『ウクライナ問題の正体1,2』の書評、その2
ウクライナ(2022/09/24)
こいつなら 使えそうだと 白羽の矢 彼(か)はユダヤ人 喜劇役者
「人民の 僕(しもべ)」演じて 大人気 フォロアーたちまち 一千万人
ドラマでは 「人民の僕」 演じたが 当選したら 「富豪の僕」
ネオナチを 野放し公認 政敵は 投獄・暗殺・誘拐・拷問
「戦争の 真実(まこと)伝える」 とテレビ報道 国営化して一本に統合
第二次大戦以降のアメリカによる外国干渉(&戦争)
https://libya360.wordpress.com/2022/09/17/ukraine-war-divided-left-social-patriots-and-the-anti-imperialism-of-fools/
書評2『ウクライナ問題の正体2』
大手メディアが語らない(語れない)ゼレンスキーの正体を明らかにする書
本書は寺島氏がブログ『百々峰便り』に連載したウクライナ関係の記事に加筆、再編集して緊急出版された二冊のうちの一冊である。
この本のハイライトは副題「ゼレンスキーの闇を撃つ」が示すように彼がどのようにして大統領となったのか、彼は当選後に何をしたのかが明らかにされている点である。
第1章には彼が大統領となるまでの経緯が書かれているが、私は氏のブログで最初にこの記事を読んだときに「これほどまで周到に準備されていたのか」と驚きを禁じ得なかった。
「ゼレンスキーを大統領として売り出すために、世界の芸能界・メディア界が総力をあげて協力し(p.80)」てきた過程が具(つぶさ)に書かれている。
* こいつなら 使えそうだと 白羽の矢 彼(か)はユダヤ人 喜劇役者
* 「人民の 僕(しもべ)」演じて 大人気 フォロアーたちまち 一千万人
* ドラマでは 「人民の僕」 演じたが 当選したら 「富豪の僕」
大統領になってからのゼレンスキーの言動については第2章、第3章に紹介されている。アゾフスタル製鉄所に立てこもっている戦闘員からの降伏許可の要求に「降伏した者は即時処刑する」と脅したり(p.37)、「ロシアとの交渉を求めるウクライナの市長が次々との暗殺され(p.61)」ている実態が告発されている。
* ネオナチを 野放し公認 政敵は 投獄・暗殺・誘拐・拷問
* 殴打され 手錠をされた 野党党首 メドベチェクの 公開写真 (p.64)
* 「戦争の 真実伝える」 とテレビ報道 国営化して一本に統合 *真実(まこと)
本書の主題は「ゼレンスキーの正体」だが、他にも私が注目した記述がある。それは著者がウクライナ問題を論じながら、つねにそれを他人事ではなく日本人の問題として問い返していることだ。
1)キエフ政府は製鉄所に立てこもっている軍に対して「絶対に投降するな」と命令
→ 天皇制政府と軍部はアジア太平洋戦争のとき米軍の攻撃に対して「玉砕するまで戦え」と命令 p.28
2)ロシア軍の攻撃に対してウクライナ軍は市民の後ろに身を隠した。
→ フィリピンのマニラ市内に立てこもった日本軍も同じ戦術を使った。 p.41
3)米国はウクライナの生物兵器研究所にロシア軍が到着する前に研究成果を破棄するように命じた。
→ 日本軍は敗戦が確実になったときに満州にあった「731部隊」の細菌兵器研究所を慌てて爆破して退
散した。 p.133
私が注目したことはもうひとつある。それは、筆者が西側情報を鵜呑みにせずに自分の頭で少し考えてみればその嘘が見抜けると述べている点である。
(1)ロシア軍がスーパーマーケットから水や食糧を略奪する、との記事に対して「ロシア軍は兵士に食糧や水すら与えていないんでしょうかね」と大手メディアの解説者
→ 包囲する側のロシア軍がそんな事態になるはずがない。 p.35
(2)オバマ大統領が「アサド政権が化学兵器を使ったらそれをレッドラインとして攻撃を始める」と宣言し、
その警告のとおりシリアはそれを使い米軍は攻撃を開始した。
→ 警告を受けながら、その通りむざむざ批判を受ける行動をとる馬鹿はいない。 p.50
(3)ロシア軍はキエフから撤退するときにブチャで住民を虐殺した。
→ ロシア軍はわざわざ民間人を殺害しても何も得るところはない。世界世論を敵に回すだけだ。p.57
この「常識的な目で見る」ことができれば、いま現在 (8/25)、話題となっているサポリージャ原発をどちらが攻撃しているかはすぐに分かる。
ここはロシアが軍事作戦を開始し直後に支配下に収めたところだが、ロシア軍が核汚染の危険を起こさないように守っている原発をどうして自ら攻撃する必要があるのか。
「原発を自ら攻撃することによってウクライナ軍にその罪をなすりつけようとしている」というウクライナ軍の主張はどう考えてもおかしい。
なお、この問題については寺島氏の最近のブログ『百々峰便り』や氏の研究所に付属するサイト『翻訳NEWS』でも取り上げられている。
こいつなら 使えそうだと 白羽の矢 彼(か)はユダヤ人 喜劇役者
「人民の 僕(しもべ)」演じて 大人気 フォロアーたちまち 一千万人
ドラマでは 「人民の僕」 演じたが 当選したら 「富豪の僕」
ネオナチを 野放し公認 政敵は 投獄・暗殺・誘拐・拷問
「戦争の 真実(まこと)伝える」 とテレビ報道 国営化して一本に統合
第二次大戦以降のアメリカによる外国干渉(&戦争)
https://libya360.wordpress.com/2022/09/17/ukraine-war-divided-left-social-patriots-and-the-anti-imperialism-of-fools/
書評2『ウクライナ問題の正体2』
大手メディアが語らない(語れない)ゼレンスキーの正体を明らかにする書
本書は寺島氏がブログ『百々峰便り』に連載したウクライナ関係の記事に加筆、再編集して緊急出版された二冊のうちの一冊である。
この本のハイライトは副題「ゼレンスキーの闇を撃つ」が示すように彼がどのようにして大統領となったのか、彼は当選後に何をしたのかが明らかにされている点である。
第1章には彼が大統領となるまでの経緯が書かれているが、私は氏のブログで最初にこの記事を読んだときに「これほどまで周到に準備されていたのか」と驚きを禁じ得なかった。
「ゼレンスキーを大統領として売り出すために、世界の芸能界・メディア界が総力をあげて協力し(p.80)」てきた過程が具(つぶさ)に書かれている。
* こいつなら 使えそうだと 白羽の矢 彼(か)はユダヤ人 喜劇役者
* 「人民の 僕(しもべ)」演じて 大人気 フォロアーたちまち 一千万人
* ドラマでは 「人民の僕」 演じたが 当選したら 「富豪の僕」
大統領になってからのゼレンスキーの言動については第2章、第3章に紹介されている。アゾフスタル製鉄所に立てこもっている戦闘員からの降伏許可の要求に「降伏した者は即時処刑する」と脅したり(p.37)、「ロシアとの交渉を求めるウクライナの市長が次々との暗殺され(p.61)」ている実態が告発されている。
* ネオナチを 野放し公認 政敵は 投獄・暗殺・誘拐・拷問
* 殴打され 手錠をされた 野党党首 メドベチェクの 公開写真 (p.64)
* 「戦争の 真実伝える」 とテレビ報道 国営化して一本に統合 *真実(まこと)
本書の主題は「ゼレンスキーの正体」だが、他にも私が注目した記述がある。それは著者がウクライナ問題を論じながら、つねにそれを他人事ではなく日本人の問題として問い返していることだ。
1)キエフ政府は製鉄所に立てこもっている軍に対して「絶対に投降するな」と命令
→ 天皇制政府と軍部はアジア太平洋戦争のとき米軍の攻撃に対して「玉砕するまで戦え」と命令 p.28
2)ロシア軍の攻撃に対してウクライナ軍は市民の後ろに身を隠した。
→ フィリピンのマニラ市内に立てこもった日本軍も同じ戦術を使った。 p.41
3)米国はウクライナの生物兵器研究所にロシア軍が到着する前に研究成果を破棄するように命じた。
→ 日本軍は敗戦が確実になったときに満州にあった「731部隊」の細菌兵器研究所を慌てて爆破して退
散した。 p.133
私が注目したことはもうひとつある。それは、筆者が西側情報を鵜呑みにせずに自分の頭で少し考えてみればその嘘が見抜けると述べている点である。
(1)ロシア軍がスーパーマーケットから水や食糧を略奪する、との記事に対して「ロシア軍は兵士に食糧や水すら与えていないんでしょうかね」と大手メディアの解説者
→ 包囲する側のロシア軍がそんな事態になるはずがない。 p.35
(2)オバマ大統領が「アサド政権が化学兵器を使ったらそれをレッドラインとして攻撃を始める」と宣言し、
その警告のとおりシリアはそれを使い米軍は攻撃を開始した。
→ 警告を受けながら、その通りむざむざ批判を受ける行動をとる馬鹿はいない。 p.50
(3)ロシア軍はキエフから撤退するときにブチャで住民を虐殺した。
→ ロシア軍はわざわざ民間人を殺害しても何も得るところはない。世界世論を敵に回すだけだ。p.57
この「常識的な目で見る」ことができれば、いま現在 (8/25)、話題となっているサポリージャ原発をどちらが攻撃しているかはすぐに分かる。
ここはロシアが軍事作戦を開始し直後に支配下に収めたところだが、ロシア軍が核汚染の危険を起こさないように守っている原発をどうして自ら攻撃する必要があるのか。
「原発を自ら攻撃することによってウクライナ軍にその罪をなすりつけようとしている」というウクライナ軍の主張はどう考えてもおかしい。
なお、この問題については寺島氏の最近のブログ『百々峰便り』や氏の研究所に付属するサイト『翻訳NEWS』でも取り上げられている。
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