私の「休筆宣言」―今こそRTを視聴しよう
アメリカ理解(2017/04/07)、アメリカンドリームの死(Death of American Dream)、「言論の自由」の死(Death of "Freedom of Speech")、レクイエム(Requiem、鎮魂曲・死者のための鎮魂ミサ曲)
数々の賞を受けたチョムスキーのインタビュー映画、 それをもとにしたチョムスキーの新刊

前回のブログ(2017/03/29)では私は次のように書きました。
ところが翻訳作業を始めた矢先に、通風に襲われ、1週間寝込むという事態になってしまいました。いまも寝たままの状態で、この原稿も妻に代筆=口述筆記してもらっ
さて、「豚も褒めれば木に登る」といいますが、「チョムスキーと言えば、やはり寺島先生をおいてほかにはない」という社長さんからのメールにほだされて、1年以上にもわたった『寺島メソッド英語アクティブ・ラーニング』の疲れから身体が充分に回復していないにもかかわらず引き受けてしまった結果が、通風でした。
翻訳作業を進めはじめたとたんに通風がとつぜん私に襲いかかり、太い丸木のようにふくれあがった左腕に激痛が走り全く動かなくなっただけでなく、両足の親指もはれあがって痛みで歩くこともできません。そういうわけで、体の具合がなかなか良くならずに思うように仕事は進んでいませんが、出版社からの要請にある7月出版予定に何とか間に合わせたいと思い、通風と闘っています。
それはともかく、今のアメリカ情勢を見ていると、トランプ支持者を熱狂させた大統領就任演説の「鋭い財界・金融街の特権階級にたいする攻撃」、(これを元政府高官PCR氏は、既成特権階級にたいする「宣戦布告」と絶賛していました)の調子は既に消えてしまって、「トランプよ、おまえもか」という雰囲気がアメリカに漂いはじめています。
というのは、トランプ氏は、今までの姿勢を180度否定して、イスラムのテロリストと戦う戦略よりも、シリアのアサド政権の転覆、アサド政権を支持しているロシアとの対決を鮮明に打ち出すようになってきているからです。
オバマ氏も政権についたとたん、選挙スローガン「Hope & Change」をかなぐり捨てて、戦争政策に邁進するようになったのと同じ方向に、トランプ氏も進んでいるようです。たぶん「闇の政府」(Deep State)の指示に屈服したのでしょう。
にもかかわらず、オバマ氏やヒラリー女史を先頭として、民主党の左翼リベラルと言われる人たちは、「ネオコン」と言われるひとたちと一緒になって、トランプ追及の手をいっこうに緩めようとはしていません。「裏でロシアとつながっていた」という理由でトランプ氏を辞任に追い込むことで、自分たちと路線を同じくする副大統領ペンス氏を大統領にすげ替えようと狙っているのかもしれません。
このような動きと軌を一にするかのように、アメリカではインターネットのニュースメディアRTにたいする攻撃が激烈さを極めています。
そもそもトランプ氏がロシアの傀儡だと言われようになったきっかけは、トランプ氏がRTのインタビューに応じたことが出発点になっているのですが、今ではそれだけではなく、RTが流すニューがすべて「フェイク・ニュースだ」と言わんばかりの猛攻撃が、アメリカの大手メディアでは、ますます強くなってきています。
それどころか、今や上院議員の中から、RTの活動を監視・禁止する法案すら提案されようとしています。「言論に対しては言論で戦う」というのが、民主主義の基本原則のはずでが、今のアメリカは「言論の自由」を権力で押しつぶすという道を選ぼうとしているのです。
だからこそ、なおさら「FakeNewsとは何か」「なぜ今、RTなのか」を書きたいと言ってきたのですが、先述のような事情で、今の私には、それをする時間的ゆとりも、気力・体力もありません。
ですがこのブログをお読みの皆さんで余裕のある方は、ぜひRTを視聴していただきたいと思います。
RTを見れば、日々刻々と変化して逼迫していく世界情勢が手に取るように伝わってきます。これは月刊誌『アジア記者クラブ通信』やインターネット論説誌GlobalReserchでは決してつかむことができない情報です。RTは24時間休むことなく活動しながら世界の最新ニュースを発信し続けているからです。
またRTのニュースとCNNやABCあるいはNYTimesを比べ読みしてみれば、アメリカの大手メデイアが、そしてそれに追随す日本の大手メディアが、いかにFakeNews(偽情報)を流しているかが、よくわかってもらえると思うからです。
中国の国営放送と同じくRTの流す放送番組を最初はまったく信頼していなかったのですが、その私がなぜこのように考えを変えたかについては、7月以降のこのブログで詳しく説明したいと考えています。
それまでは、何度も言いますが、余裕のある方はRTトップページのヘッドラインだけも読んでいただけたら、と思います。必ずや多くの発見があるはずだと信じています。
いずれにしても、この紙面を通じて読者の皆様と一刻も早く再会できる日を待ち望んでいます。それまでどうか皆様も御自愛ください。(ただし、それまで「地球の最期」Armageddonが到来しないことを祈るのみです。)
なお、RTのurlはつぎのとおりです。 https://www.rt.com/
24時間放送 https://www.rt.com/on-air/
ユーチューブ https://www.youtube.com/user/RussiaToday/videos
数々の賞を受けたチョムスキーのインタビュー映画、 それをもとにしたチョムスキーの新刊


前回のブログ(2017/03/29)では私は次のように書きました。
前回のブログ(2017年3月10日)を書いてから既に20日ちかくも経っています。実は、この間、3月17~19日には『寺島メソッド 英語アクティブラーニング』(明石書店)の出版祝賀会を兼ねた宿泊研究会がおこなわれ、その準備に追われていただけでなく、「Discover21」という出版社からチョムスキーの新著『アメリカン・ドリームの死を悼む』(Requiem for the American Dream)の翻訳依頼が舞い込み、「できるだけ一刻も早く」という要請でしたので、その対応にも時間が取られ、ついに現在に至ってしまいました。私のブログを心待ちにしている方もみえるので本当に心苦しく思っていますが、上記のような事情で少し過労がたたって3日ほど寝込んでしまったことに免じて、どうかお許しいただければ幸いです。
ところが翻訳作業を始めた矢先に、通風に襲われ、1週間寝込むという事態になってしまいました。いまも寝たままの状態で、この原稿も妻に代筆=口述筆記してもらっ
さて、「豚も褒めれば木に登る」といいますが、「チョムスキーと言えば、やはり寺島先生をおいてほかにはない」という社長さんからのメールにほだされて、1年以上にもわたった『寺島メソッド英語アクティブ・ラーニング』の疲れから身体が充分に回復していないにもかかわらず引き受けてしまった結果が、通風でした。
翻訳作業を進めはじめたとたんに通風がとつぜん私に襲いかかり、太い丸木のようにふくれあがった左腕に激痛が走り全く動かなくなっただけでなく、両足の親指もはれあがって痛みで歩くこともできません。そういうわけで、体の具合がなかなか良くならずに思うように仕事は進んでいませんが、出版社からの要請にある7月出版予定に何とか間に合わせたいと思い、通風と闘っています。
それはともかく、今のアメリカ情勢を見ていると、トランプ支持者を熱狂させた大統領就任演説の「鋭い財界・金融街の特権階級にたいする攻撃」、(これを元政府高官PCR氏は、既成特権階級にたいする「宣戦布告」と絶賛していました)の調子は既に消えてしまって、「トランプよ、おまえもか」という雰囲気がアメリカに漂いはじめています。
というのは、トランプ氏は、今までの姿勢を180度否定して、イスラムのテロリストと戦う戦略よりも、シリアのアサド政権の転覆、アサド政権を支持しているロシアとの対決を鮮明に打ち出すようになってきているからです。
オバマ氏も政権についたとたん、選挙スローガン「Hope & Change」をかなぐり捨てて、戦争政策に邁進するようになったのと同じ方向に、トランプ氏も進んでいるようです。たぶん「闇の政府」(Deep State)の指示に屈服したのでしょう。
にもかかわらず、オバマ氏やヒラリー女史を先頭として、民主党の左翼リベラルと言われる人たちは、「ネオコン」と言われるひとたちと一緒になって、トランプ追及の手をいっこうに緩めようとはしていません。「裏でロシアとつながっていた」という理由でトランプ氏を辞任に追い込むことで、自分たちと路線を同じくする副大統領ペンス氏を大統領にすげ替えようと狙っているのかもしれません。
このような動きと軌を一にするかのように、アメリカではインターネットのニュースメディアRTにたいする攻撃が激烈さを極めています。
そもそもトランプ氏がロシアの傀儡だと言われようになったきっかけは、トランプ氏がRTのインタビューに応じたことが出発点になっているのですが、今ではそれだけではなく、RTが流すニューがすべて「フェイク・ニュースだ」と言わんばかりの猛攻撃が、アメリカの大手メディアでは、ますます強くなってきています。
それどころか、今や上院議員の中から、RTの活動を監視・禁止する法案すら提案されようとしています。「言論に対しては言論で戦う」というのが、民主主義の基本原則のはずでが、今のアメリカは「言論の自由」を権力で押しつぶすという道を選ぼうとしているのです。
だからこそ、なおさら「FakeNewsとは何か」「なぜ今、RTなのか」を書きたいと言ってきたのですが、先述のような事情で、今の私には、それをする時間的ゆとりも、気力・体力もありません。
ですがこのブログをお読みの皆さんで余裕のある方は、ぜひRTを視聴していただきたいと思います。
RTを見れば、日々刻々と変化して逼迫していく世界情勢が手に取るように伝わってきます。これは月刊誌『アジア記者クラブ通信』やインターネット論説誌GlobalReserchでは決してつかむことができない情報です。RTは24時間休むことなく活動しながら世界の最新ニュースを発信し続けているからです。
またRTのニュースとCNNやABCあるいはNYTimesを比べ読みしてみれば、アメリカの大手メデイアが、そしてそれに追随す日本の大手メディアが、いかにFakeNews(偽情報)を流しているかが、よくわかってもらえると思うからです。
中国の国営放送と同じくRTの流す放送番組を最初はまったく信頼していなかったのですが、その私がなぜこのように考えを変えたかについては、7月以降のこのブログで詳しく説明したいと考えています。
それまでは、何度も言いますが、余裕のある方はRTトップページのヘッドラインだけも読んでいただけたら、と思います。必ずや多くの発見があるはずだと信じています。
いずれにしても、この紙面を通じて読者の皆様と一刻も早く再会できる日を待ち望んでいます。それまでどうか皆様も御自愛ください。(ただし、それまで「地球の最期」Armageddonが到来しないことを祈るのみです。)
なお、RTのurlはつぎのとおりです。 https://www.rt.com/
24時間放送 https://www.rt.com/on-air/
ユーチューブ https://www.youtube.com/user/RussiaToday/videos
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