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武漢ウイルス研究所に370万ドルもの資金援助!? ―― ブーメラン効果:アメリカは自分の仕掛けた戦争で苦しんでいる?その7

総合文化(2020/05/21) 武漢ウイルス研究所、NIAID(国立アレルギー感染症研究所)、
NIH(国立衛生研究所)、アンソニー・ファウチ所長、コロナウイルスの機能獲得研究
中国湖北省 武漢ウイルス研究所 武漢「水産物」市場

武漢ウイルス研究所
https://www.dailymail.co.uk/news/article-8211291/U-S-government-gave-3-7million-grant-Wuhan-lab-experimented-coronavirus-source-bats.html

 私は前回のブログで次のように書きました。
 「この翻訳を、『新型コロナウイルスを世界中にバラまく元凶は誰だったのか』を考える一助にしていただければ幸いです。というのは、『武漢ウイルス研究所に370万ドルの大金を援助していたのがアメリカ政府だった』ということが最近、暴露されたからです。これについては次回のブログで詳しく説明する予定です。」
 そこで先ず、「『武漢ウイルス研究所に370万ドルの大金を援助していたのがアメリカ政府だった』ということが最近、暴露された」ことを知らせる記事をどこで知ったのかという問題が出てきます。
 というのは、日本の大手メディアでは、私の知るかぎり、このことを報じたものは皆無だったからです。私がこの事実を知ったのは櫻井ジャーナルの次の記事からでした。
*米政府における伝染病対策の責任者が武漢で病毒性の強いコロナウイルスの研究か
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202005120001/ (2020.05.12)

 1968年6月に暗殺されたロバート・ケネディの息子、ロバート・ケネディ・ジュニアはワクチンの問題に取り組んできた。​そのジュニアが今回の新型コロナウイルス(COVID-19)について語っている​。それによると・・・
 コロナウイルスは通常、深刻な病気を引き起こすことはないが、強い病毒性を持つ形態に作り替えることもできる。そうしたウイルスを作り出す研究をNIAID(国立アレルギー感染症研究所)のアンソニー・ファウチ所長は行っていたのだが、2014年にバラク・オバマ大統領が研究の中止を命じた。
 そこでファウチは研究の拠点を武漢へ移動させる。そこには中国科学院武漢病毒研究所があった。NIAIDはNIH(国立衛生研究所)の下部機関だが、その​NIHが武漢の研究所へ研究費として370万ドルを提供していたことが明らかになっている。
 オバマ政権はホワイトハウスの内部にパンデミック対策を目的とするオフィスを設置していたが、ここは武漢のコロナウイルスに関する研究に資金をファウチを介して提供していた。ドナルド・トランプ大統領は2019年9月20日、そのオフィスへの資金提供を停止、30日に武漢では多くの研究者が解雇されたという。
 ・・・。2019年3月にはカナダのNML(ナショナル細菌研究所)から中国へ非常に毒性の強いウィルスが秘密裏に運ばれ、中国当局から抗議されたとも伝えられた。7月にはそのNMLから中国人研究者が追い出されたとする情報も流れている。


 上記の記事では、その出だしに「1968年6月に暗殺されたロバート・ケネディの息子、ロバート・ケネディ・ジュニアはワクチンの問題に取り組んできた。そのジュニアが今回の新型コロナウイルス(COVID-19)について語っている」と書かれています。
 ロバート・ケネディの息子、ロバート・ケネディ・ジュニアはワクチンの問題に取り組んできたという事実そのものが、私にとってひとつの驚きでした。私の無知を恥じるのみです。
 後で調べてみると、なんとロバート・ケネディ・ジュニアはワクチン反対運動の先頭に立つ人物のひとりだったのです。それについてはいずれ詳しく述べる機会をつくるつもりですが、いまここで重要なのは次のような事実です。
(1)コロナウイルスは通常、深刻な病気を引き起こすことはないが、強い病毒性を持つ形態に作り替えることもできる。
(2)NIAID(国立アレルギー感染症研究所)はNIH(国立衛生研究所)の下部機関。NIAID所長アンソニー・ファウチは、そうしたウイルスを作り出す研究をおこなっていた。
(3)バラク・オバマ大統領は2014年にその研究の中止を命じた。そこでファウチは研究の拠点を中国科学院「武漢ウイルス研究所」に移動させた。
(4)オバマ政権はホワイトハウスの内部にパンデミック対策を目的とするオフィスを設置し、ファウチを介して武漢の研究所に資金370万ドルを提供していた。
(5)ドナルド・トランプ大統領は2019年9月20日、そのオフィスへの資金提供を停止し、9月30日に武漢では多くの研究者が解雇されたという。

NIAID所長ファウチ
ファウチ所長

 以上のことから分かることは次のような事実です。
(1)トランプ大統領がそのオフィスへの資金提供を停止したのは2019年9月20日、武漢で多くの研究者が解雇されたのが9月30日だから、それまではコロナウイルスにたいする研究が続いていた。
(2)トランプ大統領は「新型コロナウイルスの流出源は武漢ウイルス研究所だ」と主張していた。つまり、故意に流出させたのではなく不注意で流失したにしろ「中国発」であることに変わりはない。
(3)しかし、その研究資金370万ドルの出所はアメリカ政府だったのだから、結局は新型コロナウイルスは「アメリカ発」だったことになる。つまり、トランプ大統領が最近まで「政府から武漢に研究資金が流れていたこと」を知らなかったのだとしても、「アメリカ発」だったことに変わりはない。

 しかし、ここで一つの疑問が湧いてきます。それは「オバマ大統領が2014年にファウチにたいしてコロナウイルスの研究中止を命じた」のは何故かということです。
 また同時に「中止されたコロナウイルスの研究が、何故よりにもよって仮想敵と目されている中国に外注(アウトソーシング)されたのか」という疑問も出てきます。
 これらについて上記の櫻井ジャーナルは何も述べていません。しかし武漢ウイルス研究所における研究は「機能獲得研究」であり、提供された370万ドルも1回だけではなかったということは、はっきりしています。
 というのは、Newsweek(2020年5月4日)は次のように述べているからです。
<国立衛生研究所(NIH)は2019年、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)を介して、武漢ウイルス研究所(WIV)に6年間で370万ドルを提供した。このお金は、「ウイルスの機能獲得研究」を含むいくつかの研究のためのものだったが、それ以前に5年間、コウモリのコロナウイルスを研究するために別の370万ドルが、すでに支払われていた。Politico紙によれば、NIHは2020年4月24日に最新の370万ドルのプロジェクトを中止した。>
https://www.newsweek.com/dr-fauci-dismisses-wuhan-lab-source-coronavirus-contradicting-trump-pompeo-1501924

 なんと驚いたことに、櫻井ジャーナルでは「トランプ大統領は2019年9月20日に資金提供を中止した」と言っているのに、Politico紙によれば、資金提供が中止されたのは2020年4月24日だったのです。
 しかも中国で新型コロナウイルスで大騒ぎが始まったのは、2019年末でしたから、このような事態になってもアメリカは新型コロナウイルスの「機能獲得研究」を支援し続けていたのです。
 おまけに、その支援金370万ドルは2度目のものであり、かつその研究目的が「コウモリのコロナウイルスの機能獲得研究」だったというのです。
 だとすれば一歩譲って、今回の新型コロナウイルス騒動は、トランプ大統領が言うように、「武漢ウイルス研究所からウイルスが不注意で外部に流出したもの」であったとしても、中国人どころか世界中の人々を病死させる根本原因は、アメリカによる資金提供だったとも言えるわけです。
 というのは、米国ラトガース大学の感染症専門家、リチャード・エブライト博士によれば、「コウモリのコロナウイルスの機能獲得研究」というのは、「遺伝子工学を使用して、ヒト細胞や実験動物に感染させるためにコロナウイルスの能力を強化すること」だからです。(Newsweek2020年5月4日)
 つまり「ひたすらコロナウイルスの変異を促し、種を越えてコウモリからヒトへ感染力を持つ変異株をつくる」研究ともいえるわけです。
 2019年から機能獲得研究を始めて、翌年には新型コロナのパンデミック発生、というタイミングの良さは、不思議と言うべきか絶妙と言うべきか。
 トランプ大統領は、中国を攻撃するつもりで新型コロナウイルスが「中国発」だと言ったのでしょうが、彼が投げたブーメランは、けっきょく回り回って自分のところに戻ってきたのでした。これこそ、もう一つの「ブーメラン効果」ではないでしょうか。


<追記>
 先に、私は二つの疑問を提起しておきました。それは「オバマ大統領が2014年にファウチ所長にたいしてコロナウイルスの研究中止を命じたのは何故か」「中止されたコロナウイルスの研究が、何故よりにもよって仮想敵と目されている中国に外注(アウトソーシング)されたのか」という疑問です。
 これらについては、後日あらためて私見を述べるつもりですが、それによって元大統領オバマ氏の偽善が明らかになるはずです。ちなみに、櫻井ジャーナルは、アメリカがロシアと中国を包囲するかたちで世界に配置している細菌研究所について、次のように書いています。これがノーベル平和賞に輝くオバマ氏の業績です。

 遅くとも2013年にロシアは、アメリカがロシアや中国の周辺に細菌兵器の研究施設を建設していると批判していた。すなわち、ウクライナ、アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタン、ジョージアなどである。そのうえさらに、アフガニスタン、パキスタン、台湾、フィリピン、韓国、そして日本にもアメリカ国防総省の影響下にある細菌に関する研究施設が存在しているという。( 2020.05.12)

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