翻訳:チョムスキー「アメリカのテロリズム、長く恥ずべき歴史」

テロ国家アメリカ、ノーベル平和賞選考委員会、選考委員会委員長の解任、平和研究(2015/03/14)


 私は前回のブログで次のように述べ、チョムスキーの論考ふたつを紹介しました。

「以上で、ロシアで起きたネムツォフ暗殺事件のニュースを聞いて、私の頭に浮かんだことの記述を終わります。本当は下記のチョムスキー論考についても翻訳して紹介したかったのですが、ここで力が尽きました」
(a) アメリカのテロリズム、長く恥ずべき歴史
The Long, Shameful History of American Terrorism
(b) ウクライナを強引にEUや NATOに引きずり込まないことが平和への道
After Dangerous Proxy War, Keeping Ukraine Neutral Offers Path to Peace with Russia


 今やっと時間に少しゆとりが出来て、(a) の「アメリカのテロリズム、長く恥ずべき歴史」を訳出することが出来ましたので、以下で紹介させていただきます。
 ただ、チョムスキーは(a)の論考の最後で下記のように「無人爆撃機DRONEについては余りにも有名すぎて、さらなる説明を必要としないだろう」と述べています。

これに対して、もうひとつの要因をつけ加えたほうがよいだろう。オバマによる世界最大のテロ作戦、つまり「世界的規模の“テロリスト”暗殺計画」のことだ。無人爆撃機(drone)と特殊部隊による無差別の爆撃と殺戮が“アラブ民衆の怒りを生みだしてきたこと”は、余りにも有名すぎて、さらなる説明を必要としないだろう


 しかし、これについては大手メディアが詳しく報じないので日本人の多くは知らないのではないかと思います。そこで、これについて述べたチョムスキーインタビューの、該当箇所のみを訳出して、(a)のあとに補足追加しておくことにしました。併せて読んでいただければ幸いです。

「イスラム国ISISの勃興はアメリカの責任だ」
To Deal with ISIS, U.S. Should Own Up to Chaos of Iraq War & Other Radicalizing Acts


 なお、オバマ政権は、ウクライナのクーデターだけでなく、すでに2009年にはホンジュラスのクーデターにも手を出しています。そして最近ではベネズエラのクーデターにも手を出していたことが暴露されました。これについてもチョムスキーは下記のインタビューで、これを厳しく批判しています。

「経済立直しに苦闘しているベネズエラの、政権転覆工作を、アメリカはやめるべきだ」
As Venezuela Struggles to Fix Economy, U.S. Should Stop Trying to Undermine Its Gov't


 このようにオバマ氏は「ノーベル平和賞の受賞者」でありながら、その行動の実態は、悪名高いブッシュ元大統領よりも、はるかにこえるものです。
 そのためでしょうか、2015年3月3日、「ノーベル平和賞委員会委員長が解任された。委員会史上初めてのことだ」という衝撃的ニュースが世界に流れました。
 元ノルウェー首相でノーベル平和賞委員会委員長トールビョルン・ヤーグラン氏は、退出する際、「もしバラク・オバマ大統領が、賞を返してくれたら“実に素晴らしい”ことだ」と述べたそうです。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/2009-57de.html


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アメリカのテロリズム、長く恥ずべき歴史
ノーム・チョムスキー
『In These Times』2014年11月3日
http://www.chomsky.info/articles/20141103.htm


 世界公認の事実。米国は世界一のテロ国家であり、米国もそれを自慢にしている。

 それがニューヨークタイムズ紙10月15日のトップニュースの大見出しとなるべきだったが、もっと穏便な題名になっていた。
 「秘密のテロ支援にかんするCIAの調査研究は、シリアの反政府勢力を支援することにたいする懐疑論を増幅させた」
 その記事は、米国による最近の秘密工作が有効だったのか否かをCIAが再検討したことについて報じたものだ。不幸にも秘密工作で成功したものは極めて稀だったので再検討が必要だというのが、ホワイトハウスの結論だったという。
 その記事によれば、バラク・オバマ大統領はCIAに「資金や武器を供給したりして反乱が成功した国があるのか」を調査してくれと頼んだが、大したものが出てこなかったので、今後も秘密の支援を続けるかどうか躊躇している。

 そのニューヨークタイムズ紙の記事は、冒頭で「裏支援」の実例として三つの国に言及している。すなわち、アンゴラ、ニカラグア、キューバである。じっさい、いずれの事例も米国によっておこなわれた巨大なテロ作戦だった。
 当時の南アフリカ共和国(以下「南ア」とする)はアンゴラを侵略していた。ワシントンによれば、南アは、世界で“もっとも悪名高いテロリスト集団”のひとつ、ネルソン・マンデラのアフリカ民族会議から自国を防衛していた。1988年のことだった。
 そのときまで、レーガン政権は、アパルトヘイト(人種隔離体制)を支援する、世界でただ一つの国だった。下院の経済制裁決議まで踏みにじって南アとの貿易を増大させた。
 その間、ワシントンは南アに協力して、アンゴラのテロリスト集団に不可欠な軍事支援を提供した。ジョナス・サビンビ(Jonas Savimbi) が率いるUNITA(アンゴラ全面独立民族同盟)という集団だ。
 しかも国際監視団によって注意深く監視された自由選挙でサビンビが完敗し、南アが支援を止めた後でさえ、米国はサビンビに軍事支援をつづけた。ザビンビは「権力をひたすら追い求め、自国民にひどい不幸をもたらした怪物」であった。これはイギリスのアンゴラ駐在大使マラック・グールディング(Marrack Goulding)の言葉だ。
 その結果はおぞましいものだった。1989年の国連調査によれば、アンゴラなど隣国諸国における南アの略奪行為は1500万人の死をもたらした、南ア国内で何が起きていたのかは、言うまでもないことだ。キューバ軍は最終的に南アの侵略者たちをアンゴラから追い払い、不法占領されていたナムビアからも撤退させた。米国だけが怪物ザビンビを軍事支援しつづけたのだ。

 キューバでは、1961年のピッグス湾侵略が失敗に終わった後も、ジョン・F・ケネディ大統領は、キューバに更なる「地球規模の恐怖」"the terrors of the earth" をもたらすために、殺人的破壊的な作戦 [マングース作戦 (Operation MONGOOSE)]を開始した。この「地球規模の恐怖」という言い方は歴史家アーサー・シュレジンジャーの言葉で、彼はケネディの親しい仲間であり、彼が著したロバート・ケネディの準公式の伝記の中にあるものだ。しかもロバート・ケネディ[ジョン・F・ケネディの弟、当時は司法長官]はキューバにたいするテロ戦争を指揮する責任を割り当てられていた。
 キューバに対する残虐行為はそれはひどいものだった。そのマングース作戦は、軍事訓練を施した亡命キューバ人をキューバ本土に派遣して破壊活動を実施させ、またCIAを中心にカストロ暗殺計画、キューバ侵攻作戦の計画立案を進めていた。このキューバ侵攻作戦の準備は1962年10月20日に完了する予定であった。
 今では、この作戦が、ロシアの首相ニキータ・フルシチョフがキューバにミサイルを配備した一つの理由だったと学問的には認められている。またそれが、核戦争で世界を破滅させかねない「キューバ危機」を引き起こすことになった。国防長官ロバート・マクナマラは後に、もし私がキューバ人かソビエト人だったら、私だって「米国の侵略を予期して何らかの防衛策[核ミサイルを配置するなど]を講じただろう」と認めた。

 アメリカのキューバに対するテロリスト攻撃は三〇年以上も続いた。キューバ人の犠牲はもちろん大変なものだった。犠牲者たちの声は、米国ではめったに聞かれないのだが、カナダの学者キース・ボウレンダー(Keith Bolender)の研究によってはじめて詳細に報告された。2010年刊の『アメリカに対峙するもう一つの世界からの声:キューバに対するテロ行為の口述歴史』(Voices From the Other Side: An Oral History of Terrorism Against Cuba)である。
 長期にわたるテロ戦争の被害は、破壊的な禁輸措置・通商禁止でさらにふくれあがった。この通商禁止は世界中からの批判を無視して今でも続いている。今年(2014年)10月28日、国連は、二十三度目のことだが、「キューバにたいして米国がおこなっている経済・貿易・金融の封鎖を終える必要性」を支持する決議を採択した。投票は188対2(米国とイスラエル)だった。3つの国が棄権したが、それは米国の属国である太平洋の小さな島嶼国だった。
 ABCニュースによれば、キューバにたいする通商禁止には今では政府高官のなかにも反対がある。なぜなら「もはや役に立たない」からだ。(そこでは、ヒラリー・クリントンの新著『むずかしい選択』が引用されている)。またフランス人学者サリム・ラムランニ(Salim Lamrani)も、彼の2013年の著書『対キューバ経済戦争』のなかで、キューバに与えた巨大な損失、キューバ人に対するひどい犠牲について再検討している。

 米国によるニカラグアへのテロ行為は、ほとんど言及するに及ばないほど世界的に知られた事実だ。ロナルド・レーガン大統領のテロ戦争は、1986年、国際司法裁判所(World Court)から厳しく批難された。そして米国にその「不法な武力行使」を終了し、実態に見合った賠償金を支払えと命じた。
 ところがワシントンは、それにたいして戦争をエスカレートさせることで応え、1986年の「すべての国は(それはつまり米国のことを意味しているのだが)国際法を遵守すべし」と呼びかけた国連安全保障理事会決議にも拒否権を発動した。国際司法裁判所の判決が出されたのと同じ年だ。
 [註:World Courtとは、常設国際司法裁判所the Permanent Court of International Justice の俗称。オランダの The Hague にある。]

 もう一つのテロリズムの実例は、今年(2014年)11月16日に25周年記念が催されることになっているイエズス会司祭の暗殺である。このときエルサルバドルの首都サンサルバドルでは、エルサルバドル軍のテロ部隊によって6人のイエズス会司祭が暗殺された。このテロ部隊は米国によって武装され訓練され、軍の最高司令官の命令で、イエズス大学に乗り込み、司祭たちと目撃者たちを殺した。そのなかには彼らの家政婦や娘も居たのだ。
 この事件は1980年代の中央アメリカにおけるテロ戦争の頂点をなすものだった。だがその影響は、“不法入国者”というかたちで、いまだに今日でも新聞の第一面を飾っている。しかし彼らが大挙して“不法入国”するのは、その大虐殺の結果から逃げだした結果なのだ。それが今度は米国から国外追放されている。彼らは廃墟となった自国に送り返されても、運がよいものしか生きのびることが出来ない。

 ワシントンはテロを生み出すことにかけては世界一だということが、また新しく明らかになった。元CIA分析官ホール・ピラー(Paul Pillar)が、シリアにおける「米国の爆撃が民衆の怒り・憤慨を引き起こすことになっている」と警告しているからだ。この爆撃が、ジャブハト・アル=ヌスラ(Jabhat al-Nusra)やイスラム国(the Islamic State)といったジハード組織を、さらに強化することになるというのだ。彼らは、「この爆撃をイスラムに対する戦争だと描くことによって、昨年からの分裂・不和を修復して米国の介入に反対する協同行動を取る」ことが可能になるからだ。
 これが米国の作戦がもたらした結果であるということは、今では誰しも衆知の事実だ。米国のテロ戦争が、ジハード(聖戦)をアフガニスタンの片隅から世界の大部分に広げるのに貢献したのだ。
 聖戦主義がもっとも恐ろしいかたちをとって現れているのが、イスラム国家(the Islamic State)、すなわちISISだ。それはイラクとシリアの大きな領域に残忍なカリフ制度を樹立した。
「このような組織をつくりあげた最大の功労者は米国だ」と元CIAの分析官で、中東問題の著名な解説者グラハム・フラー(Graham Fuller)は述べている。彼はさらに次のように言い添えている。「米国はISISをつくりあげる計画は立てなかったかもしれないが、中東における破壊的な介入とイラクにおける戦争がISISを誕生させる基本的原因だった」
 これに対して、もうひとつの要因をつけ加えたほうがよいだろう。オバマによる世界最大のテロ作戦、つまり「世界的規模の“テロリスト”暗殺計画」のことだ。無人爆撃機(drone)と特殊部隊による無差別の爆撃と殺戮が“アラブ民衆の怒りを生みだしてきたこと”は、余りにも有名すぎて、さらなる説明を必要としないだろう。
 これが、私たちが恐怖をもって熟考すべき、アメリカのテロの歴史なのだ。




イスラム国ISISの勃興はアメリカの責任だ
To Deal with ISIS,U.S. Should Own Up to Chaos of Iraq War & Other Radicalizing Acts

エイミー・グッドマン:
 「聖戦士ジョン」"Jihadi John" として知られるイギリス人について新しい情報が出てきました。それについてもっとお尋ねしたいんですが。イスラム国(the Islamic State)の斬首ビデオに登場する人物です。その男をイギリス警察はモハメド・エンワジ(Mohammed Emwaz)だと確認しています。
 警察によれば、その男はクウェート生まれの26歳で、子どもの時にイギリスに引っ越してきて、ウエストミンスター大学でコンピュータサイエンスを学んでいました。 [キューバのグアンタナモ刑務所に収容されている無実の囚人を釈放させるために活動している]CAGEという団体によれば、エンワジは少なくとも4年間、イギリス治安機関から嫌がらせ・拘留・国外追放・脅迫などの攻撃を受け、さらにはスパイになれと執拗に強要されたそうです。
 それによって、彼は正常の生活を送ることができませんでした。エンワジはMI5(イギリス軍事情報局第5部)に拘留され、彼の言うタンザニアへのサファリ休暇について尋問を受け、困った彼は、2009年にCAGEに助けを求めてきました。
 エンワジは2010年、クウェートへの帰国を禁じられたあと、次のように書いています。「私には仕事が待っていたし、結婚することになっていた。しかし今はロンドンで囚人のように感じている。ただ檻の中に入っていないというだけだ。」
 2013年、クウェートへの3度目の帰国を禁じられた後、エンワジはロンドンの家を離れ、結局シリアに行くことになった。
 記者会見でCAGEの研究代表アシム・ケレシ(Asim Qureshi )は、エンワジについての記憶に残っていることを話した。もうひとりのイギリス人、マイケル・アデボラジョ(Michael Adebolajo)と比較しながら、次のように語っていました。ちなみにアデボラジョは2013年にロンドンでイギリス兵士ひとりにナイフで切りつけて殺した人物です。

アシム・ケレシ:
 残念ながら実に難しい話です。こんなことを言うと非難を受けるかも知れませんが、彼は非常に申し分のない若者でした。本当に素敵な若者でした。なぜ彼が聖戦士ジョンになっていったのかという、その軌跡を想像するのは困難ですが、私たちに理解できない軌跡というわけではありません。
 私たちはマイケル・アデボラジョも知っています。ふたたび言いますが、私が出会った人物は、ご存じのとおり、私のところに助けを求めてやってきました。自分が追い込まれた体制の中で自分の状況を何とか変えようと模索して、やってきたのです。
 私たちはいつになったら学ぶようになるのでしょうか。我々がある人たちを「のけ者・よそ者」扱いすれば、その人々は必ずや疎外されたと感じ、どこか他のところに居場所(たとえばISISのようなところ)を求めるものなのだということを。

エイミー・グッドマン:
今のは、CAGEの研究代表アシム・ケレシです。これに対してご意見を。ノーム・チョムスキーさん。

ノーム・チョムスキー:
 彼(CAGEの研究代表アシム・クレシ)の言っていることはもっともです。シャルリー・エブドの犯罪を犯した人たちにしても同じです。彼らもまた抑圧され暴力を受けてきた体験があるのです。またアルジェリア出身という背景もあります。アルジェリアで、フランスが関わった90年代の殺人的戦争(*)が直接的な背景です。彼らはひどく抑圧された地域で生きてきたのです。そしてそれ以上に酷いことがフランスの生活でもあるのです。[*アルジェリア内戦、「暗黒の10年」と呼ばれた、1991-2000年]
 だから、いわゆるジハーディ・ジョンについて新しい情報が出てきている、というわけです。イギリスの新聞を読むと、別の情報も出てきます。ただし私たちの多くはそれに注意を払ったりはしません。
 たとえば、ガーディアン紙は2,3週間前、イエメンの少年についての記事を載せました。彼は14歳かそこらだったと思います。彼は無人爆撃機ドローンで殺されました。そして殺される少し前に、ガーディアン紙は彼にインタビューしていました。
 彼の話では、彼の両親と家族も攻撃で殺されました。その少年は、両親や家族が一発の攻撃で焼き殺されるのを、目の前で見ました。私たちアメリカ人は斬首の映像を見て動転したり怒ったりしています。しかし、イエメンに住むひとたちは、無人爆撃機のロケット弾で自分たちの父親が目の前で焼き殺されていくのを見せつけられているのです。
 少年は言いました。私たちはみんな絶え間なく続くテロという状況の中で生きています。10フィートしか離れていないところにいる人が、いつ突然ふき飛ばされて死ぬかも分からないんです。それが私たちみんなの生活なんです。
 それがイエメンに住む彼らの生活なのです。パリ周辺のスラムに住んでいるような人々[たとえばシャルリー・エブド事件の犯人]や、今回の場合では、比較的特権階級の人物[たとえば聖戦士ジョン]でも厳しい抑圧にさらされてきたのですが、そのような人々もみなイエメンの実態について知っているのです。それについて私たちアメリカ人は知らずにすますことも可能ですが、他の人はみな知っているのです。
 私たちアメリカ人は、さも残酷なことであるかのように斬首について話しています。しかし米国支援のイスラエルによるガザ攻撃によって、たとえばシェジャイヤ近隣のように攻撃が最も凶暴だった地点では、人々はただ首を刎ねられるだけではなかったのを、多くの人々は知っています。
 体はズタズタの断片になって飛び散りました。その後、人々がやってきて、死体の断片を拾い集め、もともとそうであったひとだと分かるようにつなぎ合わせようとするのです。このようなことがガザでは起きているのです。
 それは世界のひとたちにたいへんな影響力を及ぼします。これらのすべては巨大な影響力があるのです。ただ単に記述されるだけでないのです。そして私たちが真剣にその問題に対処することを望むなら、私たちはそのような影響力を無視することはできません。それが、実際にISISといったかたちで反応している人々の、背景の一部なのです。
─────────────────────────────────────── 
<註> 下記の翻訳は単独で寺島研究室HPにも掲載してあります。
チョムスキー20141103 「アメリカのテロリズム、長く恥ずべき歴史」
http://www42.tok2.com/home/ieas/translation_index.html
http://www42.tok2.com/home/ieas/Chomsky20141103LongShamefulHistoryofAmericanTerrorism.pdf


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