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「神に選ばれた国」と「神に選ばれた民」に未来はあるか、その4

アメリカ理解(2019/03/25)  ブルム『アメリカの国家犯罪全書』、ウクライナ政変はネオ・ナチによるクーデター、「ナクバ」とはアラビア語で「大惨事」、イスラエルとイラン・コントラ事件、エルサレムにアメリカ大使館を移転


 さる2月24日に沖縄で実施された「辺野古埋め立て」の賛否を問う県民投票は、辺野古埋め立て反対が43万4273票となりました。これは玉城デニー氏が知事選で当選したときの得票数39万票をはるかに上回るもので、圧倒的な反対の意思表示となりました。それは投票総数に対して72・2%という数値にもよく示されています。
 ところが岩屋防衛大臣は3月5日の参院予算委員会で「県民投票の結果にかかわらず、あらかじめ事業(埋め立て)について継続することを決めていた」と答弁しています。このことは地方自治法で定められた直接民主主義の制度を真っ向から否定するものであり、安倍政権が民意に従わない「独裁政権」であることを露骨に示すものです。

 その一方で安倍政権は、トランプ大統領が裏工作で据え付けたグアイド氏をベネズエラの「暫定大統領」としてそのまま承認するという行動を取っています。マドゥーロ政権が「独裁政権」だからという理由なのですが、マドゥーロ氏は昨年5月20日におこなわれ選挙で、堂々と再選された、法的に正式な大統領です。
 この選挙には国内20の政党が参加し900万人もの有権者が投票しました。しかも、150人もの国際監視団が参加しており、そのうえで67%の得票を得ているのですから、「独裁政権」というのは何をさすのか全く理解し難い事態です。
 先日、ベネズエラ全土は、CIAによるものではないかと疑われているサイバー攻撃で、電力が崩壊しましたが、その2日後の3月9日に、数十万の民衆が首都カラカスを埋め尽くしました。この巨大デモは民衆によるマドゥーロ支持を世界に知らしめるものでした。
 が、日本の大手メディアは、これを報道しませんから、ほとんど誰も知りません。ですから、「マドゥーロ=独裁者」という印象のみが広がっています。

 しかし「暫定大統領」グアイドという人物はどんな人物だったのでしょうか。
 そもそもグアイド議員が国会議長になったというのも、野党主要4党による合意の基に輪番でその座に就いたに過ぎないのです。しかも、グアイド議員が属する「大衆意志党」はその野党のなかでも最も少数の勢力なのです。
 そのうえグアイド議員、その党のなかでさえはトップではなくナンバー3にすぎません。他の野党代表すらもグアイド議員の暫定大統領就任を拒否するという事態でした。
*駐日ベネズエラ大使館のセイコウ・イシカワ大使の講演
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/10999
 にもかかわらず、グアイド議員がトランプ政権から「暫定大統領」に指名=任命されたのは、彼がアメリカに留学していたときから、CIAによって育てられ訓練されてきた人物だったからです。詳しくは下記を御覧ください。
*グアイド誕生裏話:アメリカの政権転覆研究所によるベネズエラ・クーデター指導者の作り方
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-58b3.html

 以下は長周新聞9回連載の「『神に選ばれた国』と『神に選ばれた民』に未来はあるか」の(4)です。しかし、そのための前置きが長くなりすぎたので、この「前置きの続き」は次回に回します。
  なお長周新聞のホームページには、9回連載が下記サイトで一挙に掲載されています。新聞画面を拡大しても文字が小さくて読めないという方は、下記のサイトを御覧いただけると有り難いと思います。
*「神に選ばれた国」と「神に選ばれた民」に未来はあるか
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/10854

長州新聞20190210神に選ばれた国と神に選ばれた民に未来はあるか④217
長州新聞20190210神に選ばれた国と神に選ばれた民に未来はあるか④218

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