辺野古問題 「このままでは、沖縄は日本からの独立を目指さざるを得なくなるだろう」

沖縄・辺野古基金、カタロニアの独立運動、イギリス労働党の新党首ジェレミー・コルビン、アメリカ民主党の大統領候補バーニー・サンダース、国際教育(2015/09/16)


スペインからの独立を求めて、バルセロナ市内を埋め尽くした、140万を超えるカタロニア市民
カタロニアの独立運動
Over 1.4mn Catalans march for independence from Spain

 AP通信によると、2015年9月14日、沖縄県の翁長(おなが)雄志(たけし)知事は同日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の承認を取り消す方針を表明しました。
 しかし沖縄県の翁長知事がアメリカ軍普天間基地の移設先である名護市辺野古沖の埋め立て承認を取り消す方針を表明したことについて、アメリカ政府は14日、辺野古への移設を進める立場に変わりがないことを改めて強調しました。
 このアメリカ政府の姿勢は、日頃から「人権擁護」「民主主義擁護」を口実に他国への介入・政権転覆を繰りかえしてきたオバマ政権の偽善性を改めて浮き彫りにしたように思います。同時にそれは安倍政権の「民衆蔑視」「対米追従」ぶりを鮮やかに示すことにもなりました。
 というのは、「人権無視」「環境破壊」をもたらす米軍基地移転にたいして沖縄の圧倒的多数が、度重なる選挙を通じて、拒否の姿勢を明確に表明しているからです。もし安倍政権とアメリカ政府がこのような姿勢をとり続けるならば、沖縄は独立を宣言せざるを得なくなるかも知れません。
 世界を見渡すと、各地に独立を目指す動きが活発化しているからです。イギリスでもスコットランドの圧倒的多数が独立を目指して運動していますし、スペインでも140万人を超えるカタロニアの人々が独立をめざす巨大な集会を開き、バルセロナ市内を埋め尽くしました。(時間のある方は下記動画もぜひ御覧ください)
Gateway to Catalan Republic: 1.4 million rally for independence in Barcelona
 他方では、イギリス労働党の党首として党内最左派の人物、「鉄道の再国有化、教育費の無償化、シリアへの内政干渉反対」などを政策として掲げた来たコルビン氏が選ばれました。またアメリカでも、社会主義者を自称するサンダース氏が民主党から大統領選に立候補し、各地の世論調査でヒラリー・クリントンを追い抜く勢いで快進撃を続けています。
 さらに、もう一つの新しい動きは、アメリカ追従の姿勢をとり続けてきたオーストラリアのアボット首相が、党内の党首選で敗北し、辞任に追い込まれたことです。安倍晋三首相を「最高の友人」と呼んで日豪の蜜月関係を築いてきた人物が敗北したのです。このように世界は変わり始めています。
 つまり、いま世界中の民衆が、財界寄りの権力政党・権力政治家にトコトン嫌気がさしているのです。ですから、何度も言いますが、もし安倍政権とアメリカ政府がこのような姿勢をとり続けるならば、沖縄は独立を宣言せざるを得なくなるかも知れません。世界の世論は多分それを支持するでしょう。
 今や沖縄とフクシマは世界中で注目の的になっています。共同通信(2015年8月31日)によれば、映画監督オリーバー・ストーン氏や言語学者ノーム・チョムスキーなど著名人109人が辺野古への米軍基地移設に反対を表明していますから、日米両政府の姿勢が変わらない限り、このような独立への動きは強まることはあっても弱まることはないでしょう。

「沖縄の人々に平手打ちを食らわせるものだ…」
辺野古移設反対で声明 オリバー・ストーン監督ら109人
(共同通信2015/08/31)


「沖縄・意見広告運動ニュース」(2015年8月28日号、4頁)
辺野古 署名 チョムスキー他041



「辺野古基金」とは
以下の説明については下記HPを参考にしました。
http://tamutamu2011.kuronowish.com/sosikikin.htm

 基金創設は作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏が琉球新報連載「ウチナー評論」の中で提唱し、安慶田副知事から検討を打診された「沖縄建白書の実現を目指し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」が辺野古移設反対の民意を国内外に広げることを目的に、基金の設置を検討してきた。
 2015年4月9日の設立発表から約3週間で1億円を超え、1カ月と1週間の5月14日で2億円を超えた。目標は、3億5000万円(約2カ月で突破)。2015年度目標額を新たに7億円に設定。「ゆうちょ銀行」を初めとする基金への送付先は上記HPに載っている。

共同代表(計9人)
沖縄県外=映画監督の宮崎駿氏、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏、元外務相主任分析官で作家の佐藤優氏、俳優の故菅原文太氏の妻・文子氏、報道写真家で県出身の石川文洋氏の5人。
沖縄県内=前嘉手納町長の宮城篤実氏、金秀グループ会長の呉屋守将氏、かりゆしグループ最高経営責任者(CEO)の平良朝敬氏、沖縄ハム総合食品会長の長浜徳松氏の4人。

共同代表のひとり宮崎駿氏について
 スタジオ・ジブリは、2015年5月7日、「辺野古基金」の共同代表に映画監督の宮崎駿氏が就任する意向であることを、琉球新報に明らかにした。
 宮崎氏は、高い功績を残した世界の映画人に贈られる米アカデミー名誉賞を受賞するなど、アニメ映画の監督として世界的に高い評価を受けている。
 氏は2002年に「千と千尋の神隠し」がベルリン国際映画祭でアニメーションとしては史上初の最高賞の金熊賞を受賞したほか、2003年にアカデミー賞長編アニメ賞も獲得した。「ハウルの動く城」「風立ちぬ」でも同賞にノミネートされた。
 2014年には日本人監督として1990年の故黒沢明監督以来2人目となる名誉賞をアカデミー賞主宰の米映画芸術科学アカデミーから贈られている。
 沖縄については2014年11月、オスプレイの撤去と辺野古新基地建設への反対に賛同する著名人の声を集める運動に「沖縄の非武装地域化こそ、東アジアの平和のために必要です」とした直筆の文章を寄せていた。

宮崎駿

 宮崎氏は5月8日、共同代表への就任について、スタジオジブリを通じ「沖縄の人たちがそういう覚悟をするなら、支援するしかないと思いました」とのコメントを発表した。
 事務局に携わる新里米吉(しんざと よねきち)沖縄県議は「宮崎さんは県民、国民をはじめ世界的に有名な方であり、共同代表に就任していただいたことで、基金を全国・世界にアピールできる。非常に意義のあることだ。新基地を造らせない運動にも連動していくと思う」と歓迎している。
 準備委によると、宮崎氏へは4月末に正式に共同代表への就任を依頼。これに対して5月4日、承諾する本人の署名入りの文書が準備委に届いていた。
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