画期的なポルトガルでの判決――奇々怪々なる「新型コロナウイルス用PCR検査の開発劇」
新型コロナウイルス用のPCR検査を開発したドロステン博士

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前回のブログでは、ドイツ政府が「致死率の極めて低い」「持病もちの高齢者からしか死亡者が出ていない新型コロナウイルス」を、極めて危険なウイルスであるかのように見せかけるために、意図的に恐怖作戦を展開してきたことを紹介しました。
そしてWHOもその路線にそって各国政府を指導してきました。
たとえばPCR検査で陽性だったひとが死亡した場合は、そのひとが他の疾患をもっていたとしても死亡の原因が新型コロナウイルスであったかのように死亡診断書を書くよう指導したり、死亡の原因を確かめるために医者が検死しようとしても、それを医者に禁じたりしてきました。
つまり各国政府の首脳は、今回のコロナウイルスが弱毒性であることを知っていながら、国民全員にコロナウイルスへの脅威を煽り立てていたということになります。
新型コロナウイルスの脅威を煽り立てる方法は実に簡単です。PCR検査の実施回数を増やせば、たちどころに陽性者を増やすことができるからです。
しかし陽性者=発症者ではありません。にもかかわらず国民には陽性者=感染者であり他人に感染させる危険があるからという理由で隔離してしまえば、ますます国民の新型コロナウイルスへの恐怖感は高まります。
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ところが最近、このPCR検査は感染者を特定できないという調査・研究結果が続々と発表されるようになりました。その代表的なものをあげるとすれば次の二つでしょう。原文は英語ですが下記に翻訳が載せられています。
* ドイツ・コロナ調査委員会による告発―PCR検査による偽のパンデミックは、人道にたいする罪だ
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-category-63.html
* COVID-19 PCR 検査は科学的に無意味。全世界が Sars-Cov-2 感染を「診断」するために RT-PCR に依存しているが、科学的見地は明らか:診断目的には不適切
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-428.html
上の一番目の記事は、記者会見の文字起こしです。長文ですが非常に説得力があるので飽きずに読み通すことができます。
これは、良心的な医者や科学者・弁護士たちがドイツ議会があてにならないというので独自の調査委員会をたちあげ、その結果を元に、ドイツ政府の疫病管理者だけでなくWHOテドロス事務局長までをも、「人道に対する罪」で集団告訴することを考えているようすが、ひしひしと伝わってきます。
また二番目のものは、ふたりの調査報道記者が、さまざまな研究者に直接会って話を聞いたり、メールや手紙の遣り取りを通じて、現在のコロナ騒ぎの実態を綿密に調べ尽くした結果をまとめたものです。
彼らがインタビューしたりメールや手紙の遣り取りを通じて接触したどの研究者も、「コッホの4原則」を満たす新型コロナウイルスの存在を知らないと回答しているのです。これは驚くべきことではないでしょうか。
私は今までにさまざまな報道記事をみてきましたが、これを越える緻密な論文記事をいまだに読んだことがありません。暇なときにでもぜひ目をとおしていただきたいと思います。
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また最近、下記の報道が知らせるとおり、ポルトガルで画期的な判決が出ました。「PCRテストの97%が信頼できない」というのです。(この記事はまだ翻訳が出ていないのですが近々に『寺島メソッド翻訳NEWS』に載る予定です。)
* Landmark legal ruling finds that Covid tests are not fit for purpose. So what do the MSM do? They ignore it (PCRテストは目的に合わないとの画期的な判決。さて大手メデイアはどうする?彼らは無視しているが)
https://www.rt.com/op-ed/507937-covid-pcr-test-fail/(27 Nov, 2020)
ところが、この画期的な判決が出たにもかかわらず、大手メディアはこれを全く無視して報道しようとしていません。というよりも、自分が今までに報道してきたことを全て覆されてしまうから、恥ずかしくて報道できないのかも知れません。
とはいえ、このような判決がでることはあらかじめ予想できたことでもありました。というのは、PCR検査を発明しノーベル科学賞を受賞したキャリー・マリス博士自身が、ウイルス検査にPCRを使うことに強力に反対していたからです。
しかし残念ながらマリス博士は、このコロナ騒ぎが起きる直前の2019年8月7日に不審な死を遂げています(74歳)。彼が今も生きていれば、PCR検査に強力に反対していたでしょうし、今回のようなコロナ騒ぎは起きていなかったでしょう。
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ところで、PCR検査について、ここで注目しておきたい事実があります。
それは今や世界中で使われている診断用PCR検査は、ドイツのドロステン博士によって開発され、何と驚いたことに、中国で研究者たちが「新型」とされるコロナウイルスの全容を解明する以前に、PCRによる検査方法は完成したと発表されているのです。
それを時系列で詳しく追ってみると次のようになります。
https://www.youtube.com/watch?v=VTCUgc1ytg8&feature=youtu.be(ビデオ開始から3分18秒のところ)
2019年12月30日、ソーシャルメディアでSARSウイルス患者が出たかも知れないという噂がネット上で流れる。
12月31日、中国の調査チームが武漢に送り込まれる。
2020年1月1日、ベルリン医科大学シャリテー病院のクリスティアン・ドロステン博士はネットの噂を信頼し、まだ新型コロナウイルスの実態が何も分かっていないのにコロナウイルス検査のためのPCRテストを開発し始める。
1月21日、テスト完成は非公式に発表される。
1月21日、WHOはこのドロステン博士のテストの信頼性を確かめることもせず、世界のスタンダードテストとして使うように世界各国に推奨。
1月23日、ドロステン博士の開発したPCRテストについての論文が正式に発表される。
1月24日、中国から初めての報告書が提出される。
2月3日、中国の調査チームはこの報告書を基に、正式に新型コロナウイルスの全遺伝子を解読した経緯をまとめ、論文を公開。
3月11日、この論文が認められ、新型コロナウイルスはWHOによってパンデミック指定された。
上記の時系列を追ってみると、中国の研究者たちが正式に新型コロナウイルスの全遺伝子を解読した経緯をまとめて論文を公開したのが2月3日なのに、ドロステン博士は、1月21日にテスト完成を発表しているのです。
新型コロナウイルスの遺伝子の解読が終わっていないのに、そのウイルスを発見するPCRテストの完成がどうして可能なのでしょうか。
ドロステン博士は、中国で発生することになっているウイルスについて、あらかじめ情報を得ていたのでしょうか。
しかもドロステンPCRのテスト完成が非公式に発表された同日に、WHOは、このドロステン博士のテストの信頼性を確かめることもせず、このテストを世界のスタンダードだとして世界各国に推奨しているのです。
ドロステン博士の開発したPCRテストについての論文が正式に発表されたのが、1月23日ですから、それ以前の1月21日に、WHOは、どうしてこのテストを世界のスタンダードだとして世界各国に推奨できるのでしょうか。
まして、中国の研究者たちが全遺伝子解析を終えたと発表したのが2月3日ですから、その二週間近くも前の1月21日に、どうしてWHOは、ドロステンPCRテストを世界のスタンダードだとして世界各国に推奨できたのでしょうか。

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このように考えると、ドロステン博士と同じように、WHOも、このウイルスがどのようなものかを知っていた疑いが強くなります。
知っていたからこそPCRテストについての正式論文を待つ必要はなかったし、新型コロナウイルス全遺伝子を解読した中国研究者からの正式論文を待つ必要もなかったのでしょう。
つまりドロステン博士とWHOのテドロス事務局長は、「一つ穴の狢(ひとつあなのむじな)」だったのではなかったのかという疑いが極めて強くなります。彼らはどのようなウイルスが中国の武漢で発生するかをあらかじめ知っていたのではないかという疑いです。
というのは、中国政府は1月7日に探し出した「新種のウイルスを確認した」と発表し、そのコロナウイルスは、WHOにより“2019-nCoV”と名付けられていたからです。
しかも、その名称は、ゲイツ財団、WEF(世界経済フォーラム)、ジョンホプキンズ大学の三者によって2019年10月18日におこなわれた「イベント201」というパンデミックの模擬演習の際に使われた名称と全く同じでした。
この模擬演習は、コロナウイルスの流行蔓延で6500万人が死亡するという模擬演習でした。金融界の代表として世界経済フォーラム(WEF)が資金を出し、巨大製薬会社の代表としてメリンダ&ビル・ゲイツ財団が資金を出しています。
この会議は民間企業が主導権を握っていました。参入したのは企業の幹部、財団、金融機関、銀行、巨大製薬会社、CIAなどで、WHOや国の公的な保健省の代表は参入していませんでした(アメリカ疾病予防管理センターと中国疾病予防管理センターは例外)。
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-354.html
https://www.centerforhealthsecurity.org/event201/
そして、その後の展開は、この会議でおこなわれた模擬演習のとおり進行しています。 しかし、もっと恐ろしいことは、この会議にCIAが参加していたり、その模擬演習で使われたコロナウイルスの名称“2019-nCoV”が、WHOにより、そのまま武漢で発生したコロナウイルスの名称として使われたということです。
私に「ドロステン博士やWHOのテドロス事務局長は新しいコロナウイルスがどんなものかをあらかじめ知っていたのではないか」という疑念が浮かんだのも、このような事情があったからでした。
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私の頭に上記のような疑念が浮かんだもう一つの理由は、武漢で発生したコロナウイルスの出所としてトランプ大統領が最初に疑ったのが武漢ウイルス研究所でしたが、「その武漢ウイルス研究所に370万ドルの大金を援助していたのが当のアメリカ政府だった」という事実です。
トランプ大統領もホワイトハウスに入った当初は、多分この事実を知らなかったのでしょうが、私がこの事実を知ったのは櫻井ジャーナルの次の記事からでした。
*米政府における伝染病対策の責任者が武漢で病毒性の強いコロナウイルスの研究か
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202005120001/(2020.05.12)
1968年6月に暗殺されたロバート・ケネディの息子、ロバート・ケネディ・ジュニアは、長年ワクチンの問題に取り組んできた。
そのジュニアが今回の新型コロナウイルス(COVID-19)について語っている。それによると・・・
コロナウイルスは通常、深刻な病気を引き起こすことはないが、強い病毒性を持つ形態に作り替えることもできる。そうしたウイルスを作り出す研究をNIAID(国立アレルギー感染症研究所)のアンソニー・ファウチ所長は行っていたのだが、バラク・オバマ大統領が2014年に研究の中止を命じた。
そこでファウチは研究の拠点を武漢へ移動させる。そこには中国科学院武漢病毒研究所があった。NIAIDはNIH(国立衛生研究所)の下部機関だが、そのNIHが武漢の研究所へ研究費として370万ドルを提供していたことが明らかになっている。
オバマ政権はホワイトハウスの内部にパンデミック対策を目的とするオフィスを設置していたが、ここは武漢のコロナウイルスに関する研究に資金をファウチを介して提供していた。ドナルド・トランプ大統領は2019年9月20日、そのオフィスへの資金提供を停止、30日に武漢では多くの研究者が解雇されたという。
・・・。2019年3月にはカナダのNML(ナショナル細菌研究所)から中国へ非常に毒性の強いウィルスが秘密裏に運ばれ、中国当局から抗議されたとも伝えられた。7月にはそのNMLから中国人研究者が追い出されたとする情報も流れている。
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国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長がおこなっていた「強い病毒性を持つ形態に作り替えるコロナウイルス研究」を、オバマ大統領が2014年に、その研究中止を命じた理由は、ここでは書かれていません。
しかし、その頃に陸軍細菌研究所で事故が起き、しばらく閉鎖されるという事件がありましたから、オバマ大統領は似た事件が起きるのを警戒したのかも知れません。
また、そもそも細菌兵器は仮想敵国の周辺に研究所をつくって、できあがった細菌兵器をその敵国にたいして使った方が、自国でつくって敵国まで運搬する手間ひまが省けますから便利です。
まして仮想敵国の内部でアメリカの細菌兵器を研究できるとなれば、こんなに美味しい話はありません。もし中国をたたきたいのであれば、武漢ウイルス研究所で研究し作成ささせれば、こんなに便利なことはないでしょう。
私の頭に、ドロステン博士やテドロスWHO事務局長が、あらかじめ新型コロナウイルスについて十分な知識があったのではないかという疑問が湧いたのは、先述のとおり、このような事実を知っていたからです。
しかし今のところ、新型コロナウイルスは武漢ウイルス研究所で作成されたという明確な証拠を私は見つけていません。私の頭に上記のような疑問が湧いてきた経緯を述べたに過ぎません。
また、もうひとつ疑問が湧いてくるのは、「イベント201」に参加していたのは、巨大製薬会社やCIAなどで、WHOは参加していませんでした。
にもかかわらずテドロスWHO事務局長は、新型コロナウイルス“2019-nCoV”についてどのようにしてあらかじめ知り得たのかという疑問です。
そこで思い浮かぶのがゲイツ財団です。WHOは今やゲイツ財団なしでは財政的に生きていけない状態になっているからです。
またテドロスWHO事務局長はいかにして誕生したかという問題もあります。しかし、もう十分長くなってきていますので、これについては次回に回します。
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