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研究所「花だより」11~12月――心を暖めることが体を温め、免疫力は3-5倍も増強される

総合文化(2020/12/10) 市長の警告=脅迫、新型コロナウイルスの第3波?心と体の温度、鬱病と免疫力の低下、桂の紅葉、桂離宮、風知草、宮本百合子『風知草』、満天星(=灯台躑躅、どうだん つつじ)、秋明菊(しゅうめいぎく)

桂(かつら)の紅葉
桂_R

 岐阜では、このところ快晴が続いています。雲一つない空と暖かい太陽が私の心を浮き浮きさせます。
 10月31日(土)に救急車で岐阜大学病院に担ぎ込まれ11月6日(金)に退院し、その後、車椅子の生活を続けてきた私でも、やっと歩けるようになったから、散歩に行きたいという気分にさせられます。
 しかし、家を出ると突然、「市長の柴橋正直です。新型コロナウイルスの第3波が襲ってくる恐れがありますから不要不急の外出は控えてください。人と話をするときは必ず距離を取り、マスクをしたうえで話してください。それから・・・」などという声が空から降ってきます。
 岐阜市庁の広報用スピーカーが市内各所に据え付けられているからです。こんな声を聞くと、せっかく浮き浮きした気分で外出しようと思っていた私の気持ちは、一気に引き下げられ、憂鬱な気分になります。

 少なくとも私の近所では、コロナ騒ぎが起きて以来、この間、感染者もほとんどいませんし、まして誰一人として発症したとか死んだとかいう話も聞いたことがありません。
 むしろ死んだのは、このコロナ騒ぎで鬱病的になり、免疫力が大きく低下したひとが多いように思われます。
 というのは、知り合いの銀行員が、このコロナ騒ぎで自宅訪問を拒否されていたのですが、騒ぎも小康状態になったので、久しぶりに訪問しようとしたら、亡くなっていたそうです。それも一人や二人ではありません。しかも、皆さん高齢者でもなくコロナで死んだのでもなかったそうです。
 市長のスピーカーによる連日の脅迫が、皆の心を落ち込ませ、心が冷えると体も冷えます。体が冷えれば免疫力は一気に低下します。体温が一度下がると免疫力は30%も低下すると安保徹博士の本に書いてあります。
 市長は善意で、連日のようにスピーカーでがなり立てているのかも知れませんが、私にすれば、これはまったく逆効果しかもたらさなかったように見えます。(皮肉な見方をするひとからは、あれは次期市長選をみこした柴橋市長の選挙運動だ、という声もありました。)

風知草(ふうちそう)
風知草_R

 それはともかく、市長の言動とは逆に、心が明るくなる話題を聞かされれば心も明るくなります。そして心が明るくなると体温も上がり、体温が一度上がると免疫力は3~5倍になるそうです。
 そういうわけで、今回のブログは「研究所『花だより』11~12月」としました。少しでも「美しい花だより」を皆さんにお届けして、明るい気分になっていただきたいと思ったからです。
 本当は「研究所『花だより』11月」を一刻も早く書きたかったのですが、車椅子の生活が1ヶ月近くも続いたので、なかなか「花だより」を書く気力・体力が回復せず、今に至ってしまい、申し訳なく思っています。

 しかし、「花だより」と言っても、今では秋も深まって研究所の花も数が少なくなってしまいました。ところが嬉しいことに研究所の紅葉が花以上の美しさを発揮し、私の心を大いに和ませ、温めてくれました。
 その筆頭が冒頭に掲げた「桂の紅葉」です。研究所の庭はまったくの手作りですが、そこに植えた小さな桂の苗木が、もう10年も経たないうちにこんなに大きくなり、私たちの眼を大いに楽しませてくれました。
 ちなみに、京都の「桂離宮」は、このような桂の木々に囲まれた素晴らしい庭園があるはずだと思い、一度は必ず訪れたいと思っていたのですが、調べてみると「江戸時代の17世紀に皇族の八条宮の別邸」として造営され、桂川のちかくにあったから、この名が付けられたらしい、ということが分かり、一挙に「桂離宮」への関心が薄れました。
 冒頭の写真にあるとおり、「桂の紅葉」は目を見張らせる美しさがありますから、それが庭園一面に林立しているさまは、さぞかし息をのむような美しさであろうと想像していたのに、それが期待が一気に潰えてしまったからです。

 話が少し横に逸れましたが、写真のもうひとつは「風知草」です。この紅葉の美しさも(紅葉と言っても本当は「黄葉」とすべきなのかも知れませんが)、私のお気に入りの一つです。
 この美しさは単なる色の美しさだけではなく、流れるような細長い葉が、風が吹いたときそよぐ美しさからきているのでしょう。まさに「風を知らせる草」であり、「かぜしりぐさ」という別名のとおりです。
 ちなみに女流作家・宮本百合子に『風知草』という小説があり、私は名前だけは知っていたのですが、岐阜に家を建て、庭を手作りでつくったとき家人(かじん)が、この風知草を買ってくるまで、私はその実物を知りませんでした。


満天星(どうだんつつじ)         秋明菊(しゅうめいぎく)
満天星 (どうだんつつじ)_R 秋明菊(しゅうめいぎく)_R

 桂の美しさは「紅葉」ならぬ「黄葉」にあるのですが、文字通り「紅葉」の美しさで筆頭に立つのが、上に掲げた「満天星ドウダンツツジ」ではないでしょうか。この深紅の美しさは、複数林立するといっそう際だってきます。
 それを売り物にした寺院が近くにあり、その大龍寺の宣伝文には、「境内には千本以上の満天星つつじがあり、4月中旬の花の盛りと11月後半に紅葉した様子は見事でございます」と書いてあります。
 なお、「ドウダンツツジ」は漢字で書くと「灯台躑躅」となり、これはウィキペディアによると、「ドウダン」は、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものだそうです。
 それを「満天星」と表記するのは、本種の中国語名の表記をそのまま引用し、和名のドウダンツツジの読みを充てたものだそうですが、今では「ドウダンツツジ」を漢字で表記するとき、「灯台躑躅」ではなく、「満天星」が一般的になってしまいました。

 さて満天星の隣は、「秋明菊(シュウメイギク)」です。秋の風情を感じさせる優雅な花で、切り花をはじめ、花壇や鉢植えに広く利用されていますが、私は玄関の一輪挿しに入れて訪問客に楽しんでもらうことにしています。
 わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。これが「キブネ ギク」で、これが本来のシュウメイギクだそうです。私の庭の秋明菊も野草化して、庭のあちこちに点在しています。
 ただし、現在は「キブネ ギク」と類似のいくつかの種、これらの交配種も含めて、総称的にシュウメイギクと呼ばれていて、色もいろいろ。写真の秋明菊は白色ですが、庭にはピンク色などの数種類がいつのまにか自生し始めて私たちを楽しませてくれています。


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