕層」対「プライバシー貧困層」。世界経済フォーラム(WEF)の舵取りで「プライバシーは死滅」
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-523.html
下訳されたOSさんからのコメントです

「デジタル時代に育った人たちは、昔の人たちほどプライバシーを気にしていないように見える。その基本的な行動において、人類はデジタル世界が提供するより大きな利便性とプライバシーを交換しようとする意志を示しており、それはプライバシーをどれほど切実に望んでも、辿り着く先は、結局その消滅(一部の人にとってはゾッとすることだが)ということになるのかもしれない。」
 この記事ではここが要だと思いました。そうかもしれない、という認識を踏まえながら、では私たちは「どう前向きに考え行動したらいいのか」ではなく、「それとどう闘うか」です。


② アメリカにおけるコロナウイルス研究。精神的クーデターとしてのCOVID-19パンデミック
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-519.html
下訳されたM先生からのコメントです。

「中国武漢でコロナ騒ぎが起きるはるか以前に、アメリカ国内でコロナウイルスの感染力を強める研究が進んでいたこと、そしてウイルス漏洩事件も起きていたことをを示す驚くべき論考でした」


③ COVID後、ダボス会議の議題は「グレート・リセット」に移行
http://tmmethod.blog.fc2.com/
Nさんからのコメントです

グレタさんたちによるグリーン運動。食べ物の変化、人間を含めて全てのものを電子化する。記事を読んで、全て繋がっているということが、明らかに分かりました。勝手に脳波が読み取られて、自分の言いたくないないことまで知られてしまう未来なんて、著者のエングダールさんだけじゃなくて、僕も真っ平御免です。


④ なぜロシアは西側を発狂させるのか?~ヨーロッパのロシアからユーラシアのロシアへの転換
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-516.html
Nさんから

広大な土地を持つロシアには、まだまだ発展の可能性がある。というよりも、EUはユーラシアという宏大なハートランドの一角にすぎなくなる
余談① それにしても、人生に一度はシベリア鉄道でユーラシア横断の旅を、してみたいものです。
余談② 記事内にドストエフスキーが出てきました。大学時代に「ロシア文学講読」の授業で「貧しき人々」を原文で読んだことを懐かしく思い出しました。


⑥ ロックダウン 前例のないほど世界的な科学的詐欺、医療専門家連合(ユナイテッド・ヘルス・プロフェッショナル)からの COVID-19対策への国際的な警告メッセージ。
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-526.html
下訳されたSさんのコメントです

このメッセージは、1500人以上の国際的医療関係者によって発せられたもので、とても重要な指摘が集められています。
ロックダウン, ステイ・ホーム、マスク着用、社会的距離、ワックチンなどの問題点を総合的に扱っていて、説得力のある記事でした。
それらのコロナ対策に同調しない国として、スウェーデンは知っていましたが、その他にタンザニア、ベラルーシのような国があることを知りました。ベラルーシはヨーロッパで最も死亡率の低い国でもあるそうです。
「このコロナウイルスは、良性ウイルスであり、CFR[症例死亡率]が低い。インフルエンザは毎年10億人が感染し、SARS-CoV-2をはるかに上回るほど多く、このコロナウイルスよりも早く広がり、より多くの集団が危険にさらされているのに、旅行のための検査は必要ありません。」ディディエ・ラウルト教授


⑦ インドで巻き起こる農民の抗議活動 「農作物の抜本的改革」案の代償はと計り知れないものととなる
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-520.html
Sさんからのコメントです。

NAFTAによるメキシコ農業の悲劇・インド農業の危機を訴える貴重な記事でした。
ここまでグローバル企業が私たちの生活に影響を及ぼしているのかと、考えさせられました。日本の農業も他人ごとではないですね。


⑧ 日本がヒトラーやムッソリーニと同盟したのは、米国による経済制裁だった
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-524.html
下訳を担当した、Nからのコメントです

日本が米国により太平洋戦争を起こすよう仕組まれた、という記事でした。
日本の革新派から言えば「日帝のファシズムを肯定するのか?」とタブー視されているテーマのように思われます。
しかしこの記事は、太平洋戦争の捉え方を「自虐的」だとするネトウヨたちの主張とも違いました。
というのは、いわゆるネトウヨたちは、愛国の掛け声は大きいですが、アメリカをその矛先にすることはあまりありません。
左派の方も、太平洋戦争については、日帝への矛先がほとんどで、アメリカへの矛は、あっても非常に弱いもののような気がします。
一言で言えば、太平洋戦争をどう捉えるかについては、日本の右も左も、アメリカの「ソフトパワー」作戦により懐柔されてしまっているのでしょう。
そういう意味で、もう一度この戦争をニュートラルな目で見つめ直すことは、とても重要だと思いました。
<関連記事>
* 米英がムッソリーニのファシズムを支援していた
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-509.html
* 米国資本主義がナチスドイツの戦争を金銭面で支えていた事実は知らない!
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-507.html

⑨ アメリカ軍人の家族の半数以上はCOVIDワクチンをうちたがっていない。法的には雇用者はワクチンの臨床試験の強制接種をさせることはできない
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-525.html
下訳を担当したNさんから。

「これだけワクチン接種後に死者が出ているのですから、とうぜんでしょう。ただ私企業の中には、ワクチンを接種しないとクビになるところも出てきているようです。試用医薬品の強制使用は法律で禁じられているのですが、その抜け道のことが記事に出ていてビックリしました」


⑩ 実はキング牧師は即死ではなく、病院で殺されたのだ!マーティン・ルーサー・キング暗殺の真実
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-510.html
Nさんのコメントです。

何よりも50年近くかけてキング暗殺の真実を調査した、キングの友人、ペッパー弁護士には多大なる敬意を評したいです。
日本でも、1985の日航機事故の真実を孤軍奮闘で調べておられる方(青山透子さん)がいます。彼女と重なりました。彼女もこの事故で亡くなられた元同僚の無念を晴らすべく、動いておられる方です。
記事を読んで、キング暗殺には関わっていた人の多さと、権力者たちの「キングを消そう」という執念を強く感じました。この真実を多くの人に届けるべきです。

校正をしたISさんのコメント
 下訳「キング暗殺計画」の校正案を送ります。長文の翻訳ご苦労様でした。長いけれど推理小説を読んでいる感じで、好奇心をそそられ、冷静に校正できなかったかな、と少し不安です。
 校正するところは細かなところを除いて全くありませんでした。大部分が明らかに入力ミスだと思われるところですが、それ以外の2・3か所は、原文がなかったためその部分だけ赤字にしてあります。
 題名ですが、最初の「キング暗殺計画」だけではちょっとぶっきらぼうな気がします。「キング暗殺の真実」とか、または、題の前後を入れ替えて「キング牧師は即死ではなかった」「病院で殺されたのだ」を先にするとかにしたら良いのでは、と思います。
 日本でもそうですが、こうした事実が歴史の闇に葬られている間は、民主的な社会は望めませんね。


関連記事

新型コロナウイルスに隠された「不都合な真実」②――アレクソフ博士「コロナウイルスで死んだひとはひとりもいない」

総合文化(20210317) COVID-19、緊急事態宣言、PHIEC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態Public Health Emergency of International Concern)、ブルガリア病理学会会長ストイアン・アレクソフ博士、ドイツ議会外コロナウイルス調査委員会

 昨年(2020年)12月26日に国際教育総合文化研究所主宰の「新型コロナウイルスを考える岐阜集会」を開きました。
 そのときの私の講演資料を読んだ『むすぶ』編集長・四方哲さんが、わざわざ拙宅を訪れて、「この資料をぜひ私の月刊誌に連載で紹介したい」との嬉しい申し出がありました。
 その第2回目の連載が月刊『むすぶ』2021年3月号に載りましたので、さっそく以下で紹介させていただきます。
 なお、この『むすぶ』を発行しているのはロシナンテ社という会社で、四方哲さんが一人で運営されているそうです。以下がその会社のURLです。
http://www9.big.or.jp/~musub/index2.html
 これを読んでいただければ、なぜ会社名を「ドン・キホーテの愛馬の名」にしたのかをうかがい知ることができます。時間があるときにでも覗いてみてください。


新型コロナ不都合な真実『むすぶ』第2回626
新型コロナ不都合な真実『むすぶ』第2回627
新型コロナ不都合な真実『むすぶ』第2回628
新型コロナ不都合な真実『むすぶ』第2回629


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日本の致死率0.02%、怖くない新型コロナウイルス――グラフで見る「各国人口あたり死者数」「自粛規制(ロックダウン)の強さと死亡率」

総合文化(2021/03/14) 各国人口あたり死者数、自粛規制(ロックダウン)の強さと死亡率、PCR(Polymerase Chain Reaction、重合酵素 連鎖 反応)、Ct値(PCR検査の増幅回数:Threshold Cycle) 

画像資料 「各国人口あたりコロナ死亡率」 森田洋之『不都合な真実』p77
森田洋之『日本の医療の不都合な真実』 (幻冬舎新書、2020) 77頁

 いま首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言について延長するかどうかでもめているようですが、そもそも増えていると言われる感染者数も、PCR検査をどのようなCt値で測っているのかも公表されていないのですから、延長する根拠はないに等しいものです。
 なぜなら日本ではWHOが過去に推奨していたCt値45とするのが一般的ですが、PCR検査キットを開発したドイツのドロステン博士の論文の論文に大きな問題点があることを指摘されて、慌てたWHOはCt値を35以下にするよう訂正する声明を出しているからです。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202012190000/
 ところが相変わらず政府は、コロナウイルスへの恐怖をかき立てるため、Ct値45のままPCR検査を続けているのでしょう。さもないと感染者は増えないので、誰もワクチンを受けようとしなくなるからです。しかし、この問題をどのメディアも取りあげようとしていません。
 そのうえ、もっと問題なのは致死率です。NHKの調べでも下記のとおり、感染者は44万4336人で、死亡は8464人です。つまり致死率は8464人/44万4336人=0.0190486478700803%で、0.02%に過ぎないのです。

図表:日本国内の感染者数(NHKまとめ(3月11日 23:59 時点)

         感染確認       重症        死亡         退院

日本国内 ※ 44万4336人    354人       8464人       42万2542人
      前日比 +1319人               前日比 +45人

うちチャーター機 14人
クルーズ船    712人        0人        13人       659人

>https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/

 このなかにはインフルエンザによる死者も含まれているはずです。というのはWHOも日本政府も今年はインフルエンザによる死者数は統計を取らないと言っているからです。
 インフルエンザによる死者数まで入れて水増ししても、この程度の致死率なのです。しかし大量のワクチンを買い込んだ政府にとっては困ったことです。

 もうひとつ政府にとって困ったことは、欧米各国でワクチンによる被害者数が激増していることでしょう。
 アメリカのCDC(疾病予防管理センター)とFDA(食品医薬品局)が共同で運用しているVAERS(ワクチン有害事象報告システム)への報告によると、2月26日現在、COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチンの接種での死亡者数は1265名へ増えています。
*COVID-19ワクチン接種後に死亡した人の数は1265名に増加とVAERSへ報告
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202103060001/

<追記> 3月5日付けの最新情報では、死者は1524人に増加しています。
* 1,524 Dead; 31,079 Injured; Following Experimental COVID mRNA “Vaccines”
https://www.globalresearch.ca/cdc-1524-dead-31079-injured-following-experimental-covid-mrna-vaccines/5739800

 EU各国でもワクチンによる被害者が激増し、すでに7カ国がワクチン接種を中止し、その流れはアジアやイスラエルにも波及しつつあります。
*COVID-19ワクチンの接種で先行しているイスラエルでは死亡者の続出が問題に
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202103050000/
*7 European Nations Halt AstraZeneca Jabs on Reports of “Serious” Blood Clots
(ヨーロッパ7カ国でアストラゼネカの接種を中止。深刻な血液凝固の報告)

https://www.globalresearch.ca/7-european-nations-halt-astrazeneca-jabs-reports-serious-blood-clots/5739665?utm_campaign=magnet&utm_source=article_page&utm_medium=related_articles
*Thailand Halts AstraZeneca Vaccinations Following Concerns in Europe
(タイでもアストラゼネカのワクチン接種を中止。ヨーロッパにおける関心事を受けて)
https://www.globalresearch.ca/thailand-halts-astrazeneca-vaccinations-following-concerns-europe/5739649

 ところが日本では政府も大手メディアも、これについてほとんどふれていません。報道するのは感染者の増加のみであり、緊急事態宣言による自主規制(ロックダウン、マスク着用、社会的距離、不要不急の外出禁止)だけが相変わらずの話題です。
 これでは景気が回復するはずもなく、倒産・失業・自殺・免疫低下による死者などが増加するだけでしょう。
 しかし、冒頭のグラフでも分かるように、人口あたりの死者数はほとんど変わりません。むしろイギリスやイタリアの方が多いのです。
 もっと衝撃的なのは、(たとえばイギリス)と、ロックダウンを強化しなかった国(たとえばスウェーデン)を比較してみると、次のグラフに見るとおり、致死率(感染者にたいする死亡率)は、自主規制・ロックダウンを強化した国の方が高いのです。
画像資料 「国別活動制限と死亡率」 井上正康 『本当は怖くない新型コロナウイルス』p78
出典:井上正康 『本当は怖くない新型コロナウイルス』(方丈社、2020)78頁


 しかし日本政府は、国民全員にワクチンを強制するためにはコロナウイルスにたいする恐怖をかき立てねばならず、他方でオリンピックを実現するためにはしなければなりません。つまり「アクセルとブレーキを同時に」踏まなければならないわけです。
 ところが国民にコロナウイルスにたいする恐怖をかき立てすぎたため、今度は非常事態宣言を解除しようとすると、世論調査では「延長しろ」という意見が過半数を占めるという皮肉な結果になっています。
*首都圏の緊急事態宣言「延長すべきだ」57% 毎日新聞世論調査
https://mainichi.jp/articles/20210313/k00/00m/010/123000c
 政府はいまさら「実を言うと今度の新型コロナウイルスは通常のインフルエンザとあまり変わらないので心配するな」とも言えないでしょうから、今後の振る舞いをどうするか苦慮しているに違いありません。

<関連記事>
根拠なき緊急事態宣言延長で「経済死」を国民に強いる日本は75年前のまま
https://diamond.jp/articles/-/265121
緊急事態宣言の「2週間程度延長」で首都圏住民が失うお金、驚きの試算結果
https://diamond.jp/articles/-/264608
緊急事態宣言延長は根拠不明、常套句ばかりで「説明しない政府」の大問題
https://diamond.jp/articles/-/265015
全ての医療従事者にワクチン接種を最優先で行うことは、本当に適切か
https://diamond.jp/articles/-/261744




関連記事

翻訳ニュース新記事20210226 ―― 「英米がヒトラーやムッソリーニを支えていた!」 中国・パキスタン経済回廊(CPEC) その他

総合文化(2021/03/02) クラウス・シュワブ、世界経済フォーラム(WEF)、「世界的グレート・リセット」、SARS-Cov-2ウイルスは「架空のもの」「理論上のウイルス」か、米英によるヒトラーやムッソリーニ支援、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)

中国・パキスタン経済回廊(CPEC)
20210221132445222s.jpg

 国際教育総合文化研究所の活動の一つとして『寺島メソッド翻訳NEWS』を運営しています。
 その際、私が送った翻訳素材を下訳または校正したひとが、そのニュースを読んでみて「驚いたこと新しく発見したこと」を毎回、書いてもらうことにしています。
 しかし、それを読んでみると毎回きわめて印象深いコメントが多く、これをそのまま研究所内の仲間うちだけで読んでもらうにはあまりに勿体ないと思うようになりました。
 というわけで、もっと多くの人に読んでもらうために、このブログを通じて公開することにしました。御理解いただければ幸いです。
 前回は「今回は今までに蓄積されてきたものを一挙に公開するので、やや分量が大きすぎますが、次回からは小まめに紹介しますので、どうかお許しいただければ幸いです」と書きました。
 しかし「翻訳グループ」の皆さんの活躍が目覚ましく、今回も多くなってしまいました。どうかお許しを。


2021/02/26 「翻訳ニュース」に新しい記事12件アップしました

①世界経済フォーラム(WEF)がコビド後の「世界的グレート・リセット」について一番分かっている。世界経済を閉鎖する手助けをしたWEFが、今度は世界経済を改編したがっている。
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-513.html
Oさんから
1971年にクラウス・シュワブが創設した世界経済フォーラムから目が離せません。「寺島式翻訳ニュース」に関連記事が以下のように蓄積されていることは心強いと思いました。

* 2020/08/08: 民営化 : 「ディープ・ステート」による世界再編成の電気プラグは抜かれる
* 2020/06/06: ビル・ゲイツ : ビル・ゲイツと人口削減計画―ロバート・F・ケネディ・ジュニア捜査を求める
* 2020/05/30: コロナウィルス : コロナの暴虐行為、そのあとに来るのは「飢餓による死」だ


「新型コロナウイルスの感染拡大に伴い・・・」という呪文がテレビでも、スーパーマーケットの館内放送で繰り返され、「恐怖心の植え付け」は着実に進行しているようです。
「新型コロナウイルス・ワクチン」がこれまでの生ワクチンではなく遺伝子組み換えワクチンであることにほとんど触れることなしに、まるで「スーパーマンの到来」のような報道です。


②中国・パキスタン経済回廊(CPEC)により、中国とインドとの関係が緊迫化?
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-512.html
OI さんから
この記事によると、中国は中国・パキスタン経済回路で、インド洋への通路を確保します。また、中国とパキスタンのこれまでの歴史も俯瞰でき、学ぶことが多くありました。また、パキスタンが中国の一帯一路構想の要だということです。
 カシミール地域を中心に、この地域は、中国とパキスタン組、インドとアメリカ(と日本、オーストラリア)組による熾烈な陣地取りの様相です。それぞれが核保有国であることも脅威です。ミャンマーの政変に、中国、米国の影が見えるのも頷けます。


③米英がムッソリーニのファシズムを支援していた

http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-509.html

これは⑤の記事と併せてよんでいただければ、第二次世界大戦の本当の姿を考え直すことになると思います。


④われわれは戦争中なのか?――ビル・ゲイツ、パンデミック、ロックダウン、経済災害
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-511.html

 ピーター・ケーニッヒによる、進歩的組織と大学連合(韓国のソウル)でのズームプレゼンテーション


⑤ 戦勝記念日!ロシア人は2600万人戦死の記憶はあるが、米国資本主義がナチスドイツの戦争を金銭面で支えていた事実は知らない
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-507.html
Nさんから
以前も第二次世界大戦の裏にウォール街やブッシュ一族が関わっていた記事を訳しましたが、その第二弾です。
ナチスが倒れても、ファシズムは健在というか、戦前以上に猛威を振るうことになったこと、改めて感じました。学校の歴史教科書には載っていないことばかりでした。もしかしたら権力者たちは、慰安婦や南京大虐殺のことよりも、こちらをつかれる方を恐れているのかもしれません。


⑥SARS-Cov-2ウイルスが「架空のもの」であり「理論上のウイルス」である10の理由。このウイルスは単離されていない。
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-503.html
Nさんから
いろんなインチキの中でこれが1番のインチキですね。


⑦米国は、チベットで中国を標的にする
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-508.html
Sさんから
前に 「トランプが歴史的なチベット法を承認することによって、中国とインドとの緊張が急激に高まる可能性がアップされていますが、今回はチベット問題が、新疆ウイグル、香港雨傘運動、さらにタイの反政府運動との関連性をアメリカ介入の視点で書かれていて勉強になりました。


⑧ゲームオーバーか?日本人の8割が東京五輪開催に反対。コロナウイルスを恐れて
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-506.html


⑨東京オリンピック廃止を求める声が高まっているが、日本でCovid-19の集団免疫ができるのは10月になりそうだ

http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-505.html
OI さんから
  記事によると、オリンピックにすでに2兆5千億円の大金がつぎ込まれているそうです。そして、日本で集団免疫ができるのは、10月頃になるそうです。
 これだけの税金があれば、有益なことがたくさん出来たであろうに、と思います。
 安倍前首相の世紀の大嘘で招致したオリンピックですが、納税者である日本国民がこの金額を知れば、もっと怒りを持つと思うですが。そういう情報は流布されているのでしょうか。

⑩「グレート・ゼロ・カーボン(炭素)」の陰謀
http://tmmethod.blog.fc2.com/
I さんからのコメントです。
  「地球温暖化」というと、毛布にくるまれた地球のイメージがすっかりすりこまれていた私にはショックでした。問題視されているCO2についても初めて知りました。そして、クリーンエネルギー先進国ドイツの実態、ドイツはやがて産業の崩壊を早めるだろうということも考えさせられました。


⑪ダボス会議の世界経済「グレート・リセット」が今やすぐそこに。Covid-19パンデミック後に起きるのは何か?
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-518.html
Nさんから
  気候変動、ファイブG、SDGs、コビド、グレートリセット、すべてがバラバラに起こっているのではなく、すべてひとつの「奴らにとってのユートピア」=「我々にとってのディストピア」に繋がっているのですね。


⑫埋め込み「ワクチンパッケージ」ID――ドイツ議会がGAVIのデジタル「アジェンダID2020」を承認
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-517.html
校正を担当したNさんから
  それにしても「ワクチンによるID埋込みを、こっそり憲法に入れ込む」というのは、いったいどういう事なのでしょう?すごく不気味に感じました。


関連記事

「生徒はコロナではなく自殺で死んでいる!」 学力と学級定数の国際比較、ミシガン州フリント市の小学3年生「読解力は11%未満」

教育原理(2021/03/02) 学級規模、学校設置基準、個別学習と「最近接領域の理論」、『アメリカンドリームの終わり』、「英語読みのアメリカ知らず」、OECD「国際成人力調査」

図表 OECD2019 国際比較「1学級あたりの子どもの数」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93966.php


金田亮(仮名)さん
 先日のズームによるインタビュー予行演習は、予想外に疲れました。やはり私は授業と同じで、オンラインではなく対面での方が良いと思いました。
 (それにしても金田さんが13:00~16:30のズーム・インタビューでも、ほとんど疲れが見えず、そのお元気さに驚きました。)
 さて「コロナ禍における教育」という観点で何かデータが欲しいということでしたので、当面、以下のものを思いつきましたので、列挙または添付でお送りします。


1)少子化で子どもは減っているのに、クラスは相変わらず「密」な日本の学校
Newsweek 2020年7月15日 舞田敏彦
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93966.php
 コロナ渦で長らく休校していた学校が再開されている。「密」を避けるため分散登校をさせている自治体が多いが、1学級当たりの子どもの数があまりに多いと、その効果も限定的になる。これは、教育行政の姿勢に関わることだ。
 日本の教室の平均面積は64平方メートル(8メートル四方)と聞く。2メートルの間隔を開けるとなると、1学級の子ども数の限度は20人だが、現状はこれをはるかに超えている(地域差はあるが)。子どもの命を守るためにも、少人数学級を実現するべきだ。
 2016年のデータだが、日本は2.87%でOECD加盟国の中で最も低い。毎年のことなので、もはや驚くにも値しない。最近の日本のGDPは550兆円ほどなので、2.87%をOECD平均の4.04%に高めることで、6.4兆円もの財源を追加で捻出できる。
 これだけあれば、教員数をかなり増やして、教室の「密」の緩和にもなる。いじめの解消にもつながるだろう。(添付図表も参照)。


2)1クラスの生徒の人数、海外の平均は日本の約半数!

YahooNews 2020/11/17(火)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb1a5399504901ff7a62facfb44fa71c8a2d5110
 OECD(経済協力開発機構)加盟国の平均(2017年)は、小学校で2 1・3人、中学校で2 2・9人。
 コロナ禍での学校生活で、日本特有の問題に1学級の人数が多いということがありました。教室内での子供たちの密集度が高いという問題です。日本の学校は、基本的には「40人学級」。教室内でソーシャルディスタンスをとることが難しく、緊急事態宣言の解除直後は、分散登校を余儀なくされました。
 日本の学級規模の大きさは、教育内容の変化や今の子供たちの実態に照らし合わせると、かなり無理があると指摘され、長い間の課題となっています。
 諸外国に目を向ければ、OECD(経済協力開発機構)加盟国の平均(2017年)は、小学校で2 1・3人、中学校で2 2・9人。1学級の人数の多さからみても、日本の教育は、集団教育体制であることがわかります。
 1学級の人数は、「学校設置基準」により、小学校から高校まで「40人以下」とされています。さらに、小・中学校は、「義務標準法」で、小学1年生のみ35人、それ以外の学年は40人と定められています。
 実態としてはどうなっているかと言えば、小1であれば、36人以上、それ以外の学年であれば、41人以上になると、2学級にすることができるのです。一方、「教育上支障がないのであれば」41人以上になっても、1学級のままであってもよいとされています。
 公立学校の設置者、つまり運営の主体は、小・中学校は市区町村、高校は都道府県等となるため、最終的にはそれぞれの設置者が「児童・生徒の実態に応じ柔軟に編制」するとされています。
 そのため40人満杯で1学級としているところもあれば、20人・21人の学級、30人・26人の学級、あるいは中学以上になると、45人学級などが存在することになるのです。小1だけ、その基準が35人となっているのは、いわゆる「小1プロブレム」に対応するためです。


3)自殺、新型コロナよりも多く失われた命
Yahooニュース、2020/11/21
https://news.yahoo.co.jp/articles/468823530bb795058b5d12e78a29eb6889f409c1
 「10月、自殺によってコロナの10か月間よりも多くの日本の命が奪われる」と衝撃的な見出しが躍ったのは、「CBS NEWS」だ。
 日本における自殺者の数が多いのは今に始まったことではない。というか、日々の「人身事故」などが当たり前になりすぎて、我々の感覚が麻痺しているという面もあるだろう。
 しかし、そんな「自殺大国」でも、コロナショック下での自殺者数の増加は海外メディアにとって衝撃的だったようだ。
 「新型コロナウイルス感染症そのものよりも、はるかに多くの日本人が自殺によって亡くなっている。これはパンデミックの経済、社会的影響が絡んでいると思われる。
 全国の死者が2000人以下と、日本はコロナの流行に対して他国よりうまく対応した一方、警察庁の仮統計によれば10月だけで自殺者数は2153にも昇っている。これで上昇するのは4か月連続だ。
 現在日本では、今年に自ら命を奪った人の数は1万7000人以上にも昇る。10月の自殺者数は例年より600人多く、女性の自殺は全体の約3割と80%以上上昇している」
 特に注目したいのは、女性や子どもの自殺が増えているという点だ。
 「主に育児を担ってきた女性は、パンデミックによる失業や不安の矢面に立たされている。また、彼女たちはよりDV被害の危険性に晒されており、相談所によれば世界各国と同じく日本でも状況は悪化している。こちらも上昇している」
 コロナの疲弊でメンタルヘルスが悪化
 新型コロナウイルスによる自殺者は世界中で増えているが、もとより高い自殺者に悩まされていた日本の現状は、まさに桁違いなのだ。
 「Bloomberg」も、「日本の自殺者急増が、コロナによるメンタルヘルスの死者数を示す」と、この問題を取り上げている。暗澹とした気持ちにさせられるのは、「一部の層」が特に被害を受けているという事実だ。


4)子どもの自殺、過去最多479人 コロナ禍、学習格差や人間関係の悩み増え
中日新聞 2021年2月19日 (中沢佳子)
https://www.chunichi.co.jp/article/204558
 昨年、自ら命を絶った小中高校生が四百七十九人いたことが、文部科学省の有識者会議で報告された。前年より41・3%増で、過去最多。
 コロナ禍による社会不安に加え、昨年春の一斉休校を受け、外出自粛や長時間の授業を強いられるなど、さまざまな影響を受けた子どもたち。負の連鎖をどう断ったらいいのか。 「コロナ禍が関わっているはずだが、何が起きているのか掘り下げなくては」。
 統計のある一九八〇年以降、最も多い自殺者に、文科省児童生徒課の鈴木慰人(やすひと)・生徒指導室長は語る。 厚生労働省などの統計をもとに文科省がまとめた資料では、自殺した子は前年より百四十人増。目立つのは、学校が再開した六月と短縮夏休み明けの八月で、いずれも前年同月の二倍超。原因で最も多いのが「進路の悩み」(五十五人)で、「学業不振」(五十二人)「親子関係の不和」(四十二人)と続く。


5)「感染で亡くなった人はいないのに、なぜ」子どもの自殺大幅増加 コロナ禍で何が
NHK 2020年12月23日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201223/k10012780511000.html
「自分なんて生きていてもしかたない」「死にたい」「消えたい」
 子どもたちから相談機関に寄せられている、多くの叫び。ことし、子どもの自殺が大幅に増えています。4月以降で、すでに300人以上にのぼり、コロナによる社会変化が背景にあると指摘されます。
 コロナ感染による10代以下の国内の死者は、現在までにゼロ(12月23日時点)。「感染で亡くなった人はいないのに、なぜ」、ネット上にはそんな声もあがります。いったい子どもたちに何が起きているのか。そして大人は何ができるのか。取材しました。
去年から3割も増加
 厚生労働省の発表によると、11月に、全国で自殺した小中高校生は、合わせて48人。去年11月の26人から2倍近くに増えました。
 自殺した人が前の年を上回るのは6か月連続です。4月から11月までの期間では、329人と、去年の同じ時期より73人、3割近く多くなっています。
 状況は明らかに深刻になっていますが、コロナの影響と言われても、具体的に何がどう作用しているのか、わかるようでわかりません。実際、何が起きているのか。
 (以下、略)


6)日本人の真の学力を知らない文科省、アメリカンドリームが終わったことを知らない研究者

http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-306.html
<註>以下は、私のブログ「百々峰だより」からの引用です。

 しかし新著『アメリカンドリームの終わり』で「チョムスキーは、「富と権力を集中させる10の原理」をあげ、その「原理2、若者を教化洗脳する」で、自国アメリカの教育を次のように述べているのです。

 最近の公教育は、教育を技術訓練におとしめることに力を注いでいます。こうして、子どもたちの創造性や独立心を奪うわけです。これはたんに生徒・学生だけではなく、教師の創造性や独立心さえも奪います。それが「テストのための教育」です。
 具体的には、ブッシュ大統領の「落ちこぼれゼロ法案」、オバマ大統領の「トップを目指して競争せよ法案」です。わたしの考えでは、これらの政策はすべて教化・洗脳と支配・統制のための手段と見なされるべきでしょう。
 ・・・チャータースクールという最近流行(はや)りの制度も、表向きの看板とは裏腹に、じつは公教育を破壊しようとする全く見え透いた政策であることは、ちょっと調べればすぐわかることです。
 チャータースクールは、国民の税金を民間企業に流し込もうとするひとつの政策であり、それは従来の公立学校制度という体制を土台から破壊するものです。かれらはチャータースクールの利点をさまざまに並べ立てていますが、そのことを証拠立てるものは何ひとつありません。ところが、今やアメリカ全土でチャータースクールが広がっているのです。これは公的教育機関の破壊に他なりません。
(55-56頁)

ところが冒頭で紹介した愛知教育大学「第29回アメリカ教育学会」は、このようなアメリカの実態を全く知らないのか、「教師教育の先進国アメリカから学ぶ」という触れ込みで、3人のアメリカ研究者が発表しそれを文科省の教員養成室が総括をするシンポジウムを開くというのですから、恐れ入ります。
 私の言う「英語読みのアメリカ知らず」の典型例ではないでしょうか。その証拠に、チョムスキーは前掲書の「原理5、連帯と団結への攻撃」で、アメリカの教育荒廃について次のようにも述べています。

 たとえば、ヨーロッパ、日本、中国に旅行してご覧なさい。そしてアメリカ合州国に戻ってきたとき、わたしたちの目に真っ先に飛び込んでくるのは、この国が崩壊してバラバラになりつつあるということです。
 まるで発展途上国に戻ってきたかのような感じに襲われます。
 道路や橋や港などの社会的基盤は崩壊しています。完全に破産状態です。教育制度も裁断機によって切り刻まれた紙くずのようになっています。何も機能していないのです。これは信じがたいほどの人的資源の無駄遣(むだづか)いです。
 しかし経営者の観点から見れば、このような恐ろしい現実を座視させることは、「財政赤字」を宣伝するという意味で、非常に効果をもっているわけです。それがいまアメリカに起きていることなのです。(139-140頁、下線は寺島)

 私は拙著『英語で大学が亡びるとき』(明石書店2015)第3章第2節「アメリカの大学は留学に値するのか」で、アメリカ教育の荒廃ぶりを詳説しました。このことを誰の目にも端的かつ歴然と示したものが「OECDの成人力調査」でした。


OECD成人力検査(16~65歳)亡びるとき 1046



7)OECDも激賞する日本人の底力――本当にITを使った「問題解決能力」は「平均並み」だったのか
拙著『英語で大学が亡びるとき』270-273頁

<註> 
 OECDの世界学力調査「成人力」で日本は「読解力」「数学力」はトップだったのにITを使った「問題解決能力」は「平均並み」だったということの分析をしました。
 そこでは公教育でIT機器を使ったことのない中高年層のほうが高い学力を示し、むしろ小さい頃からIT機器を使い慣れているはずの若年層が平均以下で、それが平均点を引き下げたことを詳説しました。
 詳しくは上記の該当ページを読んでいただきたいのですが、そこでは「問題解決能力」と「国語力」「数学力」との関係および「個別指導と最近接領域の理論」についても言及してあります。ぜひ再読していただければ有り難いと思います。
 そうすれば「iPad後進国」と言われても何らひるむ必要のないことが分かっていただけるものと思います。なおOECDの世界学力調査「成人力」のグラフは264頁に載っていますが、6)で紹介したブログにも載せてあります。


8)ミシガン州フリント市の小学3年生の「読解力」が約42%から11%未満に急落
* “Environmental Racism” in America: A Public Health Crisis
https://www.globalresearch.ca/environmental-racism-public-health-crisis/5738542
<註> 以下は、この記事の冒頭部の抄訳です。これを読んでいただければ、アメリカでは「iPadの活用能力」どころか「読解力」ですら、ままならないことが分かっていただけると思います。なにしろフリント市では「読解能力」のある生徒が42%しかいなかったのに、それが11%に急落したというのですから。

 先月、1年にわたる調査の後、7年前に国に衝撃を与えた環境災害であるフリント水危機における彼らの役割について、元ミシガン州知事のリック・スナイダーと他の8人の役人が起訴されました。
 フリントでは、市内の飲料水中の非常に高レベルの鉛が、肺炎の一種であるレジオネラ症の地域全体での発生を含む、広範囲にわたる深刻な健康への影響を及ぼしました。フリントの子供たちは、歯の喪失など、深刻で永続的な健康問題を経験しました。
 州が実施した調査によると、2014年から2017年にかけて、3年生の読解力のある割合が約42%から11%未満に急落しました。鉛は強力な神経毒であり、幼児の知能指数を低下させる可能性があります。


9)ミシガン州では読解力をもった3年生は70%だけだった!?
* Did Flint’s Water Crisis Damage Kids’ Brains?
https://newrepublic.com/article/147066/flints-water-crisis-damage-kids-brains
<註> 以下は、関連記事の冒頭の抄訳です。これを読んでいただければ、アメリカでは「iPadの活用能力」どころか「読解力」ですらままならないことが、もっと分かっていただけると思います。何しろこの記事では、ミシガン州全体でも「識字率」「読解能力」のある生徒は70%だけだったというのですから。

 デトロイト・フリー・プレスのコラムニスト、ロシェル・ライリー氏は最近、鉛に汚染されたミシガン州フリント市の子供たちについての驚くべき事実に気づいた。2014年に水の危機が始まって以来、彼らはますます読書が苦手になっているのだ。
 州政府の報告書によると、2014年から2017年までの間に、同市の小学3年生の読書能力は41.8パーセントから10.7パーセントに低下した。"これは、フリント市の水道危機の際に鉛中毒水によって生活に影響を受けた子供たちの中で、小学3年生の読解力が4分の3近く低下したことを意味します。"と書いています。

 この低下には他の要因も関係していた。2015年にテストがより難しくなるように変更されたことで、州全体の小学3年生の読解力は70%から44%に低下した
 しかし、フリント市の低下は州平均よりもはるかに悪かった。ミシガン州教育最高責任者のブライアン・ウィストンはライリーに、これは「容認できない」と述べ、低下の一部は「ストレス」に起因する可能性があると述べました。
 ライリーは納得していませんでした "受け入れられないのは 3年前に毒殺された子供達の発達を 監視し継続的に評価するプログラムを 置かなかったことだ" と彼女は書いている。

<註> ちなみにフリント市は、マイケル・ムーアの映画『Roger&Me』で有名になったように、かつては自動車産業GM(General Motors)の中心地でした。


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