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香港デモとベネズエラ――アメリカの「不安定化工作」と闘う民衆

国際教育(2019/08/03) 香港の「逃亡条例」、不安定化工作、ベネズエラの全土に及ぶ停電、メキシコ=チアパス州の先住民組織「サパティスタ」
「サパティスタ」の実質的な指導者だったマルコス副司令官
サパティスタ

 前回のブログで、香港の「逃亡条例」反対デモについて、下記のような題名で若干のコメントを書きました。
*香港「逃亡犯条例」反対デモにおけるアメリカの役割、中国への「不安定化工作」
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-347.html (07/11)

 すると、長周新聞(2019年7月17日)が私のブログ「百々峰だより」を取りあげて、他の研究者の考えも紹介しつつ、更なる解説を付けてくれました。
 そこで、本ブログの末尾にそれを紹介することにしたいと思いますが、私は香港デモの光景をみていて、すぐに浮かんだのはベネズエラの反政府デモでした。

 あのマドゥーロ政権に対する反対デモで乱暴狼藉の限りを尽くしているのは、ベネズエラの富裕層に属する若者たちです。貧困に苦しむ民衆は、ほとんどがマドゥーロ政権を支持しています。
 ところが欧米のメディアも日本のメディアも、マドゥーロ独裁政権が民衆を苦しめているという報道で満ちあふれています。政権転覆を目指すアメリカの不安定化工作に言及している大手メディアは皆無です。

 最近では、ベネズエラの発電設備に対する攻撃で、全土のあちこちが停電に追い込まれるという事態になりました。このような人権侵害・過酷な攻撃にたいしてもベネズエラ民衆は、揺らぐことなく、アメリカの攻撃に耐える姿勢を堅持しています。
 このベネズエラの現状について、私の敬愛する物理化学者・藤永茂氏は、93歳にもなる老軀を押して、氏のブログ「私の闇の奥」で、大手メディアの報道ぶりを怒りを込めて
告発しています。ぜひご一読いただければ幸いです。
*「ベネズエラについての報道」
https://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/8aaeaab21d468e844d21bd99830af85d

 また、ベネズエラ民衆の地を這うような闘いについて藤永氏は、同時に、次のような連載記事も書いています。氏はベネズエラ民衆の闘いを、メキシコの先住民「サパティスタ」の闘いと重ね合わせて解説していて、実に啓発させられました。
* サパティスタは強くなり大きくなりつつある(1)~(5)
https//blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/9184425477be7c02923c475c9c7000e4
https://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/7cf523f9ed9d99be087d863de6b0915c

 他方、中国包囲網の一環として、安倍政権は、アメリカの指示に従って韓国に対する経済制裁=輸出規制を強化しました。しかし、このような輸出規制はブーメラン効果となり、弱り切っている日本経済をさらに弱化させるでしょう。
 最近の参議院選挙で、山本太郎の率いる「れいわ新撰組」が、大手メディアの無視にもかかわらず、大量の得票を獲得し政党として認められる存在になったことは、安倍政権による上記のような外交経済政策=「民衆いじめの政策」にたいする反感を如実に示すものとなりました。
 日本の未来にひとすじの光を見る思いがしました。


長周新聞『香港』20190717354


<註> 関連記事として下記のものがあることに、あとで気づきました。
*「CIAと香港」
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201907300000/(櫻井ジャーナル2019.07.30)

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