日本食の輸入禁止地図、世界は「フクシマは完全にコントロールされている」という安倍首相の言を信じていない」

汚染水流出、除染土嚢の流出、世界地図「日本食の輸入禁止措置」、福島原発事故(2015/09/13)

世界各国における日本食の輸入禁止措置
http://news.whitefood.co.jp/radioactivitymap/forign-government/3419/2015.5.18
汚染食品輸入規制
赤色:日本食で輸入禁止措置の項目がある国
オレンジ:輸入される日本食に対して放射能検査を要求、あるいは、自国で放射能検査を実施


毎日新聞は9月9日(水)付けで、「福島第1原発:汚染水が外洋流出、7回目」として、その概要を次のように報じました。

東京電力は9日、福島第1原発の排水路から放射性物質を含む雨水が外洋に流出したと発表した。台風18号の雨の影響で、別の排水路に移送するポンプの能力を超えたのが原因という。移送を始めた4月以降、外洋への流出は可能性も含め7回目。


 安倍首相は東京にオリンピックを誘致する際、「フクシマは完全にコントロールされている」と大見得を切りましたが、これが大ウソだったことは上記のニュースでいっそう明らかになりました。
 だからこそ冒頭の地図「世界各国における日本食の輸入禁止措置」でも分かるように、韓国や台湾政府以外の諸外国も、日本の食品に対して輸入禁止措置をとっていたり、放射能検査の実施を要求したり、あるいは自国で放射能検査を実施しているのです。
 ところが安倍首相はこの事実を認めず、世界貿易機関(WTO)に提訴しました。しかし、そんなことをすれば、フクシマにたいする現場検証がますます厳しくなり、余計にウソがばれて、赤恥をかくことになるだけでしょう。
 そう思っていた矢先に、FNNニュースは、9月13日(日)付けで、「福島・飯舘村で、放射性物質に汚染された草を入れた土嚢(どのう)袋の数は240に増え、うち2袋は空になっていた」と報じました。
 流されたのは、福島県飯舘村の、放射性物質に汚染された田んぼを除染した際に出た、草を入れている土のう袋でした。
 環境省は当初、「新井田川が氾濫した影響で、土のう袋が流されていると、飯舘村役場から連絡があり、確認したところ、川に82袋が流されていることがわかり、そのうち37袋を回収した」と言っていました。
 ところが何と!その後の環境省の調べでは、流出した土のう袋の数は240にのぼり、このうち回収できた数は113袋だというのです。しかし流出したのは、これが全てだという保証は何もありません。
 そもそも、「放射性物質に汚染された草を入れた膨大な数の土嚢袋」を、何カ所(何十カ所?)にも及ぶ広大な仮置き場に放置してあったこと、そのものが大問題です。(土嚢袋が放置してあるようすは下記FNNニュースの映像を御覧ください。)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00302891.html
 また回収したうちの2袋は、汚染された草が外に漏れ出て空になっていたのですから、周辺・川下の飲料水や農産物に(そして海に流れ込んで海産物にも)重大な危険がおよぶ恐れもあります。
 これでどうして「フクシマは完全にコントロールされている」と言えるのでしょうか。
 こんなことを繰りかえしていたら、食料品の輸入規制どころか、東京オリンピックに来ようとする外国人客は激減することになるでしょう。
 大嘘をついて誘致したオリンピックなのですから(しかも、いま競技場建設で莫大な予算を浪費しようとしているのですから)、このオリンピックは即刻、返上すべきではないでしょうか。


<註> 元大統領ブッシュ氏が大嘘をついて始めたイラク戦争は、いまや中東全体を破壊と殺戮の場に変えています。そして大量の難民がEU諸国になだれ込むことになりました。だとすれば、このオリンピックも被害が拡大しないうちに中止・返上すべきではないかと思うのです。


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